都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
こじ-つける
[動カ下一][文]こじつ・く[カ下二]関係のない物事に無理に理由をつけ関係づける。また、無理に理屈づける。「あとから―・けた理由」
辞書:大辞泉
語源を調べていると、「こじつけ」としか思えないような説に出会うこともあります。例えば、 「ごまかす」という言葉の語源であす。一説には、江戸時代文化文政期(1804~1830)に「胡麻胴乱(ごまどうらん)」という流行した菓子があり、見かけは大きく立派な菓子だったが、中身は空洞ですかすかだった。そこで、「胡麻菓子」が「ごまかす」となったという。
しかし、「ごまかす」という言葉には、このほかにも数種の語源説があって、由来ははっきりしない。少なくともこの「胡麻菓子」説は、「こじつけ」のようなのです。
それに比べれば、この「こじつける」という言葉の語源は「こじつけ」ではなく、かなりハッキリしています。「故事つける」あるいは「古事つける」から生まれたと考えられます。
昔も、知識や学問を悪用して、適当な故事にこじつけては、黒を白と言いくるめる人がいたようです。
豊臣家は終焉(しゅうえん)を迎える、大阪冬の陣※の口実として使われたのは、方広寺(京都市東山区)の梵鐘(ぼんしょう)に刻まれた「国家安泰」「君臣豊楽」という銘文だったのです。「『家』と『康』に名前を分断した表現を使って徳川家をのろい、豊臣家の繁栄を願ったものだ」と解釈され、家康が怒って挙兵に至ったというのです。
家康が豊臣家を滅亡させるための、「こじつけ」でといえるでしょう。
大阪冬の陣※
慶長19年(1614年)冬、京都、方広寺の鐘銘事件を口実に徳川家康が豊臣氏を大坂城に攻めた戦い。秀頼の軍の奮戦で城は落ちず、いったん和議を結んだ。
大阪夏の陣《参考》
元和元年(1615年)夏、徳川方が冬の陣の和議の条件に反 して大坂城内堀を埋めたため豊臣方が兵を挙げ、徳川家康らに攻め落とされた戦い。淀君(よどぎみ)と秀頼の母子は自害し、豊臣氏は滅亡。
したっけ。