■ハイキング再開■
渓流釣りが禁漁となり、「何にもしない」ままでは、足腰に衰えが見えつつある我が身のためにならない。そこでハイキングの再開となったワケである。
昨年から我が家のある西宮市内から順々に西へ移動しながら、六甲山のハイキングコースを裏表から登って来たが、今回は阪急六甲駅を起点に昇って行くルートだ。

●起点の阪急六甲駅●

●本日のルート●
■護国神社■
駅前から北上し、六甲登山口の交差点を左に折れて幹線道路沿いを進んで行くと、そこに護国神社がある。

●護国神社●
護国神社の境内に入り、本殿前でお賽銭を済ませて、この国を護ってくれた英霊達に対して祈りを捧げた後、更に西へと向かう。

●本殿前●
川を1本超すとそこから北上する道がついている。そこから先が杣谷(カスケードバレイ)になる。

●杣谷への道標●
■杣谷(カスケードバレイ)■
杣谷(カスケードバレイ)は別名「徳川道」の一部でもあるが、それが造られた経緯は何だか悲しいモノがある。
この道は江戸時代末期、生麦事件(薩摩藩士による英国人殺傷事件)に懲りた江戸幕府が、開港された兵庫(神戸)で往来する日本人と異人とのトラブルを避けるために突貫工事で完成させたバイパスで、当初は西国往還付替道という名称だったのだが、完成後間もなく大政奉還へと向かったために、利用されることはほとんど無く、廃道になったということだ。そして、いつしか「徳川道」と呼ばれるようになったそうだ。
諸外国のために国家予算を投入するが、効果なく無駄金に終わるという、今も昔も変わらぬ状態に苦笑しつつも、この道を進んで行く。

●徳川道に関する表示板●
■谷沿いを登る■
コースに入ってしばらくすると、杣谷(カスケードバレイ)の名の通り、谷沿いのルートになる。まだ秋色にはなっていない木々を少々残念な気分で眺めながら歩いていたが、突然眼下に滝があったりするので、意外と景色に変化があって飽きない。

●渓谷はまだ色付いていなかった●

●デンマークだったら「人魚姫」だけど、これでは「トドオヤジ」だ。●
■イノシシ■
この夏は全国各地でクマの出没情報が飛び交ったていた。ここ六甲ではまさかクマの出没情報はないものの、そこかしこに当たり前のように棲息しているイノシシがハイカーの弁当を狙うという事故が報道されていたので、効果があるかは知らないが、念のために「クマ除けの鈴」を装着して更に道を昇って行く。

●道沿いの到る所にある、イノシシの掘り跡●

●コレが「クマ除けの鈴」●
■登りの後半■
登りも後半に差し掛かると、階段が多くなって疲れた足には堪える。

●ルートの折り返し点まであともう少し●
■折り返し点■
階段地帯を抜けると、少し下りがあってその先に公衆トイレと東屋がある。このあたりがルートの折り返し点になる。

●コレが見えれば折り返し点●

●東屋でいつものコーヒータイム●
■穂高湖■
このルートの頂点には穂高湖という湖があって、周囲には散策路も付いている。湖の規模は思っていた以上に大きく、景色もキレイだが、季節が進んで紅葉シーズンともなれば更に魅力が増しそうな感じするだけに、今回は少し残念。
●穂高湖畔●
■長峰山へ■
穂高湖近辺で折り返し、長峰山登山道を逆に降りて行くコースで阪急六甲駅を目指す。

●長峰山方向への道標●
■長峰山■
栗や熊笹などが道沿いに生えるハイキング道を進んで行くと、そこに長峰山山頂の通称「天狗塚」へ到達する。
この長峰山は、一応、四等三角点(「三角点=さんかくてん」とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと)が設置されている山であるが、ここでは、それは山頂の天狗塚にある。

●山頂の岩塊=天狗塚●

●四等三角点●
■ハードな下り■
長峰山頂から下って行くとコースはハードになってくる。勾配がかなり急であったり、途中で草木に覆われて「藪こぎ」に近い感覚で通過する区間もあった。

●かろうじて踏み跡が見えるが…●

●全周を草に覆われている穴を抜ける●

●視界が広がる部分では神戸港が見下ろせる●

●コース終点はフラットになる●

●六甲学院前を抜けて阪急六甲駅へ●
■歩き終えて■
今回のコースは往路(登り)が杣谷、復路(下り)が長峰山登山道というパターンであったが、長峰山登山道の方がよりハードであった。ボクのような軟弱者は今回のパターンを使った方が体の負担が少なくて助かるのだが、より健脚者の場合は逆パターンの方が登りがいがあるように感じる。もしこのブログを見ている人がチャレンジするのなら、自分の足に合わせて選ぶことが可能なコースだった。
これから六甲山も紅葉の季節を迎えるが、渓谷や沢沿いの紅葉はコントラストがついて格別である。これからが楽しみなハイキングなのだ。
渓流釣りが禁漁となり、「何にもしない」ままでは、足腰に衰えが見えつつある我が身のためにならない。そこでハイキングの再開となったワケである。
昨年から我が家のある西宮市内から順々に西へ移動しながら、六甲山のハイキングコースを裏表から登って来たが、今回は阪急六甲駅を起点に昇って行くルートだ。

