真夏のク-ラ-もない昭和のくらし博物館へ行きました。コロナの自粛もあって一人も訪問者がいませんでした。もちろん戦後の文化住宅で館長の小泉和子さんの旧自宅が博物館となっています。今ここはアニメの舞台となった昭和20年前後の日本の暮らしを展示しています。当然この博物館はエアコンのない時代です。一番最適な訪問時期は秋冬春の時期かもしれません。多くの訪問者は隠れ家のような博物館で、東急多摩川線下丸子駅から行く方が早いようですが、何回行っても迷います。
鵜の木いまいずみ保育園の自転車駐輪場のところまで行くと50Mの距離となります。
桶と樽 -脇役の日本史-小泉 和子編
この本からタクワン漬に道具や容器としての日本の樽の発達史が学べます。最初に大陸から九州に技術が伝わり、井戸が土砂で埋まることを防ぐ用途があったようです。このことから遺跡発掘で年代が測定され、草戸百軒遺跡とかの跡をたどると京都に技術が届いたのは戦国時代のようです。ここでまた大陸から台カンナが伝わり、水が漏れない樽というよう気が出来たようです。この樽の廃棄する樽をタクワン漬に使ったようです。腐敗を防ぐためには重石をかける必要があったのです。甕やツボは重石をかけると容器が割れてしまうのです。