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川上村の土井一成さん、南奈良医療センターに刻字作品を寄贈

2016年03月13日 | 奈良にこだわる
以前、当ブログでも紹介した川上村の書家・刻字家の土井一成さんが、吉野杉に病院の理念を彫った刻字作品を寄贈された。本日(3/13)午後2時から開かれる住民見学会で披露される。読売新聞奈良版(3/11付)「病院理念吉野杉に刻む 川上の土井さん 南奈良医療センターに寄贈」によると、

土井さんの通常の刻字作品。文字に色が塗られている

川上村の書家で刻字家の土井一成さん(54)が、「南和の医療は南和で守る」と吉野杉の銘木に刻んだ大作を制作した。大淀町福神に4月開院する南奈良総合医療センターの基本理念で、13日に開かれるセンターの住民見学会に合わせて玄関に飾られる。土井さんが、名産の杉をアピールしようと、センターを運営する南和広域医療組合に提案し、寄贈した。

樹齢約300年の丸太から高さ1.9メートル、幅約90センチ、厚さ8センチの一枚板を切り出し、彫刻刀で約1か月かけて仕上げた。深い箇所は5センチも彫り込み、文字が浮き上がって見える。土井さんは「木のやさしさや文字の力強さが伝わる。病院の理念が地域に浸透し、安心して命を預けることができる施設に育ってほしい」と期待した。
      
住民見学会は13日午後2~5時、南奈良総合医療センターと隣接する南奈良看護専門学校で行われる。コンピューター断層撮影など、最先端の医療機器が公開される。近鉄福神駅と同センターを結ぶ歩道橋を建設していた大淀町は、この日に合わせて供用を始める。荒井知事ら関係者約250人が出席する完成式は同日午前9時半、看護学校体育館で行われる。問い合わせは南和広域医療組合事務局(0747・54・5000)。


今回寄贈された作品は、文字に色を塗らず白木のまま。確かにこちらの方が素朴な力強さがあり、病院の雰囲気に似つかわしい。南奈良医療センターに足を運ばれたおりには、ぜひご覧いただきたい。

土井さん、これからも良い作品を世に送り出してください!

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