青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

文月・妙見ケーブル/葉月・秋鹿町

2023年12月27日 17時00分00秒 | カレンダー

(最後の夏を昇り降り@妙見ケーブル)

7月は、三連休を利用して久々の関西遠征を。朝一番の新幹線に乗って、初日は7年ぶりくらいに神戸電鉄を訪問。新開地のホルモン屋でビールを煽って翌日は北条鉄道→能勢電鉄と回った関西2days。そうそう、このブログでは北条鉄道までしか触れなかったんですけど、能勢電が動かしている妙見ケーブルが年内で営業を終える・・・と聞いて、んじゃあ行くかってことで午後の三宮から「妙見の森きっぷ」を持って向かったんですよね。宝塚線の急行って名前ばっかりの急行なんで、十三から川西能勢口って案外時間がかかってしまい、能勢電を山下で乗り換えて妙見口の駅に着いたのが午後遅く。妙見ケーブルに向かうバスはとっくに終わってしまっていた。汗を拭き拭きカンカン照りの里山の道を歩くこと20分、兵庫県と大阪府の県境を越えると、妙見ケーブルの黒川駅へ辿り着いた。一面の夏の深緑の森を、やじろべえの如く昇り降りするケーブルカー。山の風に吹かれながら取り急ぎ山上駅までの一往復。妙見の森に、ケーブルの擦れる音が聞こえた、最後の夏の思い出。

8月。夏休みの長期休暇。直前で切符を手配して向かったのは神話の国・出雲。一畑電車の撮影を中心に宍道湖や出雲大社、そして長年憧れていた温泉津温泉を訪れることが出来ました。まとまった休みが取れるのが毎年夏くらいなので、なかなか関東甲信越を飛び出せないんですけどね。往復が高速夜行バスの「スサノオ号」というハードな旅程を組んでしまって結構消耗。身動きが取れない夜行バスは片道だけでも良かったかなと。出雲だったらサンライズで!って思うところもあったんだけど、流石に夏休みに直前の予約でチケットを取れるほどは甘くありませんでねえ。二日間じっくり腰を据えて撮影した一畑電車からは、真夏を謳歌する秋鹿町の駅。宍道湖の青さもあいまって、素晴らしいロケーション。このロケーションに似合うのは、やっぱり一畑電車のイメージカラーであるオレンジをたっぷりと纏った最古参の京王5000系しかありません。本数は少ない平日の日中、レンタカーのエアコンをガンガンに効かせながら、ゆっくりとホームにやって来た電車を撮影したのでありました。


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