懲りずに白石グリ通いを続けているが、8回目は航行中に「超ブッ飛び潮が差している。」との情報が入っていた。それでも冠島周辺で小マサやイサギ、マダイを掛けてもしょうがないし、中浜沖にしてもメーターを超える可能性はかなり低いので、船長と釣友との3人で白石グリを攻める決断をした。
現着すると、予想を遥かに超える流速だった。経験上、ヒラマサを掛けた事のある最速の潮流は、玄達瀬の浅場での100mあたり2分30秒だが、これ以上となると攻略出来た事は一度もなかった。しかし、志を高く持ち、緩んだ一瞬に出てくるかもしれない、大マサに期待して投入を開始した。前日までの大雨の影響で水潮気味になっているのか、海が薄緑色になっていたのも気になってはいたが…。
●100mあたり2分12秒!●
思いが通じたのか、序盤からアタリは出ていた。それらは全てブリからのモノだったが「魚が喰う潮である」と受け止めて狙い続けていた。しかし途中からは原因不明のライントラブルに見舞われて高切れが連発し、何とかそこから復活というパターンを繰り返し、効率は落ちていったが、それでもアタリ自体は頻繁に捉えてはいた。だが、応えてくれるヒラマサは無く、掛けても掛けてもブリばかりだった。
●正体はバレているけど…●
結局、潮流は緩む事なく飛び続け、答えてくれるヒラマサが居ないままに納竿時間を迎えてしまった。
そして9回目は、初めは100mあたり7分半。そこから最速で100mあたり5分に加速して理想の速さになってはいたが、残念にも周囲にはマダイが湧いてしまった。それを避けてヒラマサの出る位置を何とか突き止めようと思い、仕掛を浮かせて沖側に入れると83cm級を含む大きめのマダイが掛かり、手前の深い位置に入れると中型以下のマダイが掛かるというのが基本パターンだった。それに以前よりもひと回り細く小さくなってしまったブリが時折割って入るという展開に終始し、この日もヒラマサは出ずじまいに終わった。
●途中経過だけど、ヒラマサの追加はなし●
今年は釣れ出しが早かったものの、傾向としては「ポツン・ポツン」とした釣れ具合がずっと続いていたのが、ゴールデン・ウィークを境に下降気味になっていた。それがシーズン最終局面を迎えるにあたって少しずつ回復しているように思える。春期の釣行も残り2回になったが、終了までに「何とかイイのを一本!」をと、諦めずに攻め続けてゆくつもりだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます