【カヤクグリ 2013.4.1 会津若松市上長原】
ときどき野鳥にレンズを向ける。はっきり名前の分からない鳥も多い。
鳥たちも警戒心が強く、なかなか近くで鮮明には写せない。望遠も300mmでは少しきつい。家に戻り図鑑を参考に推定するが、自信がない。
そこで、正しく知りたいときにはときどき専門家に聞くことになる。野鳥のプロの彼については、前にブログに書いた。
【 野鳥を撮る 2011-04-23
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/902bbda40b3d791929f0ef5b53dd24f8#comment-list 】
最近も見慣れない鳥に出会ったので、メールで同定をお願いした。
すぐに返信があり、カヤクグリとカシラダカだった。カヤクグリは初めての鳥だったが、
彼からの返信メールに、
「カヤクグリはやったね!です。夏は高山にいる鳥ですが、冬は低山に降りてきます。
それで目にする機会は少ないです。撮影できてよかったですね。」と。
何度となく訪ねてきたが、いつも適切なアドバイスをいただきありがたい。
やはりいつも見ていない野鳥はなかなか図鑑では分かりにくい。教えていただき少しずつ自分のものにしていくしかないようだ。。
その数日後、カシラダカの集団に出会ったが、今度はすぐに確認できた。
【カシラダカ 2013.4.1 い津若松市八田野】
《 ネットから》
○ カヤクグリ
スズメ目イワヒバリ科の鳥(イラスト)。全長約14cm。全体に灰色みを帯びた黒褐色で,背は赤褐色に黒い縦斑がある。とくに目だった特徴のないじみな色彩の鳥。春から夏の間は,本州中部以北の亜高山帯上部から高山帯に生息する。コメツガやオオシラビソの森林やハイマツ,ウラジロナナカマドなどの低木林の中にいるが,その名のようにいつもやぶの中を潜行していて,なかなか姿を見せない。さえずるときは高く突き出た枝に止まり,美しい声でチュルリ,チュルリ,チリチリチリチリと早口に鳴く。
○ カシラダカ
スズメくらいの大きさの茶色系の鳥。短い冠羽があり、頭が高く見えるので頭高(カシラダカ)の名がついたという。
雰囲気はホオジロと似ているが、ホオジロと違って腹は白く、胸脇腹には不規則な縦縞がある。腰は見事なウロコ模様。雄は4月頃になると頭部が黒くなる。
越冬のため渡って来る鳥で、県内では10月中旬頃になると「チッ 、チッ 」という地鳴きがどこからともなく聞こえてくる。アオジのような擦れた声ではなく比較的澄んだ声なので「チュッ」とも聞こえる。
山ぎわや平野部の林縁部に十数羽から数十羽の群れでいることが多い。地上で植物の種子や小さな虫やら食べているらしい。危険を感じると近くの樹木や林に逃げ込む行動をとる。枝などに止まったあとしばらくはソワソワして落ち着きがない。