『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

心は育たないよなぁ・・・・・

2006年12月02日 | Weblog
今日は久しぶりに娘のスイミングクラブへ行き
バタフライにチャレンジしているところを見学。
娘は運動が苦手なので、なかなか上達しないのだが
それでも以前に比べるとだいぶ形になってきている。
あとは肩がもう少し上がってキックのタイミングだけ。

娘が「私は運動神経が鈍いから水泳だけ・・・それも上達が遅いし・・・・」
とちょっと弱音を吐いていたので
「何か一つ出来りゃいいのさ、サッカーの上手いお相撲さんとか、そんなに居ないよ」
娘は少しだけ納得した様子。でも、悔しさがあるうちは大丈夫。

行き帰りの道は、枯葉が歩道一杯に落ちている。
娘の中学校では落ち葉の掃除を、各クラスが順番でやるらしい。
そんな話を聞いて、僕の子供の頃の話をしてやった。

僕の通っていた小学校は昔の木造校舎。
教室はもとより廊下の掃除も雑巾がけ。
更にぬか袋(木綿の手ぬぐいで作った袋に米ぬかを詰めたもの)で磨く。
ぬかから出る油が、最初はくすんでいた廊下を
鏡のように光るものに