エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

震災の復興を祈る

2011-03-20 | Weblog
            【夕焼け   庭から西方(奥会津方面)を望む】

   大地震発生から10日になる。
ともかく、未だどうなるかわからない原発事故の安全、終結を祈っている。
ずっとそのことが心配でならなかった。

 天災は仕方ないだろう。しかし、自然に負けた原発、その恐ろしい制御不能は人災と言える。
想定外などは許されるはずはない。万一の備えは万全でなかったのだ。
 もともと、対策に完全無欠などはあり得なかったのに、そのことを忘れていた。そこに技術の過信があったのだ。
 考えられない地震エネルギーの脅威にさらされる技術であってはならない。
そうであれば、今後原子力による発電は見直されるべきだし、さらに日本のエネルギー政策は見直す必要があるだろう。
 
 被災されたすべての人たちの復興を祈りたい。
何も出来ないが、ただただ祈ることは出来る。目を瞑り、手を合わせる。
きっと何かが起こると信じて。 

拙ブログのカテゴリー「環境問題」に以下の原発事故の記事を見つけた。

「原発制御棒抜け事故 安全性に鈍感」(2007-03-24)
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今回の北陸電力や東京電力の原発制御棒抜け事故に強い憤りを覚える。
 これまでも東京電力の福島原発のトラブル隠しは際限がなく、企業体質への不信は原発の危険性への憂いをますます大きくしている。問題を起こすたびに頭を下げるだけでは済まされない。核分裂反応は待ってはくれない。危険性、安全性への鈍感な意識に、あらためて原発への依存に疑問を抱かざるを得ない。
いま世界のエネルギーの90%が化石燃料に依存し、排出する二酸化炭素による地球温暖化が急速に進んでいる。核燃料のエネルギーはいい面もあるが、廃棄物の処理も含め、安全性の確保は絶対である。
地球的な視野で見ると、今後は無限に供給可能な風力、太陽光、バイオマス等の太陽からの入射エネルギーを求める理想を追求すべきと思う。
 それにしても、膨らみすぎたエネルギー大量消費社会は逆戻りできないのだろうか。ライフスタイルを見直し、少しでもできることをするしかないのだろうか。
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