教育は難しい。自分も子ども3人を試行錯誤で、夢中で育ててきた。それぞれに、オンリーワンの個性的な1個の人格に育ったと思う。カントは「人間は教育によって初めて人間になる」と言ったという。いつも教育は、本当に難しい。
昨今の青少年による事件報道を見るとき、過剰な物質文明社会が子供たちに軽薄、安逸な日々を余儀なくしているような気がしてならない。この不安を取り除くには子供たちに真に豊かなグローバルな社会環境を取り戻さなければならないと考える。科学技術の世紀に残された「環境」と「人間」という時代的課題の解決は、やはり子供たちの教育に求めなければならない。
学力論争とも関わるが、活字中心の書斎科学よりも、野外で身近な本物の自然にふれる体験的学習環境こそが大切である。自然に親しみ、学び、守ると言ったプロセスから人として当たり前の自然観や人生観が育まれるはずだからだ。
炎天下の畑のニラの花に吸密する、あの敏速なヒメアカタテハの翅の模様があまりにも美しかった。目的のクヌギ林では、ゴマダラチョウやキマダラヒカゲが樹液に群がり、時にはオオムラサキが悠然と飛び交っていた。半世紀も前の虫採りに明け暮れた日々が今でも鮮明によみがえってくる。
昨今の青少年による事件報道を見るとき、過剰な物質文明社会が子供たちに軽薄、安逸な日々を余儀なくしているような気がしてならない。この不安を取り除くには子供たちに真に豊かなグローバルな社会環境を取り戻さなければならないと考える。科学技術の世紀に残された「環境」と「人間」という時代的課題の解決は、やはり子供たちの教育に求めなければならない。
学力論争とも関わるが、活字中心の書斎科学よりも、野外で身近な本物の自然にふれる体験的学習環境こそが大切である。自然に親しみ、学び、守ると言ったプロセスから人として当たり前の自然観や人生観が育まれるはずだからだ。
炎天下の畑のニラの花に吸密する、あの敏速なヒメアカタテハの翅の模様があまりにも美しかった。目的のクヌギ林では、ゴマダラチョウやキマダラヒカゲが樹液に群がり、時にはオオムラサキが悠然と飛び交っていた。半世紀も前の虫採りに明け暮れた日々が今でも鮮明によみがえってくる。