青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

睦月・川間

2024年12月07日 10時00分00秒 | カレンダー

(川面に映る青空や@東武野田線 南桜井~川間)

早くも12月なので、恒例のカレンダー企画をぼちぼち始めてみることにするのだが、2024年はどうでしたかねえ。まあ、そもそも1月1日から能登半島の巨大地震が起こってしまったし、各地の自然災害は続いて東北や中国地方で鉄路の寸断は続くし、少子高齢化の中でのインフレと雇用状況の悪化で経営自体がままならず、いすみ鉄道は脱線事故に起因した全面的な路盤回収の必要があって長期運休中だし、やはり脱線事故から全線のレール補修で長期運休を余儀なくされた弘南鉄道は、長年存廃論議に揺れていた大鰐線の廃止を表明しましたよね。単なる乗客減の赤字困窮というこれまでの形とは異なり、働く側からのインフラの瓦解みたいなものが目立ってきて、鉄道を維持するための新たなフェーズに入って来たなあ・・・という感じも致します。JR東日本も、12月に入って2025年春以降の大規模な値上げを発表しましたが、とかく喧伝されるのが少子高齢化&コロナによる収益の先細りと、高騰するインフラ維持コストと従業員確保のための人件費増という四重苦。そもそも、JREなんかは社長自らが「いかに鉄道に依存しない収益体制を作るか」と言ってはばからないですからねえ。JR東日本も久留里線の末端区間の廃止を表明しましたけど、これは災害などの外的要因に因らない初めての廃線なんだそうですね。そういう「今までになかったこと」は、来年以降もボ-ダレスに次々と現れて来るであろう鉄道業界。「なくなる」とか「終わる」の話はこの趣味の常なので、したいことはさっさとしておいたほうがいいようです。

さて、2024年1月は・・・年末に撮りに行って消化不良だった東武8111Fを改めて追っかけて江戸川の鉄橋まで行ったんだっけかな。野田線も、新車の80000系の投入が発表されてますし、東武本社も「野田線は新車を入れて5両に減車」というのが基本計画なので、8111Fはあくまでそれまでの時間稼ぎでしょうからね。いついなくなってもいいように、しっかり撮り残しのないように撮っておくほうがよさそうです。

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