今回も時間なし。よって簡単に。
秋季に入り、釣果も上向いて20kg~30kgクラスも出始めた経ヶ岬沖のクエ釣り。産卵や放精から解放された後、体力も回復して喰いは良くなっているようだったのだが…。
今回も気象庁の潮流予想図で事前確認していたが、白石グリではその通りの南南東からの潮流が差していた。東系の潮流は活性を下げるので、心配していたのだが、開始時ではそんな兆候は感じられなかった。
まずは冷凍イカをサシエサにして投入を開始したが、エサ盗りの攻撃で5分と持たない状況だった。しばらく様子をみていたものの、状況は変わりそうになかったので、サバやメジカといった冷凍魚を一本掛けしてみるが、頭と中骨だけにされる始末。だが、耐えるしかない状況が続いた。
そうこうしている内に少し潮流が緩み、一本掛けの魚が無傷で上がってくるようになった。この状況になんとなく予感めいたモノがあったので、冷凍イカに交換。すると、この日初めてのエサ取り以外のアタリが竿先を揺らした。
低水温期でもない限り、本命魚なら続いて「ガツガツ」とエサを喰う動きを感じる事が多いのだが、何故か時折前アタリ風の、モサッと竿先を揺らす動きが続くのみだった。
そこで昔にやっていたイシダイの南方宙釣りのノウハウを生かし、違和感が減るよう、竿先が揺れる度に竿先を送ったが、エサを咥えて反転し、走り出す気配は全くない。そうこうするうちにストロークが足りなくなったので、リールからラインを引き出して送り代を稼いでみたが、これもダメだった。
最初のアタリから5分以上が経過しており、焦りもあったし、「もしかすると、ネコザメやナヌカザメの類か?」との思いもあったので、勝負を掛けてみる事にした。
イシダイの南方宙釣りでは、「押してもダメなら引いてみな」のパターンがある。これは送り込みでは走らない魚を相手に、逆にゆっくりとサシエサを引っ張ってみるという操作を指す。ウマく成功すると、相手に「逃げられる」という心理が働くのか、喰いアタリとなって走ってくれる事があるのだ。
「外道かもしれないし、一か八かに賭けるしかない」との思いで、それを実践してみるが、引っ張り上げには反応が無かった。しかし、一旦上げた穂先をゆっくりと下げてゆく動きについて来るような重みが感じられ、それが徐々に増す感覚が伝わってきた。
「ここしかアワセるタイミングがない。」と判断して大アワセを入れると、瞬間的にグンッと締め込んできたが、引き自体は大した事はなく、ただ重いだけの時間が続いたので、「やはり外道か…。」との思いが脳内を巡る。しかしながら、途中で少し泳ぐような感覚もあったので「もしかすると…」という気もしないわけではなかった。
そしてリーダーが見える頃、小さいながらもクエと判断でき、不安が喜びに変わった。そして無事にゲット。周囲から「食べるにはちょうど良いサイズ。」だとか、「まな板に乗るサイズ。」と〝お褒めの言葉”を頂いたが、クエはクエ。嬉しい事には違いなかった。
「クエは同じ竿に複数回アタる」という、ジンクスめいたモノがある。恐らくこれは位置的な条件の他に、仕掛けの具合や潮流や船の揺れと竿の調子とのバランスが関係していると思うが、この日も1時間後に1本目と全く同じパターンのアタリがボクの竿を揺らした。
しかし、これも全く走ってはくれず、時間がかなりかかった。そして同様に、引き上げ後の引き下げ?についていく感があったので、思い切ってアワセを入れてみた。すると、1本目よりも強い衝撃で竿を絞り込んでいった。
とんでもない引きではないが、1度目の締め込みをかわして、いわゆる〝底はがし”には成功したのだが、2度目の締め込みの後、フッと竿先が軽くなった。結果はスッポ抜けだった。
サイズは特大ではないが、1本目よりは大きそうだったので悔いは残るが、「アワセるタイミングはあそこにしかなく、あれでハリ掛かりしないのなら仕方がない。」と納得するしかなかった。
そしてその後、南東からの潮流が真東からに変化したが、ボクには東からやって来る潮流時にはロクな思い出がない。南の影響もうける南東だった時点では喰いが悪い程度で済んだが、モロに東からの潮に変わると生命感が伝わってこない海になった。そして、サシエサが全く盗られないまま、この日の釣りが終わった。
またもやの、「子アラちゃんサイズ」の3本目で、サイズアップどころかサイズダウンになったが、初っ端の釣行でゲット出来たので気は少し楽になった。あとは生涯目標である30kgオーバーを目指すのみだが、ヒラマサの130cmと同様に体力の衰えが極まる前にゲットできるのだろうか…?。チャレンジはまだまだ続く。
