毎朝、朝食時に日陰の西側の庭の木々の間を一頭のジャコウアゲハがひらひらと舞っているのが見える。
いつも同じ個体で、ときどき梢に止まって羽を休めたり、たまにムクゲの花に顔を突っ込んで蜜を吸っている。
居心地が良いのか、棲みついたかのようだ。
この西側の庭には、食草のウマノスズクサが数本植えてある。
この前、終令まで育った幼虫に太い茎まで食べ尽くされ、飢餓状態の幼虫を何頭かいつものHさんのウマノスズクサ畑に疎開させた。 その後、残った茎から元気に葉が出てきた。
蝶の嗅覚は触角にあるという。わずかな食草の発する誘引物質をオスも感じ取っているのだろう。
いつも観察していたが、メスはやはり先ずこの誘引物質を嗅覚で感じて付近を飛び回り、前脚で一つ一つの葉を触りながら食草を確認して産卵している。
最近♀を見かけないが、葉の裏に卵が産見つけられないよう願っているところだ。わずかな食草ではチョウまでは育てられないから。
ところで、一時は大分殖えたが、いつか絶えてしまったと思っていたフラミンゴが咲いていた。この冬は大事に越させたいと思っている。