当ブログの常連コメンテーター・南都さんから、可愛いイラスト画像を送っていただいた。品川蝶さん(クリエーター)の作品で、「鹿男あをによし」をご覧になってのインスピレーションで、こんなに素晴らしいイラストを描かれたそうだ。当ブログへの掲載も快諾いただいているということなので、ぜひご覧いただきたい。
※鹿男イラストの他作品が、南都さんのブログに掲載されている。
http://kichinosuke-kai-dog.blogspot.com/2008/04/blog-post_1367.html
さて4/30、県・観光振興課(地域振興部文化観光局)は、「鹿男あをによし ロケ地マップ」を制作したと発表した。部数は3000部で、県下の観光案内所などで無料配布するという。
※県政公開ニュース
http://www.pref.nara.jp/koho/hodo/h20/
奈良市内では、県庁東館1階の「県民ホール 観光情報コーナー」や、「ふれあい回廊 夢しるべ 風しるべ」の並びの「県観光インフォメーション」(奥村記念館内)で入手できる。A3版1枚(A4で4ページ分)フルカラーで、3枚の地図と9か所のロケ地が掲載されている。
※表紙の写真が奈良新聞(5/1付)に出ている。
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080501/soc080501a.shtml
さほど詳しいものではないが、黒塚古墳展示館や橿原考古学研究所附属博物館などの開館時間などが載っていて、奈良に慣れていない観光客には便利に使える。すべてのロケ地を訪ねたい上級者向けには、やはり金田さんと蔵武Sさんが作られた詳細な「ロケ情報」(Word文書)をお薦めしたい。
※鹿男あをによし ロケ情報
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b8910ffea70328c987c18375482df7d4
県の発表で興味深かったのが、観光客の増加ぶりである。《三角縁神獣鏡が展示してある黒塚古墳展示館(天理市)には、今年3月に7407人が訪問。昨年同月(1401人)と比べると実に約5.3倍の入館者数だった。ドラマの最初と最後に取り上げられた若草山(奈良市)は同1万4943人で昨年同月の6387人と比べると約2.3倍。県橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)は同4993人で昨年同月比約1.9倍などとなっている》(奈良新聞5/1付)。
やはりロケ地では顕著に観光客が増えていたのだ。なお、荒井知事はドラマに出てきた鹿ロボットを購入したいと言っていたが《同日の定例会見で「鹿ロボットは頭だけだそうだ。口を動かすだけでも大変と聞き、入手は断念した」と話した》(同紙)。
それにしても、素早いタイミングで県がロケ地マップを作ったというところは評価したい。大型連休から6月上旬までは、春の観光のピークだ。黒塚古墳展示館も、橿原考古学研究所附属博物館も、とても良くできた施設なのに、一般的な知名度はいまイチだった。このマップを片手に訪れる観光客が、これからどんどん増えることを期待している。
※鹿男イラストの他作品が、南都さんのブログに掲載されている。
http://kichinosuke-kai-dog.blogspot.com/2008/04/blog-post_1367.html
さて4/30、県・観光振興課(地域振興部文化観光局)は、「鹿男あをによし ロケ地マップ」を制作したと発表した。部数は3000部で、県下の観光案内所などで無料配布するという。
※県政公開ニュース
http://www.pref.nara.jp/koho/hodo/h20/
奈良市内では、県庁東館1階の「県民ホール 観光情報コーナー」や、「ふれあい回廊 夢しるべ 風しるべ」の並びの「県観光インフォメーション」(奥村記念館内)で入手できる。A3版1枚(A4で4ページ分)フルカラーで、3枚の地図と9か所のロケ地が掲載されている。
※表紙の写真が奈良新聞(5/1付)に出ている。
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080501/soc080501a.shtml
さほど詳しいものではないが、黒塚古墳展示館や橿原考古学研究所附属博物館などの開館時間などが載っていて、奈良に慣れていない観光客には便利に使える。すべてのロケ地を訪ねたい上級者向けには、やはり金田さんと蔵武Sさんが作られた詳細な「ロケ情報」(Word文書)をお薦めしたい。
※鹿男あをによし ロケ情報
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b8910ffea70328c987c18375482df7d4
県の発表で興味深かったのが、観光客の増加ぶりである。《三角縁神獣鏡が展示してある黒塚古墳展示館(天理市)には、今年3月に7407人が訪問。昨年同月(1401人)と比べると実に約5.3倍の入館者数だった。ドラマの最初と最後に取り上げられた若草山(奈良市)は同1万4943人で昨年同月の6387人と比べると約2.3倍。県橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)は同4993人で昨年同月比約1.9倍などとなっている》(奈良新聞5/1付)。
