先日の日曜は天候が思わしい状況ではなかったが、何とか乗船し、白石グリに向かうことができた。
現地の状況は、風が西から強めに吹き、潮が南東方向から来ていて、少し複雑な中でのスタートだった。

開始直後はサルカン1個のみで接続した仕掛を流していたが、殆どエサが盗られないという、思わしくない状況が続いていた。
小一時間を経ても状況が変わらず、船長から「あと2投してダメだったら、移動するよ。」との声が掛かる。
一旦仕掛を回収するとエサが盗られており、「何か状況が変わった。」と直感し、7番の発泡ウキを装着し、仕掛を浮かせてエサ盗りの上層を流して様子を伺うことにした。
すると、隣の釣り人が何か大型の魚を掛けた。引きの質から始めは「メダイか?。」との声も上がっていたが、これが何と何と80cmチョイのヒラマサだった。

「今年も居るヤン。」と喜び、横で期待を膨らませて流していたが、ボクは不発。回収した仕掛はエサが盗られていたのだが、ここで一考するため、隣の釣り人の仕掛と比較してみた。
隣とは、道糸の太さは同じ6号で、最初の手たぐりの送り出し量も同じ20m。違いはボクのBB入りサルカン1個に対して大きめのスナップサルカンを2個装着している点と、仕掛はボクの7号6mに対して6号12mだったが、一番の違いは、リールの回転の軽さだった。隣はボクの半分くらいのスピードしか回っていなかったのだ。
そこで対策として、仕掛の違いは初期の馴染みの問題なので、送り出し量を増やし、回転の遅いリールはそのテンションで仕掛全体が浮き気味になるハズなので、発泡ウキのサイズを7から8に上げて更に上層を流すことを想定した。
「これで食うかも?。」と、上記のセッティングで流してみたが、意に反してアタたらず、次の1本も隣の釣り人が連続ゲットしたのだった。

その横を流していた、ボクの仕掛はエサが盗られるだけだったというのに…。
その後はピタリと食いが止み、忘れた頃にマダイがボク以外の同船者全員にポツンとアタる状況に陥っていた。
アレコレと試したが、結局は「隣と同様にはならない」と判断し、「だったら、自分の釣りを貫き通すのみ(カッコイイ!)」と、ボクは仕掛の調整を懸命に繰り返していた。それこそオモリBを打ったモノから発泡ウキ8番+7番のW装着まで…。
その努力が実ったのは午後5時頃の出来事だった。その時点でのエサの盗られ具合から、発泡ウキ8番を1個装着していた仕掛が180mラインを通過した辺りでリールが急速回転し、この日初のアタリを捉えたのだ。
引きは強烈とは言えないまでも結構なモノで、途中でリールが巻けずに止まるほどだった。しかし喜びも束の間、130mを切ったところで「クチュッ」とした感触があって、生命感が伝わらなくなった。ハリ外れである…。
その後も状況が好転しなかったが、特に最後の一流しは印象的だった。またもや隣の釣り人がマダイ+ツバスをWでゲットしたのだが、ボクの仕掛は280mまで流して回収したにも関わらず、エサが残っていたのだ。
そして、ついにこの日、ボクの船釣り史上初めて「外道や小魚すら触っていない、完全ボーズ」を記録したのであった。まさにタイトル通りの「やってしまった…」である。
振り返ると、この日は「活性が高くない本命魚達が同じところを回遊し、たまたまエサが目の前を通りかかった時だけ口を使う」といった状況だったように思う。これは終始、仕掛のセッティングをほとんど変えずに流し続けていた隣の釣り人に釣果が集中し、130m前後という距離で殆どの魚が食ってきたことからも想像できる。
結果論的になるが、リールのメカニカルブレーキを絞ってスプールの回転を遅くし、もう少し重くした仕掛をエサの盗られ具合に応じて流す距離だけを変える、“隣の完コピスタイルで粘る”という手があったかも知れない。しかし、実質ヒラマサの時合いはたった2流しの間しかなかったため、状況上は探り続ける他無かったし、ボクの性格上からも、ずっと同じセッティングで流し続けることはできない。ましてや、隣とは違って1本も獲っていない状況下では、粘りを支える信念を持てなかった。
そして仕掛を終始いじくりまくって「裏目裏目の完敗」を招いてしまったのだ。(まぁ、全てボーズの言い訳だけどね…。)
とは言え、今年も80cm台のヒラマサが白石グリを回遊し始めたことを確認できてホッとしている。「『初回でコケたから、後は上昇あるのみ。』として通い続けよう。」と、思ったら、今後の日曜日は満船状態で予約が困難な状況に陥っている。焦燥感は募るばかりだ。
現地の状況は、風が西から強めに吹き、潮が南東方向から来ていて、少し複雑な中でのスタートだった。

