【旬のサンマを焼く】
いわきからクール宅急便でサンマが届いた。箱には《お刺身サンマ》《宮古港》のシールが貼ってあり、大振りのサンマが氷水にたくさん詰まっていた。
転勤でいわきにいた頃、同僚にサンマのさばき方を教わった。勤めの帰りに近所の魚屋で見事な新鮮な大ぶりのサンマを1匹買って帰り、この時期サンマの刺身は欠かさぬ晩酌の友であった。また、当時ときどき大家のおばあちゃんが美味しく煮たサンマを届けてくれたことも思い出す。
たしか、会津のスーパーにサンマの刺身が並んだのは、そのころ、今から20年ほど前のことと思う。
さっそく、夕食は刺身と塩焼きにしていただいた。
金色に光る刀の皮を剥き、お腹によくない部分を包丁でしごく。大葉を庭から採ってきて刺身の切り身をその上にきれいに並べた。
サンマの塩焼も、刺身も、脂がのってとても美味しくいただいた。
今年はサンマは豊漁らしい。秋の刀の魚、大好きなのでしばらくは楽しみたいと思う。 (2007.8.27記)