【磐梯山 猪苗代湖水が霞んで見えた。】
今朝、突然の思いつきで、孫とママ、明子夫妻も誘ってスカイラインへ行った。思えば、夢みたいに元気になった。
この前は、もう7年になるだろうか。退院後まもなく、ほとんど歩けない身体だったが、どうしても行きたくて息子の車に乗せて貰ってきたことがあった。
木道に寝転び、一切経山に流れる雲を目で追っていたことを思い出す。
浄土平湿原は、もう虫たちの季節はとうに終わってしまったような静けさだった。
孫谷、妻が一緒だったので、出来れば鎌沼までのコースも断念、見晴らしの良いところまでのぼって引き返した。
キリの向こうに駐車場が見えた。
久々に高原の空気に触れた。所々の吾妻五葉の間に、コケモモやヤマハハコが咲いていた。クロマメノキやイワカガミも久しぶりだった。
クロマメノキ
コケモモ
ヤマハハコ
イワカガミ
スカイラインの道路はあちこち地震傷んでいた。
今、県内の有料山岳道路は無料で、浄土平の駐車場も無料開放されていた。
木道の広いところでお弁当を広げた。霧が流れ、時折日が陰ると、肌寒いらいだった。
一切経山へは、火山活動が盛んで、入山が禁止されていた。中腹から噴煙が上がっていた。
まだ子供たちが、今の孫たちと同じ年齢のころには、よく吾妻へは来ていた。
雄大な高原の眺めはきっと子供たちの心の片隅に残っていることだと思う。
孫たちにも、これからはもっと山登りの体験をさせてやりたいと思った。