tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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『病気にならない生き方』早わかり

2006年05月09日 | 日々是雑感
05年7月に出版された新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版)は、すでに100万部を突破したそうだ。

広告のうたい文句は「医学が進歩しているのに病人が増えるのはなぜ? 日米で30万人の胃腸を診てきた全米ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医が教える、太く、長く、生きる方法」。日テレ系の「世界一受けたい授業」に新谷氏が出演したことも、売れ行きに拍車をかけたようだ。

早くに知人がこの本を勧めてくれたのだが、様子見していたところ好意的な評が多かったので、やっと先日買ってみた。一読しての感想は「もっと早く読んどけばよかった!」。

で、皆さんにこの本のエッセンスを紹介する。出版社や著者のホームページとあわせてお読みになれば、この本の中身すべてがご理解いただけるだろう。
※同書に関する出版社のサイト
http://www.sunmark.co.jp/frame_isbn/4-7631-9619-7.html

一番大切なのは食品だ。みのもんた流に結論だけいうと、
1.摂取して良いもの
・良い水…ミネラルウォーター、電解還元水(アルカリ[マイナス]イオン浄水器を通した水)
・お茶なら、麦茶、そば茶、ハーブ茶(カモミールなど)
 (ただし、市販のペットボトル入りでなく自分で作ったもの)

2.摂取すべきでない(または制限すべき)もの
・牛乳および乳製品…牛乳、マーガリン、バター、クリーム
・嗜好品…タバコ、酒、コーヒー、日本茶、中国茶、紅茶、どくだみ茶、杜仲茶、炭酸飲料、スポーツドリンクなど
 (ペットボトル飲料は、ミネラルウォーター以外は飲まないこと)
・添加物入りの加工食品、糖分・塩分の多い食品、刺激物
 (刺激物でも胡椒、唐辛子、キムチなどは少量なら良い)
・油もの…天ぷら・フライ、ラード入り食品など

3.食事で注意すべきこと
・植物食:動物食は、85(~90):15(~10)の比率とする
・全体としては、穀物(雑穀・豆類を含む)を50%、野菜・果物を35~40%、動物食は10~15%とする
・穀物は、精製していないものを選ぶ
・動物食はできるだけ魚(人間より体温が低いから)でとるようにする
・よく噛んで小食を心がける

上記の理由をいちいち挙げると長くなるので、ポイントだけいうと、
1.人間の体に必要不可欠なのは、酵素(エンザイム)である。
  (酵素とは細胞内で作られるタンパク質性の触媒で、生命維持活動すべてに関わる)
2.健康で長生きするには、この大切な酵素を浪費せず、たえずこれを補う食事(=上記)をしなければならない。
  (食生活と生活習慣に注意すれば、太く長く生きられる。)

著者の観点からすると、
・市販の牛乳は錆びた油(健康を阻害する酸化した食物)
・家にマーガリンがあったら、すぐ捨てなさい
・肉を食べなければ筋肉が育たないというのは、真っ赤なウソ
・お茶をたくさん飲む習慣がある人の胃相(胃の状態)は悪い

という一見カゲキと思える結論が導かれる。
※著者の公式サイトhttp://www.drshinya.com/

この本を読んで、すぐさま私はミネラルウォーターを買いに走り、毎日飲んでいる。同書には今までの常識に反する記述があるので、驚かれる方も多いだろうが、豊富な臨床経験から編み出された「新谷食事健康法」には、説得力がある。
※同書のダイジェストを掲載したサイト
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-enzyme.html

※写真は、紀ノ川(吉野川)源流の三之公川(川上村)。水をコップですくって飲むと、とても美味しかった。07年5月9日撮影。
コメント (13)
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