毎年も秋彼岸、「会津まつり」が始まった。
きのうは市内の子供会中心の提灯行列が予定されたが、大雨警報などが出て中止となった。でも、行灯の審査があった。
苦労して子供会で作った行灯を、町内役員、子供会役員で神明通りまで搬入した。 審査の結果、昨年同様に優秀賞をいただいた。
今朝は、久々の晴れ、暑くも寒くもない快適な「まつり日和」となった。
自転車で一人行動することにした。
しばらくぶりに、本丸の出陣式を見た。出発前の火縄銃演武は良かった。
まつりのメイン「藩公行列」は、会津の先人に感謝するとともに、戊辰の役で亡くなった会津藩士や戦火に巻き込まれた方の慰霊と鎮魂の意義もある。
椿坂を下りた北出丸で、殿様たちが乗馬するところで街に繰り出す隊列を見送った。
毎年同じだが、最近は昔の会津藩縁の藩からの応援があった。
滋賀の日野市からは蒲生氏郷公、横須賀から横須賀開国甲冑隊、むつ市から斗南藩主、長岡市から長岡藩銃士隊、桑名市から桑名藩主、東京日野市からは新撰組土方歳三など、それぞれ団体の行列があった。いつもの筆頭家老・西郷頼母役の早乙女貢さんがいないのが寂しい。また今年は、震災で避難して来ている大熊町の中学生が白虎2番隊を演じ、沿道からは、「大熊、がんばれ!とひときわ高い励ましの声援が送られていた
お城の南に隣接するお墓に参った。既にきれいな生花が供えられていた。多分Oさんだろう。ありがとう。
武徳殿のとなりの弓道場では「まつりの弓道大会」が、プール脇の相撲場では「小・中学校の相撲選手権大会」が行われていた。
金山のW君はどうしているだろうか。
帰路、相生町のコープ前でもう一度行列を面物した。
沿道の街の人たちの平和な顔をながめながら、人々の絆を意識した。 妻や孫たちはどこで見ているだろうか。
午後は一転曇り空から雨がぱらぱら、肌寒い天候になってしまった。
午後は一中からスタート、中央通りから七日町、桂林寺通り本町から武田病院前から帰城する。帰陣式ではゲストの堀内孝雄さんが「白虎隊」の主題歌「愛しき日々」を熱唱することになっている。
明日は、市内小学校の鼓笛隊パレードと日新館童子行列がある。
まつりが終わるといよいよ秋が深まっていく。そして、色づいた葉が落ち、雪の季節ももうすぐだ。