透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

460 常総市水海道宝町の火の見櫓

2014-03-07 | A 火の見櫓っておもしろい



 T君とは一緒に仕事をする機会が多い。そのせいか彼の火の見櫓センサーも敏感になっているようだ。で、先日茨城県に出張した際、この火の見櫓を見つけて観察してきてくれた。写真を撮ったのは同行していたY君だと聞いた。

 
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この火の見櫓は『火の見櫓 地域を見つめる安全遺産』/鹿島出版会に紹介されているが、掲載されている遠景写真には脚元が写っていない。脚元がこんなことになっていたとは・・・。



円い見張り台に8角形の小屋が載っている。これもレア。



見張り台にも上の踊り場にも半鐘が吊るしてある。手すりの外側の丸鋼の横架材は消火ホースを架けるためのものか。



下の踊り場のフレームの構成がなかなかおもしろい。



コンクリート製の脚を初めて見た。



鉄骨造だった脚の部分を後から鉄筋コンクリートで補強したと考えるのが妥当ではないか。結果、脚部は鉄骨鉄筋コンクリート造となり、混構造の火の見櫓となったというわけだ。

どうやら茨城県には変わった火の見櫓(藤森照信さんの表現に倣えばヘンな火の見櫓)があちこちに立っているらしい。出かけて直接観察しなくては・・・。


 


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