エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

待っていたヒメシロチョウを初見

2013-04-25 | 自然観察

 

会長の高橋さんからお誘いを受け、「市民と共生の森の会」に入ることになった。

午前中に、会の主催の事業「森で遊ぼう」の準備作業があった。

これは小中学生30名と、自然観察や森林整備体験、畑作りなどの活動をする《エコ・カル子供クラブ・自然観察会》で

10年ほど行われている。

今日は、第1回の準備作業で、ジャガイモの植え付けとビオトープの修繕をした。

小生、鍬を握ったことがない。農作業は経験がなく、薄っぺらい机上の学習人間を意識させられた。

このビオトープ、山から湧き出る清水の流れが10mほどで一坪ほどの池を満たし、そこから約20mほど先のクマザサの中ヘ小川が流れている。

流れの落ち葉をすくい上げ、池のアシやヨシを取り除いた。濁った流れにイモリが岸に這い出してきた。

モリアオガエルの産卵用に、池の縁にウワミズザクラ、ニシキギ、などの苗を植えた。

今日は14,5名が集まり、作業もわけなく終わった。次回は5/7,子どもたちが探検する林を整備する計画だ。

 

 

活動場所の金堀辺り、桜が咲き始めたところだった。 

早めに終わったので、ヒメシロチョウの様子を見にポイントへ向かった。

まだ早いかと歩いていると、風に吹かれたヒメシロチョウが足下の草に止まった。今年も昨年とほぼ同じじきだ。

ヒメシロチョウ、4,5頭はいた。羽化したてのヒメシロチョウが風をよけて止まっていた。

 

 

最近明らかに少なくなっている。福島県では準絶滅危惧種だが、昨年は環境庁の絶滅危惧第1類にワンランクアップし指定された。

この狭い範囲だけに棲息しているヒメシロチョウを今後も保護しなければならない。

ルリシジミがスミレやセリの花に蜜を吸っていた。コツバメは初見、クジャクチョウが春の陽を浴びていた。

  

 

八田野の国道沿いのカラマツの芽吹きを観察した。雌花は薄紅色にふくらみ何とも言えず美しい芽吹きだ。

じっと長い間動かないでいたのはアトリだろう。

普段動かさない身体。少々疲れたが、いろいろ収穫があった。

 

 

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