結論から言うと大ハズシで、まさかのヒラマサ・ボーズを喰らってしまった。
当日は、流速的には充分に釣りこなせる速さの潮が差していた。
●100mあたり3分●
よって、「さほどの苦労もなく、なんとかなるだろう。」と考えていた。とりあえずはもう少し流速が収まるまでは、前回成功した8号ラインをロッドに通し、発泡ウキ7番を1個装着してスタートさせた。しかし…。
恐らく上潮と底潮に流速差があったのだろう。上層に浮上するヒラマサはなく、全くアタリを捉えることは出来なかった。「ならば、マイナス方向に」と、2B程度まで打ってはみたが状況は改善しなかった。
船長との協議で、潮流が収まるまでは深場を一旦諦めて、攻略し易いであろう、やや浅いポイントに入ったが、1度何かのアタリを捉えた後に続くアタリは無く、小移動を行っても傾向は変わらなかった。また、普段は邪魔になって仕方がないブリ族は1本のみ、潮が良ければ時折顔を見せるはずの尾長&口太グレ等も皆無で、明らかに活性感は伝わってこなかった。結局、釣友にコマサが1本出たのみで深場に戻る事になった。
再び入った深場ポイントだったが、100mあたり4分~4分30秒に収まっていたものの、僚船が釣果を上げていた、緩み始めたジアイのタイミングで入れなかったためか、すでに活性感は落ちていた。そんな中、何とかアタリを出そうと大胆にオモリ使いを開始し、前回同様の4B✕2個あたりまで装着して深く入れていったが…。
●ようやく曲がったが…●
●玄達のレギュラー・サイズ大の70cm級●
最終段階では、1ポイント1アタリを拾うと移動するという、「ラン&ガン」状態で頻繁に移動を繰り返したが、その全てのポイントでアタリを出したものの、マダイ以外にボクの相手をしてくれる魚は無く、釣友が91cmのヒラマサを追加したのみで、この日の釣りが終わった。
振り返ると、前回よりも条件が良くみえたので、簡単に攻められるであろうと高を括ったのが間違いだった。実釣開始後、活性感を感じなかった時点ですぐに、もっと大胆にオモリを使ったマイナス方向へ攻めを徹底していれば「展開が変わったのかも?」と、後悔している。
残るチャンスは後2回。今年は釣れ出しが遅れていたため、チャンスはあると思うので、最善を尽くすのみだ。