待ちに待った完全フカセ釣りシーズンの開幕。例年なら3月20日の、春分の日頃からのスタートだが、今年は平年より水温が2℃程高い地区が多く、海中も暖冬傾向にあったので、「もしかすると…?。」との思いが沸き、早めに行動開始だ。
■冬と春との端境期■
例年の3月初旬だと、漁礁周りで冬の釣りを行いつつ、白石グリでの他船の釣果を「様子見」している船が舞鶴周辺には多いのだが、ボクが今回(も)利用した日本海41さんは、白石グリでの完全フカセ釣りをまだ春に至らない時期から積極果敢に行っており、例年の、シーズン最初の大マサをゲットする確率が高い。よって期待を大きく持っての釣行だった。
当日はまだ端境期という事もあり、とりあえずは冬の釣りから入りって「お土産確保」を目指した。
とは言え、あまり好みではない天秤ズボ釣りなので気合も入らず、また、現地の魚達もヤル気が入っておらず、50cm台の小メダイをゲットした後は早々に切り上げ、念願の白石グリへ向かう事になった。

■今季初の白石グリ■
白石グリに到着すると、他船は殆ど来ていなかった。そこで船長は慎重に魚探でチェックしていたが、感度的にベストな位置を導き出してアンカーを投入。待ちに待ったボクの完全フカセシーズンが開幕した。
潮流は緩いながらも本命の、西からのモノだった。

とりあえずは撒きエサを十分に入れてボクが来ていることを魚達にお知らせした後、仕掛けの投入を開始した。
まず最初はサルカン部に浮力0の水中ウキ(水中帆)を入れたのみのセッティングで流し始めた。
緩い潮に乗せて仕掛けを送り込んでいると、70mあたりで底潮に入ったような気配があってスプール回転が変化した。そしてそのまま足下の水深の2倍弱の、130mまで送った後に仕掛けを回収する。
サシエサが盗られていたので、次の流しでは底潮に入ったであろう、70mで一旦30秒の停止を加え、90mから先はリールのメカニカルブレーキを絞って、張り気味に流してみる事にした。
そしてカウンターが110mを指したところで急速逆転が始まった。全速で糸ふけを取り、アワセを入れて応戦開始。だが、一度目の突進をかわした後に手応えが無くなってしまった。
原因はハリ外れだったのだが、何故か針先にメダイらしき魚のウロコが刺さっていた。
残念がるボクを尻目に、周りの釣り人が大型メダイをゲットするのに時間はかからなかったが、アンカーがズレた事が判明し、直ぐに仕切り直しになった。
■初ヒラマサ■
アンカー位置の修正後は一旦落ち着いてしまった。だが、撒きエサが効き始めるとポツリポツリとアタリが出始めた。
そんな中、私は出遅れていたが、先ほどと同じ停止をした後、90mに達した時点で10m巻き戻すと、100mでようやくアタリをキャッチ。引きは大したことはないが、今度はちゃんとハリ掛かりしたようだ。但し、期待した強い引きではなかった。

そして難なくネット・イン。

ゲットしたのは小マサだった。
■メダイ・(半)ラッシュ■
続いてゲットしたのはマダイだったが、周りでは90cm超えを含めてメダイが掛かり出していた。
ここまでボクは大マサゲットにこだわり、上層を意識しながら流していたのだが、それらしきアタリはゼロだった。メダイは食いたい上、引き味も楽しめるサイズばかりが上がっていたので、ついに誘惑に負けてそれを狙う事にした。

周りでは仕掛けや張り等に小細工は無く、普通に流しているようだったので、それに合わせて、70mでの停止で糸フケを取った後はフリーで流してみる事にした。
そしてその流しでカウンターが110mあたりに差し掛かった頃、リールのスプールが急速逆転を開始した。
アワセた瞬間の衝撃と、その後の重々しくもパワフルな引き味から、良型のメダイと判断してやり取りを行う。

そして無事にゲット。

そこから先は、2~3投に一度、とは言え、潮流が更に緩んで一流しにかかる時間はかなりのモノなので、時間あたりではポツポツと出るアタリを拾っていった。


結局、2時間強の間で、気付けば75〜85cmクラスのアタリをを4回とり、手繰り区間で口切れによるハリ外れはあったものの、3本手中に納めるに至ったところでタイムアウト。それでこの日の釣りが終了した。
■今後の展開■
通常なら冬の水温低下時には、深場に落ちるか、あるいは西に下るかで白石グリには居ないハズのヒラマサなのだが、やはり今年は事情が違うようで、小さいながらも居付いていたのが喰ってきた。
恐らくだが、これは朗報のように思える。と言うのも、これが周辺のどこかに大マサが入っている証明になるからだ。後はそれらに、オキアミに対しての補食スイッチが入りさえすれば、シーズンインとなる。それは明日なのか、それとも…。次回の釣行が楽しみな白石グリだった。
■冬と春との端境期■
例年の3月初旬だと、漁礁周りで冬の釣りを行いつつ、白石グリでの他船の釣果を「様子見」している船が舞鶴周辺には多いのだが、ボクが今回(も)利用した日本海41さんは、白石グリでの完全フカセ釣りをまだ春に至らない時期から積極果敢に行っており、例年の、シーズン最初の大マサをゲットする確率が高い。よって期待を大きく持っての釣行だった。
当日はまだ端境期という事もあり、とりあえずは冬の釣りから入りって「お土産確保」を目指した。
とは言え、あまり好みではない天秤ズボ釣りなので気合も入らず、また、現地の魚達もヤル気が入っておらず、50cm台の小メダイをゲットした後は早々に切り上げ、念願の白石グリへ向かう事になった。

