tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

2010真田祭り回顧

2010年05月23日 | 九度山町
九度山町(和歌山県伊都郡)で開催された2010「真田祭り」(5/4~5)と第2回「町家の人形めぐり」(4/1~5/5)が、成功裡に閉幕した。今年は人形めぐりとタイアップして2回目だったということや、天候にも恵まれたことから、例年以上の沢山の方が町を訪れた。撮ってきた写真をずらずらと並べながら、このお祭りを振り返ってみたい。
※5月4日、5日は真田祭り(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f36870629be557328537ef3ca5c78f5c


真田庵(幸村が隠棲した場所)のボタン。4/18撮影

人形めぐりの世話役のお1人で、お祭りにも「手作り甲冑隊」として参加された松本商店さんのブログ「真田の隠れ里通信」によると《4月1日より始まりました、第2回「町家の人形めぐり」・5月4、5日の真田まつりも沢山の方々にご来町頂き無事終了しました。4月29日から始まった連休は、気候も良くなり、少々汗ばむ陽気で五月の新緑の風も心地よく吹く中、雨にも降られず絶好の行楽日和となり、たくさんの観光客で賑わっていました》。
http://www.k-matsu.com/mt/2010/05/post-341.html


特設会場の武者人形。4/18撮影

《町家の人形めぐり最後の特別イベントが5月3日に街なかで、アマチュアバンドのコンサート、ジャグリング、風船アート、それにお茶会、真田幸村物語の紙芝居等盛り沢山のイベントで終日街なかで沢山の方々に楽しんで頂けたようです》。

※2010年町家の人形めぐりin kudoyama(松本さんが作られたスライドショー)


《それに5月4日は、真田まつりのイベント「ふれあい広場」が入郷町民駐車場でおこなわれ、舞台ではクレヨンしんちゃん等がおこなわれ沢山のお店も並び終日たくさんの親子連れで賑わっていました》。


真田庵の藤棚。5/5撮影(トップ写真とも。以下すべて)


手作りの甲冑を身にまとった松本さん(向かって右)

《そして、5月5日は真田まつり本番の恒例の武者行列 今年からは、昌幸、幸村そして大助の甲冑が新調され、よりリアルなものになりました。それに、私も仲間に入れて頂いている「手作り甲冑隊」(昨年8月からこのblogでも話題にしている手作りの紙の甲冑を着用)が12名参加で行列を盛り上げてくれました。今年の武者行列は、例年になく充実したものになったような気がします。また、例年にもまして沿道の観客、カメラマンも多かったような気がします。みなさんご声援ありがとうございました、楽しく武者行列に参加させて頂きました》。


地元の尺八愛好家による托鉢(たくはつ)


川風に吹かれて泳ぐ「鯉のぼり流し」(九度山橋のたもと)

確かに今年はカメラマンの姿が目立ったし、歴女ブームのおかげか、若い女性もたくさん町を訪れていた。5/5の様子は、和歌山放送ニュース(5/5付)が、詳しく報じている。タイトルは《九度山町の真田祭 武者行列行われる》だ。
http://www.wbs.co.jp/news.html?p=13064


入郷(にゅうごう)駐車場で出番を待つ笠田高校ブラスバンド部の皆さん


同じくミセス九度山踊り連のおばちゃんたち


九度山町長・岡本章くん(中学の同級生)の挨拶

《戦国武将真田昌幸(まさゆき)幸村(ゆきむら)親子ゆかりの九度山町できょう5日、2人を偲ぶ真田祭の勇壮な武者行列が行われました。「真田祭」は、戦国時代の武将・ 真田昌幸・幸村親子をしのんで、 毎年5月4日と5日に行われています。きょう(5日)、午後1時から、出陣太鼓を合図に武者行列が始まりました》。


いよいよ出発。ブラスバンドが先導する


武者行列の先頭は、真田昌幸(幸村の父・トップ写真とも)


幸村が登場。拍手と歓声が巻き起こる

《真田親子や幸村の長男大助の親子3代に扮した3人がよろいかぶと姿で馬に乗り、九度山町入郷(にゅうごう)から、真田親子の屋敷跡「真田庵(さなだあん)」までおよそ2・5キロを練り歩きました。行列には架空の忍者猿飛佐助や霧隠才蔵ら真田十勇士を演じる町民ややりを持った少年らが続きました》。


あれっ、猿飛佐助はくノ一(くのいち)?


