透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1038 伊那市西箕輪の火の見櫓

2018-08-22 | A 火の見櫓っておもしろい


1038 伊那市西箕輪中條 4脚44(面取り)KP4型 撮影日180819

 夏休み最後の19日、伊那方面へ出かけて来た。火の見櫓巡りと飛地カレーを食べることが目的だった。この日は11基の火の見櫓を観た。 

この日8基目の火の見櫓(7基目は初見ではないので掲載を略す)も4脚44(面取り)4型で外付け梯子という一般的なもの。脚部の2構面、2脚も既に観たタイプ。高さは14mくらいだろうか、櫓の末広がりのカーブが滑らかで美しい。後日、この日に観た火の見櫓の全形をまとめて掲載したい。型の共通性が確認できると思う。



何稿か前に書いたが、このようにしたから見上げるアングルだと屋根と見張り台の構成が分かりやすい。屋根を支える柱と横架材の取り合い部分に火打ちを設けている。きちんとしたつくりであることが見て取れる。見張り台の床下もずいぶん頑丈なつくりだ。



踊り場とカンガルーポケット。この部分もきっちりつくられている。



脚部の上の横架材に斜材を入れて補強している。構造的な配慮がここにも見られる。同じように見える火の見櫓だが、よく見ると皆違う。やはり火の見櫓は十基十色だ。


 


1037 伊那市西箕輪の火の見櫓

2018-08-21 | A 火の見櫓っておもしろい


1037 伊那市西箕輪上戸 4脚44(面取り)KP4型 撮影日180819





 高さ15mくらいの火の見櫓。美しいプロポーションにはこのくらいの高さが必要だろう。

どの方向からも建物や電柱、樹木が邪魔になって、全形をきちんと撮ることが出来なかった。



屋根の形が整っていて美しい。



消火ホースを掛ける作業用の床面が設置されている。床面より上に横架材があって、梯子から移動するのに邪魔になるのではないか。いや、案外邪魔にはならないのかも知れない。



この火の見櫓もブレース入りの構面が2面、脚2本という構成。梯子を櫓の外側に掛けてあるから、脚が無くて4面ブレース入り構面でも差支えない。この構成に何か合理的な理由があるのだろうか・・・。4本ともきちんと脚になっていたら、美脚なんだけどな~。


 


1036 伊那市西箕輪の火の見櫓

2018-08-21 | A 火の見櫓っておもしろい


1036 伊那市西箕輪上戸 4脚44(面取り)型 撮影日180819

 この火の見櫓の高さは消火ホースを掛けるフックの位置からして11mくらいか、やや低めだ。美しいプロポーションの火の見櫓にはそれなりの高さが必要だということが分かる。やはりもう少し高い方がプロポーションが好い。





カメラを火の見櫓に向けて構えてから、「何を撮りたいのか、伝えたいこと最も的確に捉えるアングルか」ということを自問、確認してから撮りたい。見張り台と屋根を写した2枚の写真②と③はアングルが違う。

屋根と見張り台の大きさのバランス、頂華や蕨手の形を撮りたいのなら②、屋根や見張り台がどうなっているのか、構成を撮りたいのなら③。②だと屋根の下地や見張り台の床の構造がよく分からない。



脚元の様子。ブレース付きの構面が2面、脚が2ヶ所という構成。櫓内部に入りこむためなら、正面にだけ開口があればよいのに、なぜ?

このような構成になっていても4脚というタイプ分けは不合理、表現方法を再考しなければ。


 


1034 箕輪町西箕輪の火の見櫓

2018-08-20 | A 火の見櫓っておもしろい


1034 上伊那郡箕輪町西箕輪吹上 4脚44(面取り)KP4型 撮影日180819

 4脚44(面取り)KP4型に外付け梯子は南信方面によくある型か。きちんと統計的に処理すればはっきりするが、そのずく(*1)が無い。
 


中箕輪富田の火の見櫓の蕨手(右)とは形が違う。





1面だけ「脚」ではない。何でだろう・・・。


*1 ずくは長野県の方言 物事を成し遂げようとする気力、やる気。


1033 箕輪町中箕輪の火の見櫓

2018-08-20 | A 火の見櫓っておもしろい


1033 上伊那郡箕輪町中箕輪古田 4脚44(面取り)4型 撮影日180819

前稿の火の見櫓には脚が無かったが、この火の見櫓にはきちんと脚がある。もう何回も繰り返し書いているが、やはり火の見櫓には脚があった方が断然良い。見張り台のスピーカーは残念だが、形が整っていて美しい。架けてある消火ホースの様子から、この火の見櫓の高さはおよそ12mくらいだと見当をつけることができる。



蕨手もこのくらい巻いていると「蕨(わらび)」という感じがして好い。



踊り場の手すりの凝った飾り。小屋根の下に吊り下げられた乳付き半鐘



この火の見櫓も錆止め塗装をしてあり、消防信号板の表示を読み取れなかった。南信方面の火の見櫓には外付け梯子が多いという印象、なんとなく。


 


