(嗚呼、愛しの60形@富山地方鉄道・岩峅寺駅)
秋と言えば富山。秋分の日を利用しての三連休、最近は富山に行くのが恒例になっています。どうせ行くなら季節を変えた方がいいんでないかい?という意見も分からなくもないのだけど、遠出するのに適した時期と言うものもあるんだよなあ。しかし、寺田の駅で、朝から三連発でやって来た東急8590系に面食らった。前の年の秋に富山を訪れた頃は、まだ10020形や14020形が元気に活躍していたのを思うと隔世の感があるな・・・なんて思いながら、最後の自社発注車である14760形を見つけてはせっせと追い掛け写し止める作業を繰り返した。車体の外観を撮ってばかりじゃ飽き足らなくなって、岩峅寺で上滝線の折り返し待ちの60形の運転台をファインダーに収める。使い古されたマスコン周りに輝く「Toyodenki」の彫り文字がカッコいい。毎年秋の富山行きは一泊してくるんだけど、今回はコロナ禍の中という事もあり、宿泊までは出来なかったのが勿体無かったな。
そして、何だかんだと細かい時間を見付けては箱根にせっせと通っていた。結局、朝から昼前くらいまで登山線の沿線で遊んで、お腹が空いた頃合いくらいで自宅に帰る。そんなある意味ルーティーンとも言える行動を繰り返しているうちに、箱根と言う場所は家庭と趣味の両立に非常に良い距離にある場所なのだと知る。もう何度歩いたか分からない荏原踏切に繋がる大平台の小道で、秋の訪れを告げる彼岸花が咲き競っていた。山をしっとりと濡らす秋雨、氷河急行色のサンモリッツを添えて。
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