秋季に入り、釣果も上向いて20kg~30kgクラスも出始めた経ヶ岬沖のクエ釣り。産卵や放精から解放された後、体力も回復して喰いは良くなっているようだったのだが…。
今回も気象庁の潮流予想図で事前確認していたが、白石グリではその通りの南南東からの潮流が差していた。東系の潮流は活性を下げるので、心配していたのだが、開始時ではそんな兆候は感じられなかった。
●当日のタックル●
まずは冷凍イカをサシエサにして投入を開始したが、エサ盗りの攻撃で5分と持たない状況だった。しばらく様子をみていたものの、状況は変わりそうになかったので、サバやメジカといった冷凍魚を一本掛けしてみるが、頭と中骨だけにされる始末。だが、耐えるしかない状況が続いた。
そうこうしている内に少し潮流が緩み、一本掛けの魚が無傷で上がってくるようになった。この状況になんとなく予感めいたモノがあったので、冷凍イカに交換。すると、この日初めてのエサ取り以外のアタリが竿先を揺らした。
低水温期でもない限り、本命魚なら続いて「ガツガツ」とエサを喰う動きを感じる事が多いのだが、何故か時折前アタリ風の、モサッと竿先を揺らす動きが続くのみだった。
そこで昔にやっていたイシダイの南方宙釣りのノウハウを生かし、違和感が減るよう、竿先が揺れる度に竿先を送ったが、エサを咥えて反転し、走り出す気配は全くない。そうこうするうちにストロークが足りなくなったので、リールからラインを引き出して送り代を稼いでみたが、これもダメだった。
最初のアタリから5分以上が経過しており、焦りもあったし、「もしかすると、ネコザメやナヌカザメの類か?」との思いもあったので、勝負を掛けてみる事にした。
イシダイの南方宙釣りでは、「押してもダメなら引いてみな」のパターンがある。これは送り込みでは走らない魚を相手に、逆にゆっくりとサシエサを引っ張ってみるという操作を指す。ウマく成功すると、相手に「逃げられる」という心理が働くのか、喰いアタリとなって走ってくれる事があるのだ。
「外道かもしれないし、一か八かに賭けるしかない」との思いで、それを実践してみるが、引っ張り上げには反応が無かった。しかし、一旦上げた穂先をゆっくりと下げてゆく動きについて来るような重みが感じられ、それが徐々に増す感覚が伝わってきた。
「ここしかアワセるタイミングがない。」と判断して大アワセを入れると、瞬間的にグンッと締め込んできたが、引き自体は大した事はなく、ただ重いだけの時間が続いたので、「やはり外道か…。」との思いが脳内を巡る。しかしながら、途中で少し泳ぐような感覚もあったので「もしかすると…」という気もしないわけではなかった。
そしてリーダーが見える頃、小さいながらもクエと判断でき、不安が喜びに変わった。そして無事にゲット。周囲から「食べるにはちょうど良いサイズ。」だとか、「まな板に乗るサイズ。」と〝お褒めの言葉”を頂いたが、クエはクエ。嬉しい事には違いなかった。
●計っていないけど4kg台後半かな?●
「クエは同じ竿に複数回アタる」という、ジンクスめいたモノがある。恐らくこれは位置的な条件の他に、仕掛けの具合や潮流や船の揺れと竿の調子とのバランスが関係していると思うが、この日も1時間後に1本目と全く同じパターンのアタリがボクの竿を揺らした。
しかし、これも全く走ってはくれず、時間がかなりかかった。そして同様に、引き上げ後の引き下げ?についていく感があったので、思い切ってアワセを入れてみた。すると、1本目よりも強い衝撃で竿を絞り込んでいった。
とんでもない引きではないが、1度目の締め込みをかわして、いわゆる〝底はがし”には成功したのだが、2度目の締め込みの後、フッと竿先が軽くなった。結果はスッポ抜けだった。
サイズは特大ではないが、1本目よりは大きそうだったので悔いは残るが、「アワセるタイミングはあそこにしかなく、あれでハリ掛かりしないのなら仕方がない。」と納得するしかなかった。
そしてその後、南東からの潮流が真東からに変化したが、ボクには東からやって来る潮流時にはロクな思い出がない。南の影響もうける南東だった時点では喰いが悪い程度で済んだが、モロに東からの潮に変わると生命感が伝わってこない海になった。そして、サシエサが全く盗られないまま、この日の釣りが終わった。
またもやの、「子アラちゃんサイズ」の3本目で、サイズアップどころかサイズダウンになったが、初っ端の釣行でゲット出来たので気は少し楽になった。あとは生涯目標である30kgオーバーを目指すのみだが、ヒラマサの130cmと同様に体力の衰えが極まる前にゲットできるのだろうか…?。チャレンジはまだまだ続く。
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