
2/28(木)、「鹿男あをによし」第7話が放送された。livedoor番組表から、あらすじを拾うと、
《小川(玉木宏)は学校を辞めさせてほしいと言いだした堀田(多部未華子)を何とかなだめるが、翌日も堀田は学校を欠席。自宅に連絡すると、昨夜も帰宅していないことが分かる。そこへ長岡(柴本幸)が小治田(児玉清)を訪ねてくる。昨夜、堀田が京都の長岡のもとを訪ねてきたらしい。堀田は思い詰めた様子だったが、何も語らずに帰ってしまったという。その後、堀田は見つかるが、家に帰りたがらないため、藤原(綾瀬はるか)の部屋に泊まることに。堀田は依然として何も語らないが、落ち着いた様子だったため小川は少し安堵(あんど)する》
やっとこの回で、堀田の正体が明かされた。堀田は「鹿の使い番」だったのだ(小川は「鹿の運び番」)。大きな鏡の前で、堀田は小川に「目を閉じて下さい」と言い、鏡に映る自分の顔(=鹿)を見せるシーンは、ドキドキものだった。
「鹿の使い番」の堀田は、頑張ってやっとサンカクを手に入れたのに、それがニセ物だったから、落ち込んで当然だったのだ。番組の最後のところで、マドンナが「狐の使い番」、リチャードが「鼠の運び番」ということが分かってくる。狐から鹿へのサンカクの受け渡しを妨害したのは、リチャードだったのだ。ここで「リチャードには気をつけなよ」という「ばあさん」の言葉が甦(よみがえ)ってくる…。
だんだん仕掛けが明らかになり、堀田とリチャードの存在感が高まってきた。いつもコメントを下さるsolianoさんによれば、視聴率は関東8.8%(同時間帯5位)、関西10.0%(同時間帯4位)だったそうだ。裏番組の「世界卓球」の視聴率が関西で低かったことからこの結果になったのだそうだが、10%台に戻ったことは、やはり嬉しい。
また南都さんからの情報で、番組満足度調査(ヤフーリサーチ調べ)によると、この番組がダントツの1位だそうだ。つまり「視聴質が抜群に良い」ということになる。ちなみに2位は「薔薇のない花屋」、3位が「1ポンドの福音」。
朝日新聞奈良版では、このドラマで盛り上がる地元の様子が紹介された。ブログのコメントで、金田さん(魚佐旅館)がロケ地マップを作られたとお書きだったが、記事によるとホテル日航奈良は「鹿男あをによしプラン」を作ったそうだ。
《「鹿男」の舞台を巡るオリジナルマップや、市内観光に便利なレンタル自転車が特典につく。ホテルスタッフが手作りしたマップは、東大寺周辺と明日香村などを網羅。ドラマで見たことがある景色の写真に、原作者の万城目(まきめ)学さんのガイドが付く。例えば鹿から「出番だよ先生」と話しかけられた東大寺大仏殿裏の講堂跡は、「大仏殿の真裏にもかかわらず、不思議な静寂にいつも包まれています」といった具合。プランは2月16日に始まり、発売10日で千葉や高知など全国から43人の予約が入った》
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000803020001
以前、野口百貨店の話を紹介したが、確かに地元は盛り上がっている。おたいまつ(お水取り)も始まっているので、相乗効果を期待したいところだ。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/c9d4c3a20bd5d25e19e662fd015f0388
複雑にからまっていた糸が徐々にほぐれ、ミステリアスだった全体像が明らかになってきた。「鹿男」は、これからますます面白い!
