エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

入学式

2015-04-08 | 日々の生活

  サエちゃんが小学校へ、タケくんが中学校へ入学した。
  サエちゃんは昨日から初めての集団登校に加わった。今朝はばーちゃんが様子を見に飯盛通りまで見に行った。サエちゃん何の心配もないお姉ちゃんになった。

小学校まで約1㎞ほど、5年生に萌えちゃんもいるので心強い。

タケくんは、歩いて2,3分の自宅裏の中高一貫校、今日の午後、高校と一緒の入学式があった。

3月の卒業のお祝いに続いて、4月はじいちゃん、萌えちゃんのお誕生会と入学祝いとおめでた続きだ。お酒も美味しい、ケーキも美味しい。

    

   

  

  数日前、信濃毎日新聞で信大の入学式の様子を見た。

  学長は式辞の中で「スマホやめますか、それとも信大生やめますか。」

 「スイッチを切って本を読もう。友達と話をしよう。自分で考えることを習慣づけよう。それが独創性豊かな信大生を育てる」と呼び掛け、創造性の意義を訴えていた。

 また、自分の時間を有効に使うため、自力で時間の流れを遅くする方策について述べていたが、それらは老いた身にも当てはまる素晴らしい教訓だと痛感させられた。

自分の時間を有効に使うための5つの方策
  一、学び続けること。新しい経験が得られて、時間感覚がゆっくりとなる。
 二、新しい場所を訪ねる。定期的に新しい環境に脳をさらす。
 三、新しい人に会う。他人とのコミュニケーションは脳を刺激する。
 四、新しいことを始める。新しい活動への挑戦。
 五、感動を多くする。

 遠く半世紀も前の喜びの春のあの日が浮かび、自分が入学式で激励されているような錯覚を覚えた。

 また、入学式では、数年前から旧制松本高校の寮歌「春寂寥」と信大学生歌「叡知みなぎる」を参加者全員で歌っていることを知り感激、

 我が青春の感動の歌を一緒に歌いたかった思いに駆られた。

 ”春寂寥(せきりょう)の 洛陽に
昔を偲ぶ 唐人(からびと)の
傷(いた)める心 今日は我
小さき胸に 懐(いだ)きつつ
木(こ)の花蔭に さすらえば
あわれ悲し 逝(ゆ)く春の
一片(ひとひら)毎に 落(ち)る涙”

いつもこの時期にゆく春を惜しみながら玲瓏と詠う感動の歌だ。

信大入学式に、はからずも信州の大自然に包まれて流れた我が青春が懐かしく思い出された。

遙か東北から、信大新入生の充実した大学生活を期待している。