tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

宝ヶ池 蔵

2005年11月20日 | 日々是雑感
11月19日(土)、会社の同僚が作っている「京都食べ歩き会」の催しで、京都・宝ヶ池を訪れた。

毎月積み立てて、半年に一度、美味しい店を訪ねるという趣向だ。
いつもは名だたる名料亭を訪ねているのだが、今回は趣向を変え、隠れ家的な店を訪ねることにした。

地下鉄「国際会館」で降り、まずは宝ヶ池公園を散策。紅葉・黄葉が見事だった。

一旦駅まで戻り、ここから徒歩6,7分の「宝ヶ池 蔵(くら)」に向かう。お店は、滋賀県から移築したという築160年の民家だ。

土間にはかまどがある。食事はカウンターに改造した居間。
湯葉の茶碗蒸し風の前菜に始まり、イクラ、銀杏、それに新鮮な刺身。メインは茹でた松葉ガニ。
身がぎっしり詰まり甘みもあって、とても美味しい。

その後は、囲炉裏端に場所を変えて、焼きガニ。締めはカニ雑炊。

一品ずつがやや小ぶりだったのは、京料理の通弊かも。

昼食は5千円から、夜は1万円から。2,3組しか取らないので、予約を忘れずに。
(075-711-6253)
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正暦寺

2005年11月16日 | 日々是雑感
今日は人間ドックのなので、会社はお休み。正暦寺(しょうりゃくじ 奈良市菩提山町)というお寺が病院の近くにあるので、立ち寄ってみた。

お寺の周辺は「錦の里」と呼ばれる紅葉の名所。今日は紅葉には早かったが、境内のあちこちで南天がたくさん実をつけていた。

このお寺には「清酒発祥の地」の碑が立っている。室町時代に現代に伝わる酒造法を確立したのが、このお寺だそうだ。酒造りに必要な良い水にも恵まれている。

それにしても正暦寺には、いつ来ても心が安らぐ。境内に小川が流れ、参道にたくさんのカエデやイチョウが鬱蒼と茂っているからだろうか。

ここの紅葉の素晴らしさは京都の永観堂や清水寺にも負けないのだが、今のまま、ひっそりと訪れる人を待つ風情がこのお寺に似つかわしいようだ。
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モザイク

2005年11月15日 | 日々是雑感
今日の夕刊に、作家活動50年を迎えた三浦哲郎氏の記事が出ていた。タイトルは「心を添削、磨いた文体」。(朝日新聞夕刊「単眼複眼」05年11月15日)

担当の編集者は、三浦氏は「句読点に至るまで神経をとぎ澄まし、原稿用紙の升目に一つ一つ命を削る」ように書く、と語る。その到達点が3冊の『短篇集モザイク』だ。これで川端康成文学賞を2度も受賞されている。

01年に脳梗塞を患った三浦氏は、最近は随筆を年に数編書く程度、という。

私の場合、三浦哲郎といえば『忍ぶ川』、そして『拳銃と十五の短篇』など故郷・青森の風土を背景にした短編小説が印象深い。『モザイク』も2冊、しみじみと味わいながら読んだ。
文芸評論家の秋山駿氏は「三浦さんは、心を添削しながら生きてきた」と語る。

『モザイク』、あと1冊読み残していてよかった。早速、明日買いに行ってみよう。

※画像は、天理市内で撮影(05年11月13日)した写真をモザイクタイル状にレタッチ。
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観光カリスマ

2005年11月14日 | 意見
(社)日本観光協会編『観光カリスマ…地域活性化の知恵』(学芸出版社刊)を読んだ。

観光カリスマとは、政府が選んだ「たぐいまれな情熱と努力で地域の観光振興を成功に導いた先駆者」のこと。
「観光カリスマ百選」として100人が選ばれている。

この本では、そのうち18人のカリスマたちの体験談(書き下ろし)が解説とともに紹介されている。並々ならぬ知恵と努力がうかがえる話ばかりで、ふうむ、これはすごいと感心しながら読み終えた。

中でも愛媛県伊予郡双海(ふたみ)町(現在は伊予市双海町)の話には、教えられるところが多かった。

この町は、観光資源といって何もない平凡な海沿いの町だった。約25年前、東京から来たテレビ局のカメラマンが、降りる駅を間違えてこの町に降り立った。彼の「この夕日は今まで見たどの夕日より綺麗だ」という話ををヒントに、「夕日の町づくり」をして大成功をおさめた。

町のキャッチフレーズは「しずむ夕日が立ちどまるまち」。若いカップルがたくさん訪れ、「夕焼けプラットホームコンサート」、「サンタが空からやってくる」などのイベントも仕掛けた。

私の住んでいる奈良も「観光資源の『宝庫』なのに、『倉庫』に成り下がっている」という声を聞く。何とかしなければ、という思いが日に日に募っているのだが…。
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大和郡山市・商工フェア

2005年11月13日 | 奈良にこだわる
大和郡山市で開かれた、第2回元気城下町「商工フェア」を見に行った。

今年は11/12(土)、13(日)の2日間の開催で、初日の昨日だけで約1万人が訪れたという。昨年の1万6千人を上回るのは、確実だろう。

メインとなる会場建物の前には大型トレーラーが横付けされ、臨時のステージとなって賑やかにビンゴ大会をやっていた。

肌寒い曇り空なのに、すごい人だかりだ。上空には遊覧ヘリまで飛んでいる。

食販テントも充実していて、飲茶、串こんにゃく(天川村)から、麺類、メロンパンまであって、見ているだけで満腹になりそうだった。

人混みを避けてひと息ついていると、桜もみじが風に舞っていた。
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