中国から治安維持系の違反があって、見なされて、逮捕され、投獄され数年後に釈放された日本人の語りを読んだ。
江戸時代までの日本の牢獄の制度の基本は中国から来ていた。そこに日本での慣習が加味されていたと感じる。囚人に対する衛生環境とか食事は最低だったし、生き延びるには外部の支援が必要だった。牢役人に対する付け届けは中国でも日本でもあって、この付け届けの知識が無いと、拘留中に亡くなることも多かったと思われる。この制度のため、また冤罪が増えるということもある。牢役人の生活維持のため、地獄の沙汰も金次第と言う言葉を生んだ。
今中国の経済が停滞から低迷に向かっているが、日本の投資を期待すると駐日大使が言っていても、設備更新程度で投資拡大と言っている企業は少ないと感じる。華僑系の付き合いの情報が東アジアの仕事で重要と知っているが、この情報交換が監視中国で証拠となり、投獄理由となるし、仮に放免されても委縮する。そんな世界でサラリ-マン日本人社員で中国に行こうとする駐在者はギャンブルとしか思えない。
釈放された人の話で牢獄の状況が大げさであると気にしつつ、日本では手紙を出せる。もちろん検閲があっても出せる。
明治日本の最大の問題は不平等条約改正で。関税自主権、検疫権、裁判権だった。この裁判権の問題で拘留中に病気で亡くなることが多いと指摘され、近代的な監獄が整備されてきて来た。
ある旅行系の中国人ユ-チュ-バ-が顧客の日本行きのビザ申請で上海の住人が資産価値のある住まいがあっても納税証明が出せなくて日本の1年ビザしか取れないという。このことは日本では当たり前で脱税する人は日本には不向きなのである。前は中国人は不法就労の人だったが今は投資の人で、税金を払わないということはゴミと同じで病気治療で日本に来ると想像できる。アメリカと違って日本で出産しても日本国籍は取得できない。色々な性善説に基づく規則が今狙われている。
過去の羽振りの良かった中国人が日本と同じように引きこもりになっていると感じる。彼らの節約行動が長い休みでどこで過ごすか次第に漏れてきている。東アジアの4国の低迷は不動産高騰による消費の低迷でさらにデジタルで中間管理者が少ないため、一部の富裕層と貧民しかいなくなってさらに消費が減る。
とにかく経済のスピ-ドと変化が激しく、どうも高学歴は普通にある体力的仕事に不採用となりやすい。今の日本ですべての仕事に対応できることは体力と思う。学歴が邪魔になる時も増えそうだ。築地で仕事をしていた時、豊洲移転まで時間が無かったので、シルバ-人材を依頼したら、高学歴で労働法の知識があって緊張した。