今まで何度黄昏を眺めたことだろうか。
思えば、長い人生だが、数えるほどしかなかったのではないだろうか。
一日の終わりに、いつも思うことは美しい地球だったような気がする。
ときに、センチメンタルな気持ちで眺めたこともあった。
庭から真西を望む
黄昏と黎明と、どちらが美しいかと問われれば、答えが出ない。
どちらも美しすぎるから。
これからは、この美しい黄昏を、そして黎明を心して眺めたいと思っている。
毎日訪れる夜明けと日の入りだけれど、意識してみることはそうはないだろう。
素晴らしい黄昏を、しっかり目に焼き付けていきたい。
黄昏に揺れる灯火黒い嶺