りりしい少年武者


雑賀鉄砲隊

《およそ300人の行列を見ようと沿道には大勢のカメラマンや見物客が詰めかけ、勇壮な戦国絵巻に声援を送っていました。この武者行列に先立ち、午前10時から、真田庵で真田昌幸の400年忌碑(きひ)の除幕式と真田親子の法要が行われました。また、会場近くの丹生川(にうがわ)で、丹生川と紀の川の合流地点に渡したおよそ120匹のこいのぼりが春風になびいて泳ぐ「こいのぼり丹生川渡し」も行われました》。


とてもパワフルなミセス九度山踊り連


カメラを向けると、こんなにたくさん集まって下さる

《このほか去年から始まった、町内の家に眠るひな人形やよろい、かぶとなどを商店や空き店舗などに展示した「町家(まちや)の人形めぐり」も行われ、訪れた観光客は、写真を撮ったり町の人との交流を楽しんでいました》。


ウチの分家の長男も「手作り甲冑隊」に参加。イヨッ、大統領!



《この催しは、住民自らの手で地域おこしをしようという九度山町住民クラブ」の呼びかけに、およそ70世帯が協力して開かれたものです。今年は、去年夏から行っていた「よろいかぶと手作り教室」の完成品を展示し、記念撮影に使ったりしたほか、「真田物語」という紙芝居を作成して発表するなど新たな試みに挑戦していました》。



手づくり甲冑のことが産経新聞(和歌山版 2/24付)に取り上げられ、話題になっていた。見出しは《鎧甲(よろいかぶと)で町おこし 幸村ゆかりの九度山町》だ。《戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町で、幸村一族が身に着けていた「赤揃え」(赤色)と呼ばれる鎧甲を住民たちが作り、入郷児童館で披露された。町まちなか活性化協議会が呼びかけ、約半年間で作り上げた。今後は商店街にも展示するほか、5月の真田祭の武者行列には希望者に貸し出し、最近の“戦国武将ブーム”に便乗したい考えだ》。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100224/wky1002240233003-n1.htm



《3年前の真田祭で、町内の鉄田義之さん(44)が手作りの鎧甲で武者行列に参加したのが評判を呼び、協議会が住民に制作を呼びかけると、17人が申し出た。1人1対で昨年8月から取り組み、京都の業者から材料を求め、指導を受けた。厚紙にセメントを塗り、磨いてなめらかにしたあと赤い塗料を吹き付ける。完成した鎧甲は、大人用14体、子供用3体。本物なら30キロの重さだが、厚紙で作ったため3キロと軽く着用にはそれほど負担にはならない。幸村の旗印の「六文銭」やそれぞれの家紋も取り付けた》。


休憩タイムに松本さんと記念撮影

《同協議会が商店街で昨年始めた「町家の人形めぐり」に合わせて4月から5月まで展示し、観光客に着けてもらい、記念写真をプレゼントする。鎧甲作り体験は今回の17人が講師となって今年も継続する。事務局の田村宏さん(30)は「九度山に来てもらえば幸村が生きた時代を体験できるようにしたい」と話している》。


解散後もモデルに引っ張りだこ。写真は、真田グッズが揃う「招福庵」さん前で

さらに今年の真田祭りでは、美味しい手打ちの「紀州真田そば」が1杯200円で振る舞われた。岡本町長が昨年から準備されてきたものだ。東信ジャーナルBlog版(09.7.14)によると《「そば打ち職人」養成で、長野県上田市で5人が研修》《和歌山県九度山町は13日、そば打ち職人を養成するため、上田市へ研修に訪れた。同町は、そばを特産品にしてまちなか観光を充実する計画があり、同市で研修する5人は、同町が来年開設する第1号そば店へそば打ち職人として入る予定だ》。
http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000289106.html



