左(上):朝日村針尾 右(下):朝日村小野沢
■ 火の見櫓のある風景で取り上げた2基の火の見櫓。どちらも3柱1構面梯子33型(屋根と見張り台の平面が3角形)という同じタイプ。でも細部を観察すると両者の違いに気がつく。例えば屋根。
ともに反りのついた3角錘(平面は3角形)の屋根だが、右(針尾)の屋根には蕨手が無い。びっくりするのはてっぺん。尖がった先っちょまで一体にしている。これはすごいとしか、言いようがない。
火の見櫓のある風景を見て終りではなく、細部まで注意深く観察したい。
先端部 溶接してシームレス(材料の一体化)にしている。