●起点の阪急六甲駅●

●本日のルート●
■護国神社■
駅前から北上し、六甲登山口の交差点を左に折れて幹線道路沿いを進んで行くと、そこに護国神社がある。

●護国神社●
護国神社の境内に入り、本殿前でお賽銭を済ませて、この国を護ってくれた英霊達に対して祈りを捧げた後、更に西へと向かう。

●本殿前●
川を1本超すとそこから北上する道がついている。そこから先が杣谷(カスケードバレイ)になる。

●杣谷への道標●
■杣谷(カスケードバレイ)■
杣谷(カスケードバレイ)は別名「徳川道」の一部でもあるが、それが造られた経緯は何だか悲しいモノがある。
この道は江戸時代末期、生麦事件(薩摩藩士による英国人殺傷事件)に懲りた江戸幕府が、開港された兵庫(神戸)で往来する日本人と異人とのトラブルを避けるために突貫工事で完成させたバイパスで、当初は西国往還付替道という名称だったのだが、完成後間もなく大政奉還へと向かったために、利用されることはほとんど無く、廃道になったということだ。そして、いつしか「徳川道」と呼ばれるようになったそうだ。
諸外国のために国家予算を投入するが、効果なく無駄金に終わるという、今も昔も変わらぬ状態に苦笑しつつも、この道を進んで行く。

●徳川道に関する表示板●
■谷沿いを登る■
コースに入ってしばらくすると、杣谷(カスケードバレイ)の名の通り、谷沿いのルートになる。まだ秋色にはなっていない木々を少々残念な気分で眺めながら歩いていたが、突然眼下に滝があったりするので、意外と景色に変化があって飽きない。

●渓谷はまだ色付いていなかった●

●デンマークだったら「人魚姫」だけど、これでは「トドオヤジ」だ。●
■イノシシ■
この夏は全国各地でクマの出没情報が飛び交ったていた。ここ六甲ではまさかクマの出没情報はないものの、そこかしこに当たり前のように棲息しているイノシシがハイカーの弁当を狙うという事故が報道されていたので、効果があるかは知らないが、念のために「クマ除けの鈴」を装着して更に道を昇って行く。

●道沿いの到る所にある、イノシシの掘り跡●

●コレが「クマ除けの鈴」●
■登りの後半■
登りも後半に差し掛かると、階段が多くなって疲れた足には堪える。

●ルートの折り返し点まであともう少し●
■折り返し点■
階段地帯を抜けると、少し下りがあってその先に公衆トイレと東屋がある。このあたりがルートの折り返し点になる。

●コレが見えれば折り返し点●

●東屋でいつものコーヒータイム●
■穂高湖■
このルートの頂点には穂高湖という湖があって、周囲には散策路も付いている。湖の規模は思っていた以上に大きく、景色もキレイだが、季節が進んで紅葉シーズンともなれば更に魅力が増しそうな感じするだけに、今回は少し残念。

●穂高湖畔●
■長峰山へ■
穂高湖近辺で折り返し、長峰山登山道を逆に降りて行くコースで阪急六甲駅を目指す。

●長峰山方向への道標●
■長峰山■
栗や熊笹などが道沿いに生えるハイキング道を進んで行くと、そこに長峰山山頂の通称「天狗塚」へ到達する。
この長峰山は、一応、四等三角点(「三角点=さんかくてん」とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと)が設置されている山であるが、ここでは、それは山頂の天狗塚にある。

●山頂の岩塊=天狗塚●

●四等三角点●
■ハードな下り■
長峰山頂から下って行くとコースはハードになってくる。勾配がかなり急であったり、途中で草木に覆われて「藪こぎ」に近い感覚で通過する区間もあった。

●かろうじて踏み跡が見えるが…●

●全周を草に覆われている穴を抜ける●

●視界が広がる部分では神戸港が見下ろせる●

●コース終点はフラットになる●

●六甲学院前を抜けて阪急六甲駅へ●
■歩き終えて■
今回のコースは往路(登り)が杣谷、復路(下り)が長峰山登山道というパターンであったが、長峰山登山道の方がよりハードであった。ボクのような軟弱者は今回のパターンを使った方が体の負担が少なくて助かるのだが、より健脚者の場合は逆パターンの方が登りがいがあるように感じる。もしこのブログを見ている人がチャレンジするのなら、自分の足に合わせて選ぶことが可能なコースだった。
これから六甲山も紅葉の季節を迎えるが、渓谷や沢沿いの紅葉はコントラストがついて格別である。これからが楽しみなハイキングなのだ。