《両自治体は、ともに真田幸村ゆかりの地が縁で姉妹都市提携を結んでおり、そば店の多い同市が研修生を受け入れた。研修の5人は同町が公募。 20~65歳で、定年退職やリストラを機に申し込んだという。5人は、17日まで真田の郷振興公社が運営する「ゆきむら夢工房」でそば打ちやつゆづくりを学ぶ》《岡本町長は「将来的にはまちなかにそば屋が何軒も並ぶ関西のそば処にし、食べ歩きしてもらいたい」と話していた》。


九和楽の柿の葉寿司。鯖と鮭以外に、椎茸がある(写真はお店のサイトから拝借)
http://www.kuwaraku.jp/

真田氏発祥の地・上田市は、信州そばの本場である。そばは麺(そば切り)の製法が確立する以前は、粒のまま食べられていたそうだが、一説によると、そば切りは天正2年(1574年)、木曽の定勝寺で仏殿修理の際の振る舞いに出されたのが始まりで、それを真田昌幸だか幸村が食べた、という話がある。いずれにしても幸村ゆかりのそば店が九度山にできるのは、面白い試みである。九和楽の柿の葉寿司と組み合わせれば、メニューもバラエティ豊かになる。途中でギブアップしないよう、ぜひうまく経営していただきたいものだ。



人形めぐりから武者行列まで、1か月以上に及ぶ長丁場で、協力された町民の方は大変だったことだろう。招福庵の西田さんのブログには《真田まつりが終わって 実は ばててました 今年は お父ちゃん(真田昌幸)の400回法要のおかげで 人が多かった それと色んな事が重なって もう 大変でした》。


女性は、招福庵ご店主の西田さん
※西田さんのブログ「紀州九度山奮闘記」
http://plaza.rakuten.co.jp/kisyurokumonsen/diary/201005090000/

《兄ちゃんの学校に呼び出されたり ばあちゃんが 転んで肩を打って 手術をしたり まあ とっても 忙しかった 我が父ちゃんの法事もあって もう 盆と正月と祭が一期に来た感じ 真田まつりに来てくだっさったみなさん バタバタしてて どうもスミマセンでした ぜひ ごゆっくりいらして下さいませ 今は 九度山は 「祭の後の静けさ」ってとこです》。

九度山の皆さん、人形めぐりと真田祭りの成功、おめでとうございます! 温かいおもてなしと感動を、有り難うございました。
コメント (6)
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5月4日、5日は真田まつり!

2010年05月01日 | 九度山町
みどりの日(5/4)とこどもの日(5/5)、恒例の真田まつりが九度山町(和歌山県伊都郡)で開催される。真田まつりとは何か、世話役を務める松本商店さんのHPによると


九度山町の特設展示館で4/18に撮影(トップ写真および以下の3枚とも)

《戦国の武将真田昌幸・幸村父子が関ケ原の合戦(1600年)に敗れた後、九度山に14年間隠棲していた屋敷跡に善名称院(ぜんみょうしょういん)( いわゆる真田庵)が建てられました。真田まつりは、九度山町にゆかりの深い真田父子を偲んで開催しています》。
※「おいでよ!」真田まつりin九度山(松本商店さんのサイト)
http://www.page.sannet.ne.jp/ja3ifa/2010sana/index.html



《祭の歴史は古く昭和11年にさかのぼります。 当時は、衣装も和紙の手づくりだったといわれており、開催日も幸村が壮烈な最期を遂げた5月7日を期して行われていました。昭和31年から、子どもの日に合わせ5月5日に実施されています。 また、平成4年からは、観光客の誘致や住民との憩いとふれあいの場として創設された「真田祭ふれあい広場」を、5月3日・4日の2日間開催し 、5日は本番の「武者行列等」がおこなわれています、この三日間は町外からも沢山の観光客も訪れてくれます》。
※昨年の真田まつり(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/589a464df3d1043b09e05bf8bdcc6de6



