青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

夏休み

2007年07月18日 00時25分31秒 | 日常
今年の夏休みは、8月第2週とちょいと早めになりそう。

某HPによると山陰攻めるとか言ってますが、私もその予定だったので場所がかぶりそうですね(笑)。まあ、お互いドライブのテイストは違うんだけど…

間違いなく裏匹見峡には先に行かれるであろう(笑)。
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早起きは三文のなんとやら

2007年07月15日 10時50分18秒 | 日常
(写真:好山荘玄関ロビー)

雑然としているが、どこも山の宿ってのはこんなもの。

●好山荘
この土湯峠周辺には、下から野地、新野地、赤湯、鷲倉、幕川の5つの温泉があるが、その中でもここ赤湯が一番鄙びた雰囲気を残している。平屋建ての旧館は、昔はこけし職人の工房だったんだそうな。今でも、11月を過ぎると宿の主人は里へ降りて行って、冬の間はこけし職人として過ごすらしい。
この土湯峠周辺の宿の中では未だに自炊の長逗留を受け入れる唯一の宿で、薄暗い廊下の横に伸びる自炊部屋には洗濯物が垂れ下がっている。鳴子のまるみやのご主人曰く「自炊を受け入れる宿は基本的に安い」と言う事で、ご多分に漏れずこの界隈では最安の価格で宿泊出来る。確かに設備は古いのかもしれないが、トイレは水洗だし特に気になる事もないですね。古いの慣れてるし。
ここのウリは2種類の温泉。名前の由来である赤湯は鉄分を含んだ土臭いお湯で、入ると体はまっ黄色になるのが難点だがやたらと暖まる。駐車場の庭先にある露天風呂は白湯で、素朴な掘っ立て風味の東屋には青いビニールシートが掛かっているのが手作り感満点(笑)。つか、こーいう作りがこの宿の工事現場っぽい雰囲気をさらに引き立てているように思う。高原の涼しい風が気持ちいい。

●メシ
グッピー氏と露天風呂でダラダラして、部屋に戻って夕寝をしているとメシの時間になった。8,550円の料金ではそう大したものは出て来ないのは承知していたが豚肉の陶板焼きやらカニグラタンやらマグロの刺身など何と言うかコンセプト無視のとりとめのないメニューは前回来た時と変わっていない。実家のメシみたいだ。ウチの実家もカレーなのにアジの開きが出て来たりとかよくやるんで…(笑)。
ご飯はオヒツなんてケチな事は言わずに電気釜でドカンと提供される。…これ、一升近くあるんじゃねーか?とか何とか言いつつみんなで食っちゃったけどw

部屋に戻り、さらにダラダラとテレビを見たり夜の露天風呂に入ったり。露天風呂から帰って来た時には霧が晴れて、夜空には満天の星が広がっていた。そう言えば、今日は七夕だったな。

●翌朝
朝4時半に何となく目が覚める。元々旅先では長く寝ていられないタチ。普段なら時間を確認して再度睡眠に復帰(?)するのであるが、窓の外はほの明るい。昨日の晩は星空だったので、ピーンと来て朝日を見に行く事とする。この時期の日の出の時間は、4時半から5時の間だったなあと記憶していたので…
薄暗い部屋の中でちょっとゴソゴソ。同行の氏は爆睡中だが、そっと部屋から出て土湯峠のほうへ行ってみる事とした。早朝の峠道は、7月だというのに涼しいを通り越して寒い。
宿を出て車で10分、土湯峠手前の幕川温泉の入口(地図)にちょうど展望の開ける場所があった。東の方角を見晴らすと、吾妻の山々の向こうから神々しいほどの朝日が昇って来た。息を呑む標高1200mからの眺め。福島盆地には雲海が広がり、朝日が雲海を紅く染める。
しばらく峠から旧道を流してみる。崖際を走る旧道の眼下に広がる雲海。車を止めて眺望に目を凝らすと、遠く浮かぶのは…方向的にあれは蔵王だろうか。早朝の峠道は車もおらず、ただただ鳥のさえずりと冷えた空気が支配する。早起きが苦にならない性格で良かったと思えるひと時だ。
ちなみに梅雨時の福島中通りの気象条件は、湿気を含んだ空気が山と盆地の間を行ったり来たりするようで、夜に山で冷やされた空気が盆地に降りて行って雲海を作り→昼は盆地の中の温度が上がって上昇気流を作り→雲はどんどん山へ向かって上がって行く事を繰り返すようだ。結局チェックアウトして宿を出る頃には、再び土湯峠付近は霧の中に隠れてしまった。

