早春の里山うれしクジャクチョウ
昨日、ようやく巡った早春の里山を満喫した。
お昼をはさんで、4時間のゆっくりした里山観察だった。
毎年何十回も通った里山に、今年も小さな自然たちは素晴らしいドラマを見せてくれるだろう。
河東では、Iさんの畑からYさんの畑まで、半年ぶりの林道を歩いた。早速、越冬したキタテハとクジャクチョウ、ヒオドシチョウが出迎えてくれた。
数本の高いコブシもさわやかに咲いていた。
クジャクチョウ キタテハ
ヒオドシチョウ コブシ
八田野からコブシやシダレヤナギと残雪の磐梯山を撮った。早春の麗しき磐梯だ。
松長から所々で真っ白な飯豊連峰を望んだ。いつものポイントで飯豊山をバックに慈母観音像を撮る。
会津慈母観音像
続いてモートンイトトンボの田をまわり、小川の辺にショウジョウバカマを撮った。ヤナギの尾状花序は日に透けて輝いていた。
八田野から磐梯町へ、ここも未だ畦や土手の緑は淡く、待ち焦がれるヒメシロチョウもやホソミオツネントンボの産卵ももうしばらくかかりそうだ。
いつもの田の畦の水たまりにはゲンゴゴロウ、マツモムシが泳いでいた。ときどき呼吸しに水面に浮いてくるイモリの赤いお腹が見えた。
お昼は久しぶりに強清水の蕎麦に舌鼓、今年初めてレク公園に向かった。
公園では昨年より少し早くシデコブシがきれいに咲いていた。でも、コブシはまだつぼみ、このあたりは朝晩冷え込みが違うのだろう。
久しぶりの遊歩道を文学碑を読みながら巡った。
シジュウカラが集団で飛んできた。ホオジロもいた。お腹が白い。野鳥の同定はよく分からない。やはり経験がものをいうのだろう。
ミズバショウも見頃だ。
?
帰りは、まだ道路脇に雪の残る滝沢峠を下った。途中、金堀の林道を歩いた。
林道の脇にキツネの死骸が横たわっていて驚いた。どんな事情なのだろうか?一見新しく見えたが、雪の季節に埋まっていたのだろか?
家に戻ってから、市役所に連絡したら、適切に処理しますとのことだった。
芽吹き前の雑木林で観察した黄色い花を付けた木々。
サンシュウ ヒュウガミズキ
ダンコウバイ クロモジ?
また早春の花は。
エゾタンポポ フキノトウ
マルバスミレ タチツボスミレ
イチリンソウ ニリンソウ
いよいよ虫たちの季節、今日も我が家の庭にルリシジミが舞っていた。
五月連休には、カタクリの森にギフチョウ、ミヤマセセリなどを撮りに行きたい。(2013.4.15)