《現在では4日・5日の2日間おこなわれています。 私の小学校低学年の頃までは、5月5日は学校行事として真田祭りに参加し紙の手旗を振り「真~田まつりの笛の音♪」なんて合唱しながら、武者行列の後ろにならんで九度山小学校から商店街を通り真田庵まで歩るき、沿道にはたくさんの町民が出迎えてくれているという思い出があります》。
※イベントスケジュール(PDF)
http://www.k-matsu.com/kudoyama/kudoyama/images/no_2progu.pdf


これらは町民手づくりの鎧兜(特殊な紙で作られている。トップ写真も)

昨年からは、祭りの時期に合わせて「町家の人形めぐりinくどやま」(4/1~5/5)というイベントも開催されている。商店街の町家に武者人形や雛人形を並べ、訪れる人に見て楽しんでもらおうという趣旨で、好評を博している。
※町家の人形めぐりin九度山(松本商店さんのサイト)
http://www.k-matsu.com/kudoyama/
※第2回 九度山の人形めぐり(当ブログ内)
http://210.165.9.64/tetsuda_n/e/e398166f4092b0ac751157490b71f7e4


実家の五月人形(以下の4枚は4/17の撮影)



両日のスケジュールを以下に紹介する。
5/4~5/5の午前中はファミリー向けのイベントで、圧巻の武者行列は、5/5の13:00以降である。


実家の向かいのSさん宅の展示(以下の2枚とも)

5月4日(火)スケジュール
10:00 オープニングセレモニー
     九度山町婦人コーラスと婦人会九度山音頭
10:40 「ワッツ・アップ」
     子供ヒップホップダンス
11:00 「クレヨンしんちゃん・アクション仮面バラエティーショウ」
      (第1回目 観覧無料)
12:00 九度山町内子供会による
    「子供アームレスリング大会」
13:30 紀の国やっちょん(14:30分迄)
     自由な振り付け、自由な楽器それが紀の国やっちょん♪」
15:00 「クレヨンしんちゃん・アクション仮面バラエティーショウ」
      (第2回目 観覧無料)
15:30 BIGビンゴ大会
     参加方法;会場内ビンゴ受付テントにて午前10時より
             ビンゴカード ( 1枚100円)の販売
17:00 商工会青年部みこし巡行



5月5日(水)スケジュール
10:30 ワイヤーマン テツパフォーマンス(1回目)
12:00 ワイヤーマン テツパフォーマンス(2回目)
13:00 真田出陣太鼓
13:30 武者行列出発 武者行列巡行武者行列

※参考:もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田まつり(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php



真田まつりも人形めぐりを対象にした写真コンテストも開催されているので、腕に覚えのある方は、ぜひチャレンジしていただきたい(5月末締切)。



交通アクセスは、難波から南海電車を利用し、九度山駅で下車するのが最も便利だ(JR線利用の場合、高野口駅下車でも行けるが、九度山町までは2km近くある)。駐車場(町営の入郷駐車場)もあるが約200台しか駐められないので、ぜひ電車のご利用をお薦めしたい。

※会場マップ、アクセスなどはこちら
http://www.k-matsu.com/kudoyama/contact/



※ポスターの画像
http://www.k-matsu.com/kudoyama/kudoyama/images/2010ning_post.jpg
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Coming Soon!九度山の人形めぐり(第2回)

