(再)塩尻市広丘郷原 善光寺西街道郷原宿近く 3無無無型 脚・屋根・見張り台 無しをこのように表記するのが良いのかどうか。 撮影日2021.11.28
■ 櫓のてっぺん近くに小さい切妻屋根がある。以前はここに半鐘が吊り下げられていたに相違ない。だが、今は櫓の中間に半鐘が吊り下げられている。櫓のてっぺん近くまで登って半鐘を叩くのが大変だからというのが移設の理由、他には考えられない。できることなら小屋根も一緒に移して欲しかった。小屋根は地域の人たちの半鐘を大切に想う心の象徴だと思うから。少し離れたところから全形写真を撮っていて、脚元が気になって近くに行ってみた。
原因は分からないが、元の脚が曲がってしまっている。それで別の部材で補強している。横架材にも斜材(ブレース材)にも孔がある。何か不要な材を間に合わせ的に使ったのかもしれない。
火の見櫓は姿形もいろいろ、保存状態もいろいろだ。