年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

文政の『町方書上』(まちかたかきあげ)

2021年08月27日 | 宅老のグチ
厩橋の事から、コメントをいただき、一年ほど前に墨田区緑図書館郷土資料のところで『町方書上』(まちかたかきあげ) を何気なく眺めていた。そこで本所界隈の文政時代が誰の所有または支配かを調べていた。すると小普請長井五右衛門支配下の人の所有らしかった。これを深く追及すると漬物の歴史から離れる恐れと思ってそれから位置確認していなかったがコメントをみてもう一度調べてみようと思い始めました。
 勝海舟の父 勝小吉のエッセイというべき、夢酔独言に海舟が子供の時に犬に急所をかまれた時のあたりに長井五右衛門支配という名前が出てきます。深川ということで火付盗賊改の職から小普請になり深川に住んだように思われます。ただこの件の確認はしていないのですか、本来なら二番町に住んでいたはずなので自信がまだない。
 関東大震災や昭和20年3月10日の米軍の虐殺ともいえる空襲で下町は更地となった。墨田区の道路区画が整備されているのも災害ともいえる火災だった。次の災害は水没だろうが緑図書館で眺めた防災マップでは水没地域が広く、水深も3階近くまである。熊本の水害で高齢者施設が水没し、避難が間に合わなかった記憶がある。水害時はエレべ-タが動かず、避難が遅れる。地球温暖化で海からの蒸発が多く、昔と違った地域に短時間で大量の雨が降る。このところ経験のない雨という言葉がよく耳にする。歴史を隠すと災害を忘れ、防災が遅れる。何か中国ではまた地下鉄内水死がありそうだ。都市では一時的な雨が地面に吸収されず、あふれる。そこにダム放流があれば内水氾濫となり、水があふれる。そして地下鉄が貯水池となる。一度水が入れば電車が止まり、乗客が逃れることができない。天災に人災が加わる。
 墨田の人は準備が出来ているのだろうか。
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