2010年03月23日 | 九度山町
今年も、九度山町(和歌山県伊都郡)の「町家の人形めぐりinくどやま」が近づいてきた。このイベントは《まちなか住人の家々に、4月1日から5月5日(子供の日、端午の節句、真田祭り)までの期間、五月人形を中心に、雛人形・ぬいぐるみ・手づくり人形・お宝人形など様々な人形を飾って頂いて、町内外の大勢の方に見学して頂き、交流の輪を広めて親交を深めることで、まちの皆さんに元気を感じて頂き、まちおこしの第一歩を踏み出そうと住民主体で始めた催しです》というものだ。
※阪井賢三さん(九度山町住民クラブ会長)のインタビュー記事(県のHP)
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130300/50/52/210825kudoyamaclub.html



昨年、第1回が開催され、今年も同時期に開催される。《第1回開催での見学者や人形展示の参加者からのアンケートで、ご意見やご提案を沢山頂いています。それらを参考に多くの観光客や住民の皆様に楽しんで頂ける、しかも真田祭りや行政取組み事業との連携で真田色を盛り込んだ内容に趣向を検討中です》。
※参考(昨年の模様):九度山の人形めぐりは、こんなに楽しい!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fedb0180abb05b57fa3c491ed8c73891



上の3枚の写真は2/22に松本商店さんで撮らせていただいたものだが、これは手作りの紙製鎧兜である。「九度山町まちなか活性化協議会」が、京都市の紙の鎧細工教室から講師を招き、計12回製作教室を開催して制作したものだ。昨年、ウチの親戚(分家の長男)が、手作りの鎧兜を着て武者行列に参加したことがきっかけだそうだ。
http://www.k-matsu.com/kudoyama/2010/02/post-30.html

町内では4月1日からのスタートに備え、着々と準備が進んでいる。九度山町住民クラブのHPには、《四月桜・五月新緑の頃「~おいでよ!九度山へ~」》という記事が出ていた。

《4月1日~5月5日までの期間九度山の街中の民家、商店、空き店舗、施設などに、その家その家の謂れのある五月人形、雛人形、つるし雛、創作人形、自作甲冑他自慢のお宝人形等を玄関や店頭に展示して頂きご訪問頂いた方に見学して頂き、また謂れなどをゆっくりと住民の方々とお話されたりと、お楽しみ頂けるようなイベントになればと思います》。
※町家の人形めぐりinくどやま(九度山町住民クラブのホームページ)
http://www.k-matsu.com/kudoyama/


招福庵では、数々のグッズが並んでいた(2/27撮影。以下同じ)

《とにかく町民、住民による「おもてなし企画」としてご来町の方々により楽しんで頂けるようなものが出来ればとがんばっています》。今年は、NHKの大河ドラマ「天地人」で、眞田幸村役の城田優が着用した幸村の鎧兜を展示するそうだから、大いに注目が集まることだろう。
※参考(昨年の模様):もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田祭(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php



町なかにある招福庵さん(株式会社やま物産 代表 西田有里子さん)では、数々の眞田グッズなどが店頭に並んでいた。2/27にお邪魔して、撮影させていただいた。



新作の「眞田十勇士ちっぷす」をいただいたが、とても美味しい。ビールのつまみに最適だ。地元では有名な「大陽ソース」(「太」陽ではない)というとんかつソースを使っているのだそうだ。大陽ソースは、ウチの家でも九度山で買ってきて使っているほどで、とろりと甘い、とても美味しいソースである。製造元は、今は紀の川市に移転したが、もとは九度山町にあった。
http://www.k-matsu.com/59_49.html



「町家の人形めぐりinくどやま」にリンクしたスタッフブログを読んでいると、進捗状況が手に取るように見えてくる。3/14付の記事には《~端午の節句~町家の人形めぐり(4月1日~5月5日)のイベントまであと半月ほどになりました。いろいろな準備も追い込みの段階に入り、今日は特設展示場への五月人形・雛人形等の搬入と展示作業がありました》。



《特設展示場では、正面で五月人形・手作り甲冑の展示、また奥の部屋では雛人形・つるし雛の展示や、なつかしの九度山写真展、町石道の資料と写真展等の会場となります。暑さ寒さも彼岸まで… これから九度山も桜の花も咲き良い季節となります。たくさんの方のおこしをみんなでお待ちしております》。
http://www.k-matsu.com/kudoyama/2010/03/post-31.html