やはりロケ地では顕著に観光客が増えていたのだ。なお、荒井知事はドラマに出てきた鹿ロボットを購入したいと言っていたが《同日の定例会見で「鹿ロボットは頭だけだそうだ。口を動かすだけでも大変と聞き、入手は断念した」と話した》(同紙)。
それにしても、素早いタイミングで県がロケ地マップを作ったというところは評価したい。大型連休から6月上旬までは、春の観光のピークだ。黒塚古墳展示館も、橿原考古学研究所附属博物館も、とても良くできた施設なのに、一般的な知名度はいまイチだった。このマップを片手に訪れる観光客が、これからどんどん増えることを期待している。
> タイトルは「奈良にゆかりの映画情報マップ」で、発行元は奈良県文化国際課です。
> 発行は去年。JRや近鉄も協賛しているので、それぞれの社名を刷り込んだものが
> 駅に置いているはずです。
そうでしたか。一度、駅で探してみます。情報、有難うございました。
映画関係のパンフレットの件です。タイトルは「奈良にゆかりの映画情報マップ」で、発行元は奈良県文化国際課です。発行は去年。JRや近鉄も協賛しているので、それぞれの社名を刷り込んだものが駅に置いているはずです。もし入手できなければさしあげます。古くは阪妻の「雄呂血」から河瀬さんの「殯の森」まで紹介しています。A4観音折8ページです。
> 奈良県ゆかりの映画作品を紹介したパンフレットが去年(一昨年?)でました。
そうでしたか。それは良い企画ですね。
> 『奈良近代文学事典』をベースにして自作のパンフを作ってみようかな。
これはお手間でしょうけど、奈良の描かれ方を知る良い手がかりになりますし、格好のブックガイドになりそうですね。
『奈良近代文学事典』をベースにして自作のパンフを作ってみようかな。どれだけ時間をそれに割けるかが問題ですが。
> 奈良県にもフィルム・コミッションのようなものはあるのでしょうか。
ありますよ。「鹿男」の撮影にも協力されていました。
http://yamatoji.pref.nara.jp/fc-nara/html/locanews_index.html
> できることといえばそのような動きを積極的にサポートしてあげること、
> 心積もりとして奈良を舞台にした近代文学作品を知っておく事でしょうか。
その通りです。古代史だけでなく、こういう方面の知識を地元民が共有しておくことも大切ですね。手軽なパンフレットやインターネットでそういうまとまった情報が取れれば、とても有り難いのですが…。
奈良県にもフィルム・コミッションのようなものはあるのでしょうか。奈良県在住のものが奈良を舞台にした文芸作品を映像化するよう、マスコミに働きかけることは非常に難しいでしょう。できることといえばそのような動きを積極的にサポートしてあげること、心積もりとして奈良を舞台にした近代文学作品を知っておく事でしょうか。『奈良近代文学事典』という本が大阪市の和泉書院から出ていましたが5,000円ぐらいする高価な本です。個人的に欲しいのですが・・・。会社の蔵書で間に合わせています。
> 県庁がこんなにもすばやく対応するなんて驚きです。自前で作ったのでしょうか。
風景写真とGoogle Mapを組み合わせただけの簡単なものですので、早かったのでしょうか。
> 新聞に「奈良ロイヤルホテル通信」がおり込んでありました。
> こちらも「鹿男・・・」撮影エピソードなんていう文字が表紙に躍っています。
私も拝見しました。ロケ時の裏話などが出ていて、これも面白いですね。
> AMAZONではいよいよDVDの予約受付始ったようです。
南都さん、可愛いイラストを有り難うございました。思えば、小説『鹿男あをによし』を真っ先に推奨していただいたのも南都さんでした。DVDが売れて、ドラマの評判が一層高まることを期待しています。
> 世間が騒いでいるから何か作らなければと、やっつけ仕事でこしらえたように感じます。
これは手厳しい。しかし県があの重い腰を上げたことだけでも、評価に値するのではないかと…。
> 観光振興課はこのドラマ効果を真剣に分析して、これからの
> 振興策に参考になるいろんなヒントを見つけ出すべきだと思います。
今年の経済団体(奈良商工会議所、同友会、経営者協会)の年賀会で、「鹿男…」の話が全く出なくて、そのあまりのカンの悪さに驚いたことがあります。県にはこれを参考に、第2、第3の鹿男を捜してほしいものです。
この連休も、あのドラマを見て奈良を訪れるお客さんがたくさんおられると思いますが、あのマップを手にして観光する人がどれだけいるでしょうか。
観光振興課はこのドラマ効果を真剣に分析して、これからの振興策に参考になるいろんなヒントを見つけ出すべきだと思います。
健康的なレクリエーションにつながったり、歴史再認識につながったり、奈良というよりもっと次元の異なるレベルでの影響が測り知れないですね。
修学旅行でも奈良コースが人気になるのではないでしょうか。
AMAZONではいよいよDVDの予約受付始ったようです。
先日、新聞に「奈良ロイヤルホテル通信」がおり込んでありました。こちらも「鹿男・・・」撮影エピソードなんていう文字が表紙に躍っています。