●福島競馬場
久し振りの参戦。3年ぶりくらいだろうか。府中とかはご無沙汰だが、ローカル競馬なら行ってもいいかなあと思わせる。最終日で混雑しているかと思ったのだけれども、それほどでもないし…夏の福島は暑いと言うイメージがあったのだが、屋外に居ても風が吹いていたので過ごしやすかった。
ちょびちょびとではありますが、久々の競馬なんで馬券もほぼ毎レース買った(笑)。椅子に座ってべったり予想するよりも、こういう競馬場はウロウロしながら食いもん買って適当にやるに限る。話題の白毛馬を見にパドックへ行ってみたり…なるほど文句なくきれいな馬だが、白過ぎて露出に悩む馬と言うのは初めてだった(笑)。
芝コースは最終週だったんで外回しの馬が伸びるんだけども、さりとてみんな外回すもんだから強引過ぎると振られて大きく距離損してしまうような難しい傾向。馬券は2,600m戦で15倍の単が一つ当たって大した被害のないマイナスでした。みんな外へ行くのを道中を内々で我慢し、4角ロスなく潜り込んで直線外に寄せながら差し切った好プレー。南田えらい。
最終後に盛岡競馬のダート3,000m戦を観戦し、日程終了。

よくよく考えたら、公営競馬がバンバン廃止されてしまったせいで、関東から一番近いローカル競馬は福島になってしまったんだねえ。
上山カムバック。
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本当の空を探して

2007年07月13日 23時53分22秒 | 日常
(写真:高山植物)

名前はシラネw

遅きに失した感もある先週の遠征レポなぞを。
つか、結局週中に更新出来なかった状況の俺の会社氏ねw
では、時系列ダイジェストで。

7月7日早朝4:00出発→5:30に都内某所にてグッピー氏捕獲→6:30にへんしうちょ捕獲(何度携帯に掛けても起きなかったw)→(R294・R408・R4)→東北道矢板IC8:30→郡山IC9:40→(R4・r30)→岳温泉→R459→道の駅つちゆ→土湯峠旧道。ここまでは予定通り。

●この日の磐梯吾妻
郡山では晴れていたんだが、岳温泉から登るに連れて周囲は霧の中。福島県中通りには濃霧注意報も出ていたらしい。予定では宿の近くの鬼面山と言う山に登る予定だったんだが、「こんな中で山登ってもねえ」と言う事で速攻山登りは中止にwいきなり午前11時に目的を失った我々、いきなり霧の中で途方に暮れる。
●それでもハイキング
霧の中でボケッとしていてもしょうがないので、とりあえず地図に載っていた「幕滝」と言う滝を見に行く事にする。遊歩道もあるらしい。山登りではないが、看板を見ると距離も700mなら大した事はないだろう。
鬱蒼としたブナ林の遊歩道を歩く。グッピー氏の背負い袋には「知床産(本人談)」のクマ避け鈴が付いており(笑)カラコロカラコロと音を立てる。「ほんの700m」とタカをくくっていたら、途中から沢へ降りる道は険しく早くも太ももにヨーグルトでも作るのかいと言わんばかりの乳酸がたまるのであったw運動不足やな~自分。
●幕滝
ゼイゼイ言いながら登った遊歩道のどんづまりに滝がありました。落差は30m程度かなあ?結構立派な滝で驚く。滝の本流に沿って周囲の岩の隙間からも地下水が噴出して小滝を形成しており、その水の清冽な事も驚くほどだ。
原生林の最奥から湧き出た水を満々と湛えた滝壺。通り抜ける風は涼しいを通り越して寒いくらい。一同大いにマイナスイオンを浴びる。
●ダウト
滝鑑賞を終えて駐車場に戻って来た我々。ただ、まだまだ昼の12時。宿に入るにはまだ早いので、磐梯吾妻スカイラインを走ることにする。料金1,570円。観光用とは言え、有料道路としてはかなり高額な部類に入ると思う。ただ、その景観は素晴らしいんですよ。浄土平の景色なんかは特にね…カネ払っても惜しくはないんだよね。
東日本で五指は分からんが十指には確実に入る名道の誉れも高き磐梯吾妻スカイライン。土湯峠は確かに霧が出てるけど、看板にはこう書いてありますしね。山の天気の変わりやすさからして、浄土平は霧が晴れてるんだろう。

浄土平到着。

……
福島県道路公社は今すぐ腹を切って死ぬべきである。

本日の途方に暮れるぱーと2。
霧の中でもぐもぐとコンビニの握り飯を食ふわれわれ。いとあはれ。
(タイトル:浄土平に行って来ました)

●今日のお宿
午後になって霧はさらに濃くなり、いよいよ追い詰められた我々はどうしようもないので宿に向かう事にした(笑)。土湯峠の旧道に看板が出ているので場所はすぐ分かった。前に来たことあるしね…

看板を見てグッピー氏が一言「高目で三色って感じだな」。
はて、その心は?