関係者の方からは《昨年以上のものができそうなので、みなさんもぜひお越しいただき、楽しんでいただきたいと思っております》とのメールもいただいた。今年は初の企画として、4/3(土)に、桂都丸さんの落語会が「ふるさとセンター」5階(役場隣接)で開催される(19:00 開演・1,000 円)。皆さん、九度山の人形めぐり(4/1~5/5)に、そして眞田祭り(5/4~5)にぜひ足をお運び下さい!
※詳細スケジュールはこちら(PDF)
http://www.k-matsu.com/kudoyama/kudoyama/images/no_2progu.pdf
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2009真田祭り&人形めぐり、好評裡に閉幕!

2009年05月06日 | 九度山町
九度山町(和歌山県伊都郡)で開催された第1回「町家の人形めぐり」(09.4/1~5/5)と「2009真田(さなだ)祭り」(5/4~5)が昨日、好評のうちに閉幕した。「人形めぐり」の展示には、最終的に町内の62軒が協力されたというから、立派なものである。
※参考:もてなしの街・紀州九度山で人形めぐりと真田祭り(インターネット新聞「JanJan」)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php


九度山町慈尊院にある山の上からの眺め(5/4撮影)
人形めぐりは、向かって右上の商店街で開かれた。左は紀ノ川

「真田祭り」は、5/5の午後は小雨に見舞われたたものの、人形めぐりのPRが行き届いていたので、見物客は例年より大きく増加した。200台収容の駐車場(九度山町入郷)は、5/4は9割以上が埋まり、5/5は早くも正午前に満車となった。私は5/3~5/5まで帰省してきたので、その模様を紹介したい。


紙遊苑(しゆうえん・九度山町慈尊院)の企画展
真田十勇士にちなむ凧などを展示していた(5/5撮影)

真田祭りのことは、ラジオのWBS和歌山放送がネットニュース(5/1付)で詳しく報じていた。《九度山町の「真田祭」が今年も5月4日・5日の2日間行われます》。
http://wbs-news.net/article/28808758.html


ふれあい広場で行われた「リスボン上田のジャグリング・パフォーマンス」(5/5)

《「真田祭」は、戦国の名将・真田幸村(さなだ・ゆきむら)親子をしのんで、毎年5月に行われ、500人(注 09年は300人)もの武者行列が町内を練り歩く盛大なお祭りです》。


ふれあい広場の仮設店舗では、柿を使ったドレッシングやレトルトカレー(柿カレー)を売っていた(5/4)

《初日の4日(祝・月)は、キャラクターショーや抽選会、由良町出身のシンガーソングライター藪下将人(やぶした・まさと)さんのミニライブなどがあります。2日目の5日(祝・火)は、メインの武者行列が行われ、九度山町入郷(にゅうごう)の町民総合運動場から真田親子の屋敷跡「真田庵(さなだあん)」までを練り歩きます》。


約20年前から続くこいのぼり丹生川渡し。ヨソにもあるが、ここが本邦初だ(5/4)

《会場近くの丹生川(にうがわ)で、丹生川と紀の川の合流地点に渡したおよそ120匹のこいのぼりが春風になびいて泳ぐ「こいのぼり丹生川渡し」も10日まで行われています。


真田幸村の鎧兜を模した武者人形。ご主人が幸村ファンだそうな(5/5)



《今年から始まった町内の家に眠るひな人形やよろい、かぶとなどを商店や空き店舗などに展示した「町家の人形めぐり」にも多くの人が訪れています。この催しは、「九度山町民クラブ」の呼びかけに60世帯(注:最終的には62世帯)が協力して開かれているもので、町おこしの一つです。「町家(まちいえ)の人形めぐり」は、5日まで開かれていて、入場・見学は無料です》。
※九度山の人形めぐりは、こんなに楽しい!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fedb0180abb05b57fa3c491ed8c73891




