~その1から続く
昨今の複雑な潮に強い間人(たいざ)方式だが、欠点もあるように思う。その一つは、この釣りのエサ盗りをかわし方である最初の送り出し量とラインの張り具合で調整する方法が、例えば玄達瀬への釣行だと、もっと積極的に行わないと通用しないように思える点だ。そしてもう一つ、例えば「底潮に入った」の判断等、全体が熟練者向きで、その個人が蓄積してきた経験や感覚で判断する部分が多いように思え、慣れない者にとっては「これで良いのか?」と、不安になってしまう点だ。
だからボクの場合は自分なりにアレンジを加える事でより効率化しているが、以後はそれについて説明して行く。
■仕掛のセッティング■
今は観られないが、以前に目を通したH.P.からの情報であれば、間人方式における仕掛けのセッティングはラインとハリスの接続部に「サルカンなし」、「サルカンあり」と、磯釣りからの流用した水中ウキの有無とそれを重さ違いに交換する事が基本のようだ。そして仕掛けの浮かせ具合は、上述した通り、ラインの張りや止め加減、そしてメカニカルブレーキの絞り具合やサミングで、沈ませ具合は最初の送り出し量と水中ウキの交換で行っているようだ。
対してボク流はまず、ラインが6~7号の場合はB.B.入りサルカン0号、ラインが10号の場合(玄達瀬用)は2号とし、その上に水中ウキではなく、磯釣り用の潮受けウキゴムを一つ入れた状態をニュートラルとして、そこから変化させている。
次いでエサ盗りが多い状況で上層を狙う場合は、潮受けウキゴムを外して発泡ウキに換装し、そのサイズを大きくしたり、数を増やす事で更に上層を狙ってゆくが、このセッティング自体は越前方式そのものだ。
逆にエサが盗られず、仕掛けを深く入れて行きたい場合には潮受けウキゴムの下にズレ難いゴム張りガン玉を入れ、そのサイズを大きくしたり個数を増やす事で更に下層を狙ってゆく。ガン玉の表示域を越え、さらに重くする場合は号数表示域に入るが、その3号迄が限界で、それでも刺しエサが盗られない場合は上撒きの撒きエサでは攻略不能と判断し、ガゴを付けて更に仕掛をヘビーにする等、完全フカセを諦めて別の釣りに嫌々ながら切り替えている。
間人方式のような「水中ウキまるごと交換」だと、探るタナや潮流の流速が変わる度に仕掛けを切って挿入し直す必要がある。その上、結構単価が高いのに、軽い方はG2から重い方は4B(あるいはそれ以上)まで各種持ち込まなければならず、仮に根掛かり等でロストしたら懐の痛み具合も大きい。その点、潮受けウキゴムなら単価も低く、サイズを大きくしたい場合は複数個装着すれば良いし、重くしたい場合は下に装着したガン玉を換装着するだけで済む。これらはすべてグレ釣り師時代に得たノウハウであり、「段取り良くスピーディーに」、「システマチックに」を考えの基本にしている。
~その3に続く
昨今の複雑な潮に強い間人(たいざ)方式だが、欠点もあるように思う。その一つは、この釣りのエサ盗りをかわし方である最初の送り出し量とラインの張り具合で調整する方法が、例えば玄達瀬への釣行だと、もっと積極的に行わないと通用しないように思える点だ。そしてもう一つ、例えば「底潮に入った」の判断等、全体が熟練者向きで、その個人が蓄積してきた経験や感覚で判断する部分が多いように思え、慣れない者にとっては「これで良いのか?」と、不安になってしまう点だ。
だからボクの場合は自分なりにアレンジを加える事でより効率化しているが、以後はそれについて説明して行く。
■仕掛のセッティング■
今は観られないが、以前に目を通したH.P.からの情報であれば、間人方式における仕掛けのセッティングはラインとハリスの接続部に「サルカンなし」、「サルカンあり」と、磯釣りからの流用した水中ウキの有無とそれを重さ違いに交換する事が基本のようだ。そして仕掛けの浮かせ具合は、上述した通り、ラインの張りや止め加減、そしてメカニカルブレーキの絞り具合やサミングで、沈ませ具合は最初の送り出し量と水中ウキの交換で行っているようだ。
●磯のグレ釣り用水中ウキ●
対してボク流はまず、ラインが6~7号の場合はB.B.入りサルカン0号、ラインが10号の場合(玄達瀬用)は2号とし、その上に水中ウキではなく、磯釣り用の潮受けウキゴムを一つ入れた状態をニュートラルとして、そこから変化させている。
●潮受けウキゴム(キザクラ:クッション水中LL)●
次いでエサ盗りが多い状況で上層を狙う場合は、潮受けウキゴムを外して発泡ウキに換装し、そのサイズを大きくしたり、数を増やす事で更に上層を狙ってゆくが、このセッティング自体は越前方式そのものだ。
●発泡ウキ5~8番●
逆にエサが盗られず、仕掛けを深く入れて行きたい場合には潮受けウキゴムの下にズレ難いゴム張りガン玉を入れ、そのサイズを大きくしたり個数を増やす事で更に下層を狙ってゆく。ガン玉の表示域を越え、さらに重くする場合は号数表示域に入るが、その3号迄が限界で、それでも刺しエサが盗られない場合は上撒きの撒きエサでは攻略不能と判断し、ガゴを付けて更に仕掛をヘビーにする等、完全フカセを諦めて別の釣りに嫌々ながら切り替えている。
●ゴム張りガン玉(ヤマワ社製他)●
間人方式のような「水中ウキまるごと交換」だと、探るタナや潮流の流速が変わる度に仕掛けを切って挿入し直す必要がある。その上、結構単価が高いのに、軽い方はG2から重い方は4B(あるいはそれ以上)まで各種持ち込まなければならず、仮に根掛かり等でロストしたら懐の痛み具合も大きい。その点、潮受けウキゴムなら単価も低く、サイズを大きくしたい場合は複数個装着すれば良いし、重くしたい場合は下に装着したガン玉を換装着するだけで済む。これらはすべてグレ釣り師時代に得たノウハウであり、「段取り良くスピーディーに」、「システマチックに」を考えの基本にしている。
~その3に続く