1444 北杜市高根町箕輪 4柱4○形倉庫またぎ 2023.02.05
■ 倉庫をまたぐ架台の上に火の見櫓を建てている。架台の上の脚部は正面がトラス脚で残り3面がブレース囲い。
屋根の四隅に隅角。手すりの繊細な飾りがリズミカルで好い。
1444 北杜市高根町箕輪 4柱4○形倉庫またぎ 2023.02.05
■ 倉庫をまたぐ架台の上に火の見櫓を建てている。架台の上の脚部は正面がトラス脚で残り3面がブレース囲い。
屋根の四隅に隅角。手すりの繊細な飾りがリズミカルで好い。
1443 北杜市高根町箕輪 火の見梯子控え柱付き 2023.02.05
■ 北杜市須玉町まで移動、昼食。その後国道141号で北上する。同市高根町箕輪まで来て、火の見櫓が同時に2基前方視界に入ってきた。これ程近くに2基立っているところを見るのは初めて。この2基はおよそ60mしか離れていない(ネット上の地図計測による)。
手前の火の見梯子から。控え柱2本で火の見梯子を支えている。見張り台を支える方杖を柱の同じ位置から出している。端部をつぶして平らにして、柱とボルト留めしている。梯子残端部のボルト留めの様子も分かる。錆がひどく、支柱に穴が開いていた。
(再)北杜市長坂町富岡 JR日野春駅の近く 4柱44型トラス脚 2023.02.05
■ この火の見櫓も前稿の火の見櫓と同じように、踊り場の張り出し部分は後付けではないかと思われる。ただし梯子は内付けだから、踊り場の面積不足を補うことが増設の目的だったのでは。昨年12月に見た時は踊り場には注目していなかったようだ(過去ログ)。
(再)北杜市長坂町日野 4柱44型複合脚 2023.02.05
■ 昨年12月にこの火の見櫓について書いた。その時、脚部について、なぜ正面だけアーチ部材を用いて他のトラス脚と変えているのか、理由は分からないと書いた。また、踊り場の持ち出し部分は後付けかもしれないとも書いた。過去ログ
この火の見櫓を5日に再び見て、建設当初、梯子は外付けではなく、内付けだったのではないかと思い至った。そうだとすると、脚部の形状を正面だけ変えて、開口を大きくしてあることや、踊り場の持ち出し部分が後付けだと思われることが理解できる。踊り場の床を見ると、下地材(根太に相当する部材)3か所の内、中央だけ、ダブルになっている。当初は内側に梯子を掛けていたために床面は半分しかなかった、と推測できる。このことを裏付けるようなこと、持ち出し部分に有った手すりの撤去跡などを探そうとしたが、分からなかった。残念。
(再)3柱1構面梯子屋根見張り台付き(高さかせぎ地形利用型)2023.02.05
■ 国道20号から県道617号に入った。予めコースを決めていたわけではなく、適当に決めた。だが、この火の見櫓が見えて、昨年12月にも、それ以前にも通ったことに気がついた。ということで、この火の見櫓は既に2回、2012年と2022年に見ている(過去ログ)。どうやらどこで曲がるかというような判断にもクセがるようで、同じコースを走るということを時々経験する。
今回は真正面から全形を撮った。ヴォールト(かまぼこ形)屋根もU字形の見張り台も大きさを梯子の幅に合わせて決めていることが分かる。
鋼管製の支柱と同梯子桟をボルト接合していることが分かった。昨年12月に見た時、このことを確認していなかった。ブレースにパイプ式ターンバックルを用いていることにも気がついた。やはり複数回見て初めて気がつくことがある。
この先にも火の見櫓が立っている・・・。
(再)北杜市白州町台ヶ原 火の見梯子控え柱付き 2023.02.05
さすまたのような形の控え柱で梯子を支えている。こうして見上げればおもしろい造形。上の半円は体を預けるためのもの。
1442 北杜市白州町白須 4柱44型トラス脚 2023.02.05
■ 旧甲州街道を更に進む。国道20号沿いより火の見櫓遭遇確率が高いだろう。簡易な火の見櫓が続いていたけれど、これは大型。屋根の反りがきついことに気がついた。
脚元に2色の消防信号板と消火ホース格納庫。
とんがり屋根、長い避雷針、半鐘を取り囲むように設置されたスピーカー。
踊り場に注目。小さい輪っかを2個使い、台形の開口をつくっている。
脚元に火除けの神様、秋葉様。
(再 過去ログ)北杜市白州町白須 4柱44型ロング三角脚
■ なぜこのような形にしたんだろう・・・。ひのみ友だちがインスタにアップしたこの火の見櫓の写真に群馬のヤグラーさんは、抜け殻♪ とコメントしていた。なるほど、抜け殻か・・・。櫓の下側の四角いところ(幾何学的にまともな捉え方だと直方体のところ)に詰所を建てようと計画していたけれど、断念したとか? 諏訪郡原村には下の写真のような実例がある。*1
詰所(屯所)と火の見櫓の位置関係、この場合は前面道路に対して詰所を前に火の見櫓を後ろに建ててある。道路と詰所、火の見櫓の位置関係に注目しなければ・・・。
外付け梯子から踊り場に入る開口部のデザインがなかなか好い。
*1
絶妙な納まり
1441 北杜市白州町白須 火の見梯子控え柱付き 2023.02.05
■ 旧甲州街道を更に南下して、この火の見梯子と出合った。控え柱付きの簡素な火の見梯子。この写真だと、控え柱の上端がどこを、どのように支えているのか分からない。よかった、別の方向から写真を撮ってあった。
1440 北杜市白州町白須 4柱1構面梯子型
(4本の柱で構成される4構面の櫓で1構面が梯子)2023.02.05
■ 旧甲州街道を進む。生け垣が続く白州町白須の集落。生け垣に挟まれるように火の見櫓が立っていた。柱が4本の立体構造、1構面梯子4柱櫓という型に分類される。
表面が平滑、つるりんちょな半鐘を吊るしてある。櫓の内側に木槌も掛けてある。訊けばこのあたりでも半鐘を叩くことはもう無いようだが、半鐘だけでなく、木槌も掛けてあると、現役感があって好い。