年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

万両巻きを買いに神楽坂へ

2022年12月29日 | 宅老のグチ
正月のおせち漬物で今では絶滅しそうな漬物を購入するため、大江戸線牛込神楽坂駅で降りて向かった。大江戸線のA3出口から駅そばの神楽坂5丁目交差点で駅から見ると右折し、上り坂を30Mほど行くと、近江屋という細長い店舗がある。中に入って万両巻きがあるかと聞くと目の前にあった。1本100円。自家製という。
 写真で大きさがわかりにくいのでボ-ルペンを入れて撮影。味は正月の楽しみ。普通なら甘い酢漬けである。
 昔と言っても15年ほど前は名古屋の㈱アサダという会社が正月用の漬物として玉椿という名称で万両巻きを売っていた。多くはおせちのセット会社用だった。中国での人件費が安い時代で出来た。今はカタログから消えたようだ。ということは自家製の漬物しか無理ということになる。大根を薄く切って糸昆布で大根を巻く。手作業で多分意味することはお金が万金貯まるということか。
大根、かぶを桂むきにして奉書巻きのようなもの。
 年中販売できない縁起物というので、桂むき以外は機械化できないし、仮に機械が出来ても稼働時間が短く採算が採れない。多分近江屋さんの家族が造るのを止めたら、東京では文献しか残らない気がする。
 味はやはり甘い酢漬けだった。
近江屋 新宿区神楽坂5-32 
もう100年の歴史のある小さな地元の惣菜店。
シルバ-パスを使って行く価値があります。
コメント (1)
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