●何とか完全フカセ釣りをスタート●
開始直後はサルカン1個のみで接続した仕掛を流していたが、殆どエサが盗られないという、思わしくない状況が続いていた。
小一時間を経ても状況が変わらず、船長から「あと2投してダメだったら、移動するよ。」との声が掛かる。
一旦仕掛を回収するとエサが盗られており、「何か状況が変わった。」と直感し、7番の発泡ウキを装着し、仕掛を浮かせてエサ盗りの上層を流して様子を伺うことにした。
すると、隣の釣り人が何か大型の魚を掛けた。引きの質から始めは「メダイか?。」との声も上がっていたが、これが何と何と80cmチョイのヒラマサだった。

●隣のヒラマサ●
「今年も居るヤン。」と喜び、横で期待を膨らませて流していたが、ボクは不発。回収した仕掛はエサが盗られていたのだが、ここで一考するため、隣の釣り人の仕掛と比較してみた。
隣とは、道糸の太さは同じ6号で、最初の手たぐりの送り出し量も同じ20m。違いはボクのBB入りサルカン1個に対して大きめのスナップサルカンを2個装着している点と、仕掛はボクの7号6mに対して6号12mだったが、一番の違いは、リールの回転の軽さだった。隣はボクの半分くらいのスピードしか回っていなかったのだ。
そこで対策として、仕掛の違いは初期の馴染みの問題なので、送り出し量を増やし、回転の遅いリールはそのテンションで仕掛全体が浮き気味になるハズなので、発泡ウキのサイズを7から8に上げて更に上層を流すことを想定した。
「これで食うかも?。」と、上記のセッティングで流してみたが、意に反してアタたらず、次の1本も隣の釣り人が連続ゲットしたのだった。

●隣の2本目●
その横を流していた、ボクの仕掛はエサが盗られるだけだったというのに…。
その後はピタリと食いが止み、忘れた頃にマダイがボク以外の同船者全員にポツンとアタる状況に陥っていた。
アレコレと試したが、結局は「隣と同様にはならない」と判断し、「だったら、自分の釣りを貫き通すのみ(カッコイイ!)」と、ボクは仕掛の調整を懸命に繰り返していた。それこそオモリBを打ったモノから発泡ウキ8番+7番のW装着まで…。
その努力が実ったのは午後5時頃の出来事だった。その時点でのエサの盗られ具合から、発泡ウキ8番を1個装着していた仕掛が180mラインを通過した辺りでリールが急速回転し、この日初のアタリを捉えたのだ。
引きは強烈とは言えないまでも結構なモノで、途中でリールが巻けずに止まるほどだった。しかし喜びも束の間、130mを切ったところで「クチュッ」とした感触があって、生命感が伝わらなくなった。ハリ外れである…。
その後も状況が好転しなかったが、特に最後の一流しは印象的だった。またもや隣の釣り人がマダイ+ツバスをWでゲットしたのだが、ボクの仕掛は280mまで流して回収したにも関わらず、エサが残っていたのだ。
そして、ついにこの日、ボクの船釣り史上初めて「外道や小魚すら触っていない、完全ボーズ」を記録したのであった。まさにタイトル通りの「やってしまった…」である。
振り返ると、この日は「活性が高くない本命魚達が同じところを回遊し、たまたまエサが目の前を通りかかった時だけ口を使う」といった状況だったように思う。これは終始、仕掛のセッティングをほとんど変えずに流し続けていた隣の釣り人に釣果が集中し、130m前後という距離で殆どの魚が食ってきたことからも想像できる。
結果論的になるが、リールのメカニカルブレーキを絞ってスプールの回転を遅くし、もう少し重くした仕掛をエサの盗られ具合に応じて流す距離だけを変える、“隣の完コピスタイルで粘る”という手があったかも知れない。しかし、実質ヒラマサの時合いはたった2流しの間しかなかったため、状況上は探り続ける他無かったし、ボクの性格上からも、ずっと同じセッティングで流し続けることはできない。ましてや、隣とは違って1本も獲っていない状況下では、粘りを支える信念を持てなかった。
そして仕掛を終始いじくりまくって「裏目裏目の完敗」を招いてしまったのだ。(まぁ、全てボーズの言い訳だけどね…。)
とは言え、今年も80cm台のヒラマサが白石グリを回遊し始めたことを確認できてホッとしている。「『初回でコケたから、後は上昇あるのみ。』として通い続けよう。」と、思ったら、今後の日曜日は満船状態で予約が困難な状況に陥っている。焦燥感は募るばかりだ。