1032 箕輪町中箕輪の火の見櫓

2018-08-19 | A 火の見櫓っておもしろい


1032 上伊那郡箕輪町中箕輪下古田 4脚44(面取り)型 撮影日180819

■ 塗装したばかりなのだろうか、ピカピカの火の見櫓だ。この様子を見て、007の「ゴールドフィンガー」に出てくる全身ゴールドの女性を思い出した。火の見櫓はシルバーだけど。

なだらかな曲線を描いて末広がる櫓はやはり美しい。見張り台のスピーカーは異物としか言いようがない。



見張り台はごちゃごちゃ。



櫓はピッカピカ。



脚元に付けられている消防信号板も錆止めのシルバー塗装で信号表示が読み取れない。


 


飛地カレー

2018-08-19 | F ダムカレー


東西に分断されている南箕輪村を表現している「飛地カレー」


飛地カレーを提供している「味工房」は農産物直売所に併設されている。

■ ネット上の地図を見れば分かるが、上伊那郡南箕輪村は間に入りこんでいる伊那市によって東西に大きく分断されれている。ごく少ない面積の飛び地がある自治体は少なくないだろうが、ほぼ等しい面積(19.2km2と21.7km2)で飛び地している自治体って他にあるのだろうか。

村内の農産物直売所のカフェで村のこの地理に見立てた「飛地カレー」を提供していて話題になっているということを今年の5月に新聞記事で知った。それからいつか食べに行きたいと思っていたが、夏休み最終日の今日(19日)行って来た。

かわいらしいデザインの皿(直径27cm)を分断するよう盛り付けられたごはんの両側に色の違う2種類のカレーがよそわれている。うっかり味比べをし忘れたので、共に辛いカレー、ということくらいしか分からなかった。仮に味の違いが分かったとしてもそれをレポートすることは私には無理、できなかったと思う。

値段はドリンク付きで1,100円(税込)。本稿は便宜的にダムカレーのカテゴリーにした。


 


戸隠神社中社の狛犬

2018-08-18 | C 狛犬



そうだ戸隠、行こう。 

 急に思い立って戸隠まで出かけてきた。戸隠神社は奥社の杉並木の参道が有名だが、かなりの距離を歩かなければならないことが分かり、偶々車を停めた駐車場近くの中社のみ参拝した。場所すら長野市の郊外ということしか分かっておらず、カーナビ頼み。やはりある程度、下調べは必要だ。戸隠神社が奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成る神社、ということすら知らなかった。御朱印のことは全く頭に無く、御朱印帳は持って行かなかった・・・。

まあ、今回は中社の狛犬と火の見櫓を観て来たことで良しとしておこう。また出かける機会があるだろう(などと思っていると、もう無いかもしれない・・・)。

 
建立年不明 古い年代の狛犬だと思われる。


 
建立年 昭和46年5月

 

昭和18年5月の建立だと思う。やや不鮮明だが、台座に刻まれた建立年を読み取った。筋肉隆々、たくましい狛犬だ。昭和46年建立の狛犬とは姿や表情がかなり違う。かなり古い狛犬は犬に似ていたりして、姿はユーモラスだが、このくらいの年代のものが好いかな。


 


「リビング・デイライツ」

2018-08-18 | E 週末には映画を観よう

週末は映画を観よう

 007の4代目ボンド、ティモシー・ダルトンの初作品。ストリーは省略。ロジャー・ムーアが演じたボンドの時のようなコミカルな要素は全くなし。いや、ボンドとボンドガールのかわいいチェリストが敵の追撃をかわしながら、チェロのケースをそり代わりにして雪面をすべり下りる場面は何だか滑稽で、やはりロジャー・ムーアの方が似合いそうだ。ロジャー・ムーアが言えばピッタリな冗談もダルトンには似合わない。

ダルトンのボンドはロジャー・ムーアのように女好きではなく、硬派な若者といった雰囲気。従ってな場面も少ない。「第三の男」の舞台にもなったウィーンの遊園地の観覧車(「第三の男」の観覧車と同じかどうかは分からない、違うような気がする。新しくなったのかも知れない)でのと、お決まりのラストのくらい。本格的なスパイ映画の雰囲気が漂う。

Mの秘書のマネーペニーも今回は若返っていて、イメージ一新。美人なおねえさん(キャロライン・プリス)に。僕はおばちゃん(ロイス・マクスウェル)の方が好きだなあ。でもおばちゃんはロジャー・ムーアと一緒に引退している。

DVDには本編とは別の付録がついているが、そこで監督の奥さんが「男性の観客は自分がボンドになった気分で映画を楽しむ。女性は彼の女好きにあきれながらも、自分が相手なら彼も変わると思う」とコメントしていた。僕はアルコールなブログに同じ内容のことを書いた。やはり、そうなんだよ。


 


1031 長野市信州新町の火の見櫓

2018-08-18 | A 火の見櫓っておもしろい


1031 長野市信州新町日原東 3脚3〇型 撮影日 180817



■ 長野から国道19号で松本に向かう。国道沿いにも火の見櫓が何基か立っているが、車を停める適当な場所が無くてパスする。今回、辛うじて車を停めることができ、大慌てで写真を撮った。場所は信州新町日原東。脚元は塀に隠されていて見えない。