団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
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「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「お正月は真冬なのに何故初春・迎春なのか」について考える

2013-01-06 10:02:32 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

まず、「立春(りっしゅん)」を考えなくてはなりません。「立春」はは二十四節気のひとつ。毎年24日ごろ平成25年も24です。

また、この日から雨水までの期間も立春という。『暦便覧』には「春の気たつをもつてなり」と記されています。この日から立夏の前日までが春とされ、その最初の日のことです。

また、立春の後で初めて吹く南よりの強い風を春一番といいます。

Photo_2立春の早朝、禅寺では門前に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があります。「立春大吉」の文字は縦書きにすると左右対称になり、厄除けや災難除けのまじないとされています。

そこで旧暦(太陰暦)のお正月ですが、11日はだいたい立春の前後になります。

通常は立春より旧暦11日の方が前になりますが、稀に立春の方が旧暦11日より前になることがあります。

今年平成25年の旧暦(太陰暦)元日グレゴレオ暦(太陽暦)2013210です。「立春」のほうが元日より早いことになります。これを年内立春といいます。

旧暦(太陰暦)において、毎年元日がずれるという問題があります。

問題点の第一は何かというと、「ひと月の日数」なのです。

Photo 実は旧暦の基本となっている月の満ち欠けは「おおよそ30」といわれますが、正確には「29.5」と端数がつく周期なのです。

1ヵ月は29.5日では暦になりません。

そこで昔の人は「大の月」「小の月」という工夫を考えました。

つまり、0.5日の端数が出ないように端数の切り上げと切捨てで、1ヵ月が30日の「大の月」と29日の、大、小、大、小…と交互に繰り返すことで対処しようとしたのです。二四六九士(にしむくさむらい)と「小の月」を覚えましたね。

なるほど、これなら0.5日の端数も問題ありません。

実はこの「29.5日」という数字もあくまで平均値であって、実際の月の運行は細かく見ていくとその月ごとに微妙に長かったり短かったり、変化があるのです。

おおむね、「296時間35」から「2919時間55」の間です。

昔の人は困りました。月の公転周期は、機械のように正確なわけではないのです。

そこで、またまた昔の人は考えました。つまり、大、小、大、小…と単純に交互に並べるのではなく、「大、大、大、小…」と、大の月を2、3回続けたり、逆に小の月を何回か続けたりすることで、月の運行の長短のズレを1日単位で調整したわけです。

しかし、まだ問題がありました。ひと月が平均29.5日ですから、かける12ヶ月で354となります。

29.5 × 12 = 354

354では、太陽暦の365日と比べると、11日ばかり足りません

昔の人はこう考えました。

「一年で11日ズレますから、3年で33日、つまりほぼ1ヵ月分。だったら、3年ごとに足りない1ヵ月分を増やせばいい!」

つまり、3年ごとに「1年が13ヶ月」という年を設けることにしたのです。

といっても、12月の次に「13月」がくるわけではありません。「同じ月を2回つづける」というやり方でした。

たとえば、普通なら「1月、2月、3月、4月…」となるところを、「1月、2月、23月、4月…」という感じです。

このように一回余分に繰り返される月のことを「閏月」といいます。ですから、上の例では2回目の2月は「2」といいます。

こうして、立春の前後半月以内に元日を持ってくるように調整したのです。

ですから、元日には「初春」、「迎春」、「頌春」、「新春」などと書かれるのです。

旧暦時代の名残だったのです。

したっけ。





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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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