●漁礁周りの小メダイ●
■今季初の白石グリ■
白石グリに到着すると、他船は殆ど来ていなかった。そこで船長は慎重に魚探でチェックしていたが、感度的にベストな位置を導き出してアンカーを投入。待ちに待ったボクの完全フカセシーズンが開幕した。
潮流は緩いながらも本命の、西からのモノだった。

●50mあたり5分強●
とりあえずは撒きエサを十分に入れてボクが来ていることを魚達にお知らせした後、仕掛けの投入を開始した。
まず最初はサルカン部に浮力0の水中ウキ(水中帆)を入れたのみのセッティングで流し始めた。
緩い潮に乗せて仕掛けを送り込んでいると、70mあたりで底潮に入ったような気配があってスプール回転が変化した。そしてそのまま足下の水深の2倍弱の、130mまで送った後に仕掛けを回収する。
サシエサが盗られていたので、次の流しでは底潮に入ったであろう、70mで一旦30秒の停止を加え、90mから先はリールのメカニカルブレーキを絞って、張り気味に流してみる事にした。
そしてカウンターが110mを指したところで急速逆転が始まった。全速で糸ふけを取り、アワセを入れて応戦開始。だが、一度目の突進をかわした後に手応えが無くなってしまった。
原因はハリ外れだったのだが、何故か針先にメダイらしき魚のウロコが刺さっていた。
残念がるボクを尻目に、周りの釣り人が大型メダイをゲットするのに時間はかからなかったが、アンカーがズレた事が判明し、直ぐに仕切り直しになった。
■初ヒラマサ■
アンカー位置の修正後は一旦落ち着いてしまった。だが、撒きエサが効き始めるとポツリポツリとアタリが出始めた。
そんな中、私は出遅れていたが、先ほどと同じ停止をした後、90mに達した時点で10m巻き戻すと、100mでようやくアタリをキャッチ。引きは大したことはないが、今度はちゃんとハリ掛かりしたようだ。但し、期待した強い引きではなかった。

●軽快?に曲がる竿●
そして難なくネット・イン。

●小マサ君●
ゲットしたのは小マサだった。
■メダイ・(半)ラッシュ■
続いてゲットしたのはマダイだったが、周りでは90cm超えを含めてメダイが掛かり出していた。
ここまでボクは大マサゲットにこだわり、上層を意識しながら流していたのだが、それらしきアタリはゼロだった。メダイは食いたい上、引き味も楽しめるサイズばかりが上がっていたので、ついに誘惑に負けてそれを狙う事にした。

●三役揃い踏みだが、ボクだけメダイ無し●
周りでは仕掛けや張り等に小細工は無く、普通に流しているようだったので、それに合わせて、70mでの停止で糸フケを取った後はフリーで流してみる事にした。
そしてその流しでカウンターが110mあたりに差し掛かった頃、リールのスプールが急速逆転を開始した。
アワセた瞬間の衝撃と、その後の重々しくもパワフルな引き味から、良型のメダイと判断してやり取りを行う。

●今度は重量感のある引きが…●
そして無事にゲット。

●80cm弱●
そこから先は、2~3投に一度、とは言え、潮流が更に緩んで一流しにかかる時間はかなりのモノなので、時間あたりではポツポツと出るアタリを拾っていった。

●パターンを掴めばコッチのモノ●

●こちらは85cmクラス●
結局、2時間強の間で、気付けば75〜85cmクラスのアタリをを4回とり、手繰り区間で口切れによるハリ外れはあったものの、3本手中に納めるに至ったところでタイムアウト。それでこの日の釣りが終了した。
■今後の展開■
通常なら冬の水温低下時には、深場に落ちるか、あるいは西に下るかで白石グリには居ないハズのヒラマサなのだが、やはり今年は事情が違うようで、小さいながらも居付いていたのが喰ってきた。
恐らくだが、これは朗報のように思える。と言うのも、これが周辺のどこかに大マサが入っている証明になるからだ。後はそれらに、オキアミに対しての補食スイッチが入りさえすれば、シーズンインとなる。それは明日なのか、それとも…。次回の釣行が楽しみな白石グリだった。