■不安定だった玄達瀬■
所要のため、予定していた釣行が不可になったので、今回が2023年の最終釣行となってしまった。
いつものように1時間強の航海の末に現着したが、一見すると程良い速さの潮流が差していた。
●100mあたり6分強●
船長曰く、「120m付近でアタリが出るだろう。」とのことだった。一投目はクッション水中のみで150m付近まで探りを入れてみたが、低層はあまり動いている様子はなかった。
距離と上下の流速差から、「100mで1分の停止を入れた方が良いだろう」と思い、それを実践。すると116mでラインが徐々に加速を始めた。これをアタリと判断してクラッチをオン。最高速で巻き取った後に大アワセを入れるとグイッとロッドが絞り込まれていった。
ファーストランの様子から、「メーターを少し超えているかも?」との予想の下にやり取りを開始した。
●引きは強めだったが…●
途中の締め込みも無事にかわして無事にネットインしたのだが、予想に反してメーターは切っていた。
●97cm●
そこそこのサイズであったが、このヒラマサ、ボクのハリ以外にもう1本、管付きのタマンバリが刺さっていた。前回の記事でも記したが、8号程度のハリスでモタモタしていると、この程度のサイズでも切られてしまう現実を理解してほしいものだ。
■連続するも…■
ここから先は「次の1本を!」と、操作パターンを構築していった。1本目のヒラマサのアタリの出具合が不鮮明だったので、1分の停止後にリールのメカニカルブレーキを糸ふけが出辛いように絞り、更には130m付近でラインの糸フケを確認するため、巻き戻しを入れる事にしたが、相当糸ふけが出ているらしく、20mの巻き戻しが必要だった。
そしてサシエサが盗られれば止めの位置を10m手前にして、その後に30mラインが出た時点で20mの巻き戻しを行うパターンを組み立てていった。そしてこのパターンがウマくハマって3投に2回の割合でアタリが出るようになった。
●アタリは続いたが…●
しかし、残念ながら玄達瀬ではレギュラーサイズの60cm級マダイと、ブリ族ばかりがカウントされていった。途中「オッと、これは…。」と思う場面もあったが、ブリ族のダブルでガッカリとなった。
●相殺されて、大マサそっくりの引きに…●
開始早々良型ヒラマサが出たことで、「今日はイケるかも?」と思っていたが、途中で中層の流速が高まって以降はほとんどアタリが出なくなった。「やや」だが、好転の兆しが出た夕マヅメでも釣友が「らしき魚」をバラした以外はマダイばかりとなり、モヤモヤとしたままで今年の最終釣行が終わった。
●手前の1本だけ…●
■来年こそは■
今期は1本だけ105cmという大マサ・クラスは獲ったが、110cm以上のデカマサクラスについてはゼロだった。振り返れば玄達瀬では2019年から4年も獲っておらず、ましてや生涯目標の巨マサ=130cmオーバーは「夢のまた夢」になったままだ。「来季こそは!」という言葉は何度も使ったが、今はそれを言うしかない。ボクもイイ歳になってきたので、己の獲る能力が衰え切る前に決着をつけねばならず、多少の焦りもある。はたして来期は…。
次回以降は鷹巣沖に転進して、そこでの最大クラス=1m前後を目指して精進するつもりだ。いつになるかは分からないが、全ては巨マサを獲るための前哨戦なのだ。
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