エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

夏の終わりのトンボたち

2011-09-02 | 自然観察

 台風が近づいている。
 朝食を済ませた窓越しにサルスベリが風に揺れている。
 いましがた降り出した雨の中、ミンミンゼミが、往く夏を惜しむかのように鳴いている。
 孫の登校を見送って、今日もゆっくりした朝が始まった。
 台風の影響もあるのか、秋とはいえ風も生暖かくまだまだ季節は夏の中にある。

 昨日またトンボの様子を見に行った。

 オオルリボシヤンマが産卵していた。産卵風景をポケデジの画像で撮った。

 画像は、ファイル変換、編集など、また一から復習してブログに貼りたい。

 キトンボが木々の枝に止まっている。割と警戒心が強くて写しにくい。

キトンボ

マユタテアカネ

オニヤンマは目を中足で拭っていた。

類も少ないが、オオイトトンボ、連結のモノサシトンボ、キイトトンボなどが、また、アマゴイルリトンボもまだ元気でいた。

オオイトトンボ

モノサシトンボ

キイトトンボ


アマゴイルリ

 心待ちにしているナニワマダラトンボ、昨年は9月4日に初見している。
 毎年、この絶滅を危惧されているトンボを心配している。
 彼らの生息環境は間違いなく悪化しているのだ。
 今年も生息する水辺の近くの農道で大きな道路工事があった。
 小さな生き物の命を守る取り組み、もっと危機意識を持った自然環境保全対策が急務だと思っている。

 田の脇の水たまりには、水生植物がいろいろ生えていて興味深い。

 紫色の花をつけ始めたのはコナギだろうか。これから茎を伸ばすのだろうか。
雰囲気がセントポーリアの花に似ている。

 コナギ

水面で咲いていたミズオオバコも少し茎を伸ばし、終わり近づいたオモダカの実が膨らんでいた。

よく見ると、オンブバッタがオモダカの花粉をおいしそうに食べていた。

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