※鹿男あをによし第6話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/967479cf555c2c738a094155a8b77b85
※写真は、下宿屋としてドラマに登場する木奥商店(奈良町)。2月に撮影した。
《小川(玉木宏)は学校を辞めさせてほしいと言いだした堀田(多部未華子)を何とかなだめるが、翌日も堀田は学校を欠席。自宅に連絡すると、昨夜も帰宅していないことが分かる。そこへ長岡(柴本幸)が小治田(児玉清)を訪ねてくる。昨夜、堀田が京都の長岡のもとを訪ねてきたらしい。堀田は思い詰めた様子だったが、何も語らずに帰ってしまったという。その後、堀田は見つかるが、家に帰りたがらないため、藤原(綾瀬はるか)の部屋に泊まることに。堀田は依然として何も語らないが、落ち着いた様子だったため小川は少し安堵(あんど)する》
やっとこの回で、堀田の正体が明かされた。堀田は「鹿の使い番」だったのだ(小川は「鹿の運び番」)。大きな鏡の前で、堀田は小川に「目を閉じて下さい」と言い、鏡に映る自分の顔(=鹿)を見せるシーンは、ドキドキものだった。
「鹿の使い番」の堀田は、頑張ってやっとサンカクを手に入れたのに、それがニセ物だったから、落ち込んで当然だったのだ。番組の最後のところで、マドンナが「狐の使い番」、リチャードが「鼠の運び番」ということが分かってくる。狐から鹿へのサンカクの受け渡しを妨害したのは、リチャードだったのだ。ここで「リチャードには気をつけなよ」という「ばあさん」の言葉が甦(よみがえ)ってくる…。
だんだん仕掛けが明らかになり、堀田とリチャードの存在感が高まってきた。いつもコメントを下さるsolianoさんによれば、視聴率は関東8.8%(同時間帯5位)、関西10.0%(同時間帯4位)だったそうだ。裏番組の「世界卓球」の視聴率が関西で低かったことからこの結果になったのだそうだが、10%台に戻ったことは、やはり嬉しい。
また南都さんからの情報で、番組満足度調査(ヤフーリサーチ調べ)によると、この番組がダントツの1位だそうだ。つまり「視聴質が抜群に良い」ということになる。ちなみに2位は「薔薇のない花屋」、3位が「1ポンドの福音」。
朝日新聞奈良版では、このドラマで盛り上がる地元の様子が紹介された。ブログのコメントで、金田さん(魚佐旅館)がロケ地マップを作られたとお書きだったが、記事によるとホテル日航奈良は「鹿男あをによしプラン」を作ったそうだ。
《「鹿男」の舞台を巡るオリジナルマップや、市内観光に便利なレンタル自転車が特典につく。ホテルスタッフが手作りしたマップは、東大寺周辺と明日香村などを網羅。ドラマで見たことがある景色の写真に、原作者の万城目(まきめ)学さんのガイドが付く。例えば鹿から「出番だよ先生」と話しかけられた東大寺大仏殿裏の講堂跡は、「大仏殿の真裏にもかかわらず、不思議な静寂にいつも包まれています」といった具合。プランは2月16日に始まり、発売10日で千葉や高知など全国から43人の予約が入った》
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000803020001
以前、野口百貨店の話を紹介したが、確かに地元は盛り上がっている。おたいまつ(お水取り)も始まっているので、相乗効果を期待したいところだ。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/c9d4c3a20bd5d25e19e662fd015f0388
複雑にからまっていた糸が徐々にほぐれ、ミステリアスだった全体像が明らかになってきた。「鹿男」は、これからますます面白い!
