【 ツーショット ツマグロヒョウモンとミヤマアカネ】
眼に浮かぶススキの原を見たくて、里山へ出かけた。ススキの野に磐梯が美しく聳えていた。
連日残暑厳しい里山、チョウもトンボも少ない。
それにしても、いつも思うことだが、信州のチョウ、トンボに比べると、種類も数もなんと少ないことか。
きょうは、珍客ツマグロヒョウモンに会うことが出来た。
3年前か、会津大学構内でセイタカアワダチソウに吸密するツマグロヒョウモンに会った。 これで2度目だ。
温暖化が進み、生息範囲を北に広げているようだ。 図鑑によると、長野県や山梨県での越冬が確認されているようなので、福島でも土着可能ではないだろうか。
人なつっこいというか、カメラを持つ私からほとんど離れずに舞っては止まり、止まっては舞っていた。
なかなか羽を広げてくれないが、裏面の後翅下部の縁は図鑑に比べてずいぶん黒い。 裏面はヒメアカタテハを思わせる模様が特異できれいだった。
今度は、是非メスのツマグロを拝見したいものだ。
暑くても季節は移ろい、イチモンジセセリが現れた。 ツバメシジミは産卵に夢中だ。
稲穂にオオシオカラトンボ、季節の一コマだ。 どこにも沢山いたのがオニヤンマ
田の脇でミヤマアカネが目立った。
♂ ♀
ツリフネソウもきれい。 いつも迷う、ヘリグロチャバネセセリ♀か?
アオイトトンボ 成熟♂
ノシメトンボも
トンボ池で、期待したマダラナニワトンボは未だのようだ。
猛暑の中、相変わらずチョウトンボが元気だ。
特別、珍しく無くてもいい。いつも現れるチョウやトンボ、草木と語らうことが大好きだ。 (2012.8.28)