「三つ子の魂百まで」
■ 豊かな食文化のフランスでは市販の離乳食も種類が豊富だと聞く。幼少期の食生活が味覚に関する能力を決定づけているのかもしれないな、と思う。また優れた音楽家が幼少期に恵まれた音楽環境で育ったということも聞く。スポーツ選手についても然り。
「三つ子の魂百まで」という言葉から幼少期の生活環境の重要性を知る。
ヨーロッパには銀のスプーンをくわえてきた赤ちゃんは幸せになれるという言い伝えがあって、誕生に合わせて銀のスプーンを贈る習慣があるとのことだが、日本は木の文化、だから木のスプーンが似つかわしいのではないか。赤ちゃんが最初に触れる木のスプーン。母親の愛情が木のぬくもり、優しい感触を通して赤ちゃんに伝わる。
松本市では平成19年の8月から赤ちゃんの4か月検診にあわせて手づくりの木のスプーンをプレゼントしているそうだ。
先日このスプーンを扱っている松本市内の友人の店を訪ねた。店でテーブルの上にスプーンとフォークのセットを並べてみた。手づくり作品の独特の味わいがなかなかいい。松本近在のクラフトマンが長野県産の広葉樹でつくっているそうだ。
このファーストフォークをある方にプレゼントした。松本市から贈られたファーストスプーンとペアになってとてもうれしいとお礼のメールが届いた。