かぎろひさん(「かぎろひの大和路」編集長)ご実家の雛人形
さすがに、品がある(上記4点の写真は、いずれも5/5撮影)


人間国宝だった故大江己之助氏(第4代)制作の浄瑠璃人形の頭部(西山歯科医院で、5/4撮影)


町商工会青年部による真田みこし(トップ写真とも 5/4)


休憩時間に記念撮影するアツアツのカップル。新婚さん?(5/4)


街中(まちなか)コンサート(以下、写真はすべて5/5撮影)


お茶席(松山常次郎記念館)で。向かって左端は人形めぐり世話役代表・阪井賢三さん


同じく世話役の松本宣雄(よしお)さん。私の実家の向かいにお店兼自宅がある


虚無僧姿で喜捨(きしゃ)を請う高野山大学の学生僧侶(松本商店前で)


ウチの実家にも立ち寄られた。南無大師遍照金剛


甥っ子(末弟の長男)は、おもちゃの日本刀に大はしゃぎ

祭りの目玉は武者行列である。産経新聞(5/6付)が「幸村や十勇士 町内練り歩く 九度山町で真田祭」の見出しで報じている。《戦国武将の真田幸村ゆかりの九度山町で5日、真田祭「武者行列」が行われ、幸村や真田十勇士、少年武者、稚児行列など約300人が町内を練り歩いた。この日はあいにく小雨が降り続いたが、大勢の町民らが勇壮な時代絵巻を楽しんだ》。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090506/wky0905060229000-n1.htm


かわいいお稚児(ちご)さん


武者行列に加わった笠田(かせだ)高校ブラスバンド部

《町民総合運動場で真田出陣太鼓などが披露された後、武者行列がスタート。稚児行列を先頭に、笠田高校ブラスバンド部の先導で、幸村の父親・昌幸役にふんした、同町と姉妹提携している長野県上田市の母袋創一市長や幸村役の武将らが馬上から手を振って愛嬌(あいきょう)を振りまいた。やり隊、鉄砲隊、少女薙刀(なぎなた)隊なども続き、真田庵までの約2.5キロをゆっくり行進した》。



松本さんは「今までの真田祭りで見たことのない、最高の人出でした」とおっしゃる。私も、天気が良ければかえって大混乱したかも知れないな、と思った。それほどたくさんの方に来ていただいたのである。


真田十勇士の1人、三好清海入道(みよし せいかい にゅうどう)はガイジンさん

1936年から70年以上続いている真田祭りと違って、人形めぐりは今回が初のイベントだ。5/5はこれらの相乗効果で多くの方が訪れたのだろう。見物客が増えすぎると安全面の配慮が必要になるが、過疎の町がこれほどの人で賑やかになるのは、とても有り難いことである。来年も趣向を凝らして、人形めぐりと真田祭りで、九度山を大いに盛り上げていただきたいものだ。
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真田庵は花まっ盛り!

2009年04月29日 | 九度山町
真田庵(正式名称は善名称院:ぜんみょうしょういん)は、九度山(和歌山県伊都郡九度山町)にある尼寺で、真田幸村の屋敷跡。牡丹の名所として知られる。4/26(日)に訪ねると、境内は牡丹真っ盛りだった。以下にその一部を紹介する。
※参考:もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田祭(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php





Wikipedia(善名称院)によると、このお寺は《和歌山県九度山町にある高野山真言宗の寺院。真田昌幸・信繁の隠棲時代の屋敷跡。和歌山県の史跡に指定されている。別称は真田庵(さなだあん)。牡丹の名所としても知られ、城郭風の本堂の八棟造も有名である》。文中の信繁とは、真田幸村の本名(=歴史上、正しい名前。「幸村」は講談や小説に出てくるいわば「芸名」)である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%90%8D%E7%A7%B0%E9%99%A2


