エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウトンボ  コバネアオイトトンボ

2017-07-20 | 自然観察

どうしてもチョウトンボにあいたくてF地点へ行く。

「山の淋しい湖に 一人来たのも悲しい心~ 」  懐かしの 「湖畔の宿」を口ずさみ

ひっそりした山の池へ。

コフキトンボが池の端に止まっている。ひらひら、1年ぶりのチョウトンボが乱舞していた。

 コフキトンボ ショウジョウトンボ

 

 

 チョウトンボ交尾態

チョウトンボの交尾は短い。空中でからみ水面へ、のパターンが多い。わずか数秒間で離れ、♀単独で産卵する。

キイトトンボ  連結産卵

4~5年前まで沢山いたE地点の池、もうチョウトンボの姿はない。

この池、20年前にできた人工池だが、素晴らしいビオトープとなった。

あのマダラナニワトンボも毎年楽しみに観察できた。しかし、10年前、ポンプの故障で大変なことに。

以来、毎年県へお願いして7~8年、ようやく水位を確保できたが時既に遅し。

池の生態系は極端に変わった。チョウトンボ、マダラナニワトンボだけではない。植生の変化もあり、水生昆虫は全滅だ。

ゲンゴロウやコオイムシ、あれほど賑やかだったイトトンボ類もほとんど消えた。つい怨み節もでてしまう。

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池までの林道は生まれたばかりのマユタテアカネだらけ、所々でアマゴイルリトンボに出会う。

相変わらず、虫が少ない。

♀ アマゴイルリトンボ♂

 マユタテアカネ

 

    

 

  

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ひょっとしたら、コバネアオイトトンボではないか?気になる未成熟のイトトンボを発見。

生長して胸の模様がでないと判定は無理かも知れない。でも、アオイトトンボ、オオアオイトトンボの未成熟個体とは違うような気がする。

ちなみに、手元の図鑑には ◎コバネアオイトトンボは,【羽化直後は胸部が橙褐色となる点が他の近縁種と異なる】とある。

トンボの尾園博士に聞きたいくらいだ。

【絶滅危惧第1類のコバネアオイトトンボ】