※鹿男あをによし第6話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/967479cf555c2c738a094155a8b77b85
※写真は、下宿屋としてドラマに登場する木奥商店(奈良町)。2月に撮影した。
関東:10.1%(同時間帯4位)
関西: 9.9%(同時間帯4位)
終盤に向けて、とりあえず安定した数字となってきました。
この第8回と次回は、原作からいちばん離れた展開になっています。原作では「鼠の運び番」の正体が判明してから一気の展開になるのですが、ドラマではちょっと"ひっぱって"います。これが吉とでるか凶とでるか。
いまや独立行政法人・国立文化財機構となった、奈良文化財研究所がドラマに出てきたのは恐らく初めてじゃないでしょうか。
テレビ番組というのは視聴者それぞれが、自分の感覚で楽しめばよいわけで、視聴率が絶対の指標ではありません。私も"昨夜のナイターのスコア"ぐらいな感じで載せています。
ただ、私が今まで一番面白かったと思うドラマは、2001年にフジテレビで放映された「水曜日の情事」(野沢尚脚本、本木雅弘・天海祐希主演)ですが、低視聴率ゆえ、DVD化はおろか、再放送もされていないのがとても残念です。
鐵田さんは地元銀行員でもあるので奈良府民とは違ってすばらしい。奈良の発展、盛り上がりを市民として考えられてる。こういう人がいるのだというのが新鮮。奈良検定がらみでブログなるものをのぞき始めましたが、毎日寄るのが楽しみになりました。もっともこのドラマは見る気もありませんが・・・
終盤に向けて、視聴率ももっと伸びてくるんじゃないですかね。
> 終盤に向けて、とりあえず安定した数字となってきました。
> 視聴率が絶対の指標ではありません。私も"昨夜のナイターのスコア"ぐらいな感じで載せています。
視聴率情報、深謝です。確かに、あまり気にすることはないかも知れません。この番組内容だと、DVD化や再放送もアリでしょうし。
> ここ数週でさくさくと進んでかなり楽しくなってきましたね。
伏線が一挙に表に出てきて、テンポが良くなってきました。solianoさんがお書きのように、原作とはウエイトが変化しています。これからが楽しみです。
> 奈良検定がらみでブログなるものをのぞき始めましたが、毎日寄るのが楽しみになりました。
お褒めいただき恐縮です。私の周囲にも、定年で奈良府民から奈良県民になって意識が変わり、突然、住居地でボランティア活動を始められる方も多いです。畳薦さんも奈良検定などを契機に、今後スタンスが大きく変化されるのではないでしょうか。
第6回目で藤原が鹿に話し掛けるシーンを私が特別に評価してましたが、鹿の動きは合成ではなかったと見えました。素の動きのままでした。これをうまく噛み合わせたのが評価点です。
しかしまあ、鏡に映る二人の鹿のシーンも驚きました。ニュース番組で多用されるようになった「合成スタジオ」の応用だったのかな。
> 第6回目で藤原が鹿に話し掛けるシーンを私が特別に評価してましたが、鹿の動きは
> 合成ではなかったと見えました。これをうまく噛み合わせたのが評価点です。
あれはホンモノの鹿だったと思います。顔もちょっと違ってたし…。うまく撮ったものです。ロボット鹿の操作にも慣れてきたようです。
ですから最近では、見学者との会話も「鹿男、あをによし」の話題を入れると弾むこと先ず間違いない。
また、ここ数日ロケ隊が平城宮跡に神出鬼没しているらしい。今日も4時半頃、それらしい車が数台入ってきた。
シャキっとしない「遷都1300年記念事業」にも「藤原君」や「堀田君」が魂を入れてくれるものと信じています。
> 地鎮の儀式を平城宮跡を執り行うことを嗅ぎつけてか、朱雀門を
> 訪れる若い人や奈文研資料館を見学にくる人が最近増えている。
クライマックスの「地鎮」の情報が入っているのですね。私は、朱雀門を訪ねる観光客が少ないのが不満でしたが、これで注目されるのは有り難いことです。
> シャキっとしない「遷都1300年記念事業」にも「藤原君」や
> 「堀田君」が魂を入れてくれるものと信じています。
1300年祭で、「鹿男あをによし」にまつわる情報を集めて公開するのも良いですね。ロボット鹿など、人気を呼びそうです。
綾瀬はるか(藤原)や多部未華子(堀田)をキャンペーンガールに起用するとか…。ハコ物に頼らなくても、ソフト面で活用できるものはたくさんありますね。