午前中は、寒いからと家に閉じこもりきりの孫を、そり滑りに連れ出した。
短大のグランド東の土手はちょうどいい場所だ。娘たちが世話を焼いてくれたから、雪に埋もれた構内を静かに歩いた。
時折ちらちら雪が落ちる中、静寂に歓声がこだました。
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昼過ぎに、教え子のH君が今年の干支のウサギの置物(本郷焼き)を届けてくれた。
いつもは暮れのうちにいただいていたが、少し遅れましたと、届けてくれた。
毎年、担任だったH先生を回って来るので、H先生は元気でいらしたかと聞いた。
「H先生は15日に亡くなり、19日にお葬式がありました。」と、信じられない訃報だった。 新聞のお悔やみ欄に目を通しているが、見落としたようだった。
いつも、そのうちお会いしたい思いながら生活していた。
先生には会工時代にすっかりお世話になり、あこがれの先輩だった。
若かりしころの思い出が去来した。
いろいろお話ししたいことがあった。何故早くに伺わなかったのかと、残念でならなかった。
思えば、先生が喜工を退職後、20年も会っていなかったか。とても悲しい。
明日にでもお悔やみに伺い、お参りさせていただくつもりでいる。
先生のご冥福を心からお祈りしたい。