背景は真田庵の宝物資料館

《慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いで西軍に属して敗れた真田昌幸・信繁父子は、女人禁制の高野山に配流の身となった。しかし、妻を連れていたために九度山に移され蟄居生活を送った。善名称院には、その屋敷があったと伝わるが、屋敷は遍照寺の近くにあったという説もある》。



《その後、寛保元年(1741年)に九度山出身の大安上人が、真田昌幸の墓所に地蔵菩薩を安置した一堂を創建した》。



牡丹はこのような咲きっぷりなので、おそらく真田祭りの頃(5/4~5)には散ってしまっているだろう。しかし、ご心配なく。境内には牡丹以外に、こんなに多くの花があるのだ。


境内のあちこちにミヤコワスレ(都忘れ)が咲く


ダッチアイリス(オランダアヤメ)。ひろこさんに名前を教えていただいた、深謝


同じくダッチアイリスの色違い

真田庵周辺の町なかにも、たくさんの花が咲いている。九度山の「町家の花めぐり」をしてみると…。



九度山町の紹介が、「柿の葉寿司 九和楽」のHPに出ているので引用する。《世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道 その一つに高野街道の町石道(ちょういしみち)があります。その登山口が和歌山県伊都郡九度山(くどやま)町です》。




清楚なオオデマリ(大手鞠)。いずれも松山常次郎記念館前で

《天照大神(あまてらすおおみかみ)の妹君、丹生都比売大神(にゅうつひめおおみかみ)が此の地に米作を伝えた時始めて竈(おくどさん)を据えた所でおくどさん(お九度山)》。


こちらはテッセン



《高野山の開祖弘法大師が女人禁制の修業の地と定めた高野山に,遠く四国より訪ね来た母に、我が母も例外では無いと結界外に庵を築き母君にお住み頂き、月の内九度,母のもとに参ります(九度の山)と約束をしたとか》。


こんな大きなフジが藤棚から垂れ下がっていた

《弘法大師のお母君をお祀りしているのが、慈尊院(じそんいん)です。このお寺から 石塔を1町(109m)ごとに高野山の根本大塔まで180本と、根本大塔から奥の院までの37本が建てられました。此が高野街道町石道です》。


ヤマフジは至る所で見かける。いっそ「九度山の花」にしてはどうだろう

以上、九和楽(くわらく=食うは楽の意)のHPから引用させていただいたが、ここの柿の葉寿司が美味しいのだ。鯖はやや厚めで、酢の味も濃い「しっかり味」。柿の葉も、地元の葉にこだわっておられる。HPには《南海高野線の九度山駅より西へ、時間に追われる方は、ただひたすら黙々と、ゆとりのある方は、ぶらりぶらりと、途中5百メートルくらいの所に『柿の葉寿司 九和楽』があります。6百メートルには真田庵(真田幸村親子をお祀りしているお寺)があります。真田庵から慈尊院までは早い人で5分、ユックリ歩いて30分》。
※柿の葉寿司 九和楽のホームページ
http://www.kuwaraku.jp/



この柿の葉寿司を私は「招福庵」で買い求めたが、もちろん「柿の葉寿司 九和楽」でも買える。九和楽は《売り切れ御免の小さな店です。行列が出来るほどこしらえていません。前日までに予約を頂ければ有り難いです》ということだ。
※招福庵のホームページ(紀州九度山 六文銭)
http://kisyu-kudoyama-rokumonsen.com/index.html

これから5/5にかけて、九度山町は観光のピークを迎える。人形めぐりに加えて、5/4~5には真田祭りが催されるからだ。駐車場が増えたとはいえ、ピーク時には、とても間に合わない。公共交通機関(南海高野線・九度山駅から徒歩10分)をご利用になり、ぜひ町をお訪ねいただきたい。

※参考:九度山の人形めぐりは、こんなに楽しい!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fedb0180abb05b57fa3c491ed8c73891
コメント (4)
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