エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

夏から秋への里山

2011-09-21 | Weblog

 台風15号、ゆっくりな速度で四国に近づいている。

秋雨前線を刺激して、全国的に大雨,明日からの会津まつりも心配だ。

残暑も一段落,雨の庭の木々も夏の疲れを癒しているようだ。

先日,Hさんのリンゴ園を覗いた。いよいよ収穫の季節、「つがる」のもぎとりが始まっていた。

Dがキラキラ光っていた。熊よけだそうだ。 少し高くすれば,ヒヨドリよけになるらしい。

そこここに秋の気配が濃くなっている。 

マユタテアカネの交尾

ヒメアカタテハの産卵、食草はヨモギだった。

ウラギンヒョウモンの産卵、こちらはスミレの仲間。

オオシオカラトンボの無残な姿に、夏の名残。

もう産卵は済んだのだろうか、アマゴイルリトンボ♀も餌食に。

わずかだがまだ残っていた。

これは,アジアイトトンボだろうか。小型で腹部第9節がきれいなブルーだ。

珍しくミドリヒョウモンのペアに出会った。

 

こちらは,サワヒヨドリに来たウラアギンヒョウモン。

 トンボ池に行くとキトンボも現れた、

オオルリボシヤンマが産卵している。

ノシメトンボとワレモコウ・・・俳句の季重ねと言ったところか。

マイコアカネは生息環境が違うのか,個体数が少ないようだ。

尾花が銀色になびく。こちら、まだ花粉付き、白い羽毛状柱頭がまだ伸びなていない。

エノコログサが逆光に美しい。

静寂の秋の里山を巡るとき、一瞬もの悲しさ、寂しさを感じるのはなぜだろうか。

それは、身近な愛おしい虫たちとのしばしの別れであり、巡りくる寒い季節を意識するからだろうか。

これからの秋を存分に楽しみたいと思う。

 

日記@BlogRanking