…それはリーウー待ちだろ!(笑)
と気付くのに若干の時間を要すw

突っ込みも弱々しく車は宿に続く砂利道を降りて行く。
程なく「赤湯温泉好山荘」に到着、時間は午後1時半と史上最速のチェックインだ(笑)。砂利の広場には重機が散乱していて、前回来た時も思ったのだが相変わらず工事現場の宿舎のよーな宿だw
見覚えのあるやる気のない番犬の黒いブルドッグと女将さん。ひっつめ髪ともんぺ姿が何となく戦時中を思わせる。通された部屋はもう7月だというのにコタツが入っていた。「もうしまおうと思ったんですけどねえ」と言っていたが。
へんしうちょは速攻テレビを付けてコタツでゴロリ。最近は多忙でお疲れの様子だから、好きなだけ寝るようです(笑)。まあ、こんな時間にチェックインしてする事もなきゃ、その選択肢は正しいかもしれない。元々保養のための湯治向けの宿だし。
コタツの上にはショウガせんべいが載っていた。何故か私の行く宿にはショウガせんべいが出る。

荷を降ろしてから、とりあえずカメラを持って宿の周りを散歩する事にした。へんしうちょはグーグーだが、自分は貧乏性だからアクティブにw
宿から続く土湯峠の遊歩道は、森の中の高層湿原を抜けてお隣の鷲倉温泉まで続いている。時期は過ぎてもうミズバショウは葉っぱばかりだったが、シーズンはきれいなものなんだろうね。湿原だけに原爆が落っこちたのを「仕方ない」と言った防衛庁長官が泣きながら出て来ると思ったのだが(笑)、ほどなく道はミルクのような霧のたなびくブナの原生林を突っ切るように山道になり、土湯峠へ向かう車道に出た。先ほど車で降りて来た砂利道を歩いて宿の前に戻る。

砂利の駐車場の先にある露天風呂に何やら人影があり、覗くとグッピー氏が入浴中

結構、みんな気ままだね(笑)。
それもまた良し。

続く。
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五里霧中の旅

2007年07月08日 23時45分28秒 | 日常
(写真:好山荘の朝食)

3年前と細かいところに変化が。
ヤクルトがね~な(笑)。
これが前回は新館宿泊→今回は旧館宿泊の価格の差なのだろうか。

え~、福島行って来ました。同行者の皆様に関しましては乙。
疲れたので、レポは追って。
とにかく霧に悩まされた旅でした…

あ、某氏より依頼のあったミッションに関しては遂行しておきましたので…
これが独身最後の無茶の結晶なんだってね(笑)。
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週末の予定

2007年07月05日 00時28分50秒 | 日常
(画像:好山荘の朝食)
一応、今のところ予定通りに。

参加者はグッピー氏と、追加でへんしうちょ。
久々の純粋な優駿メンツと言う事に相成りました。
へんしうちょが珍しくも「競馬はどーでもいい、温泉でまったりしたい」とのオファーですが、一応土曜日に天気が持てば軽いウォーキング&日曜日は福島競馬で七夕賞を観戦の予定。週間予報は曇りでギリギリと言ったところですが、梅雨時でもあり果たしてどーなりますやら。

宿泊場所は、福島県は土湯峠の「赤湯温泉 好山荘」
旅好き&温泉好きには何かと物議を醸すあの「提灯」宿ですが…

そもそも、福島市周辺でいい感じの宿を探すと、だいたいが提灯宿な罠。
朝飯で、ハムにマヨネーズがかかったのが「おかずの一品」としてカウントされるような(笑)俗化されない素朴な感じのトコだから、いいんじゃないかと思うけどね。実は3年前に宿泊した事があって、その時の印象は悪くなかったので…一泊8,550円なので、部屋のきれいさは保障いたしかねますw

ウォーキングは、宿の近くの鬼面山(きめんざん)と言う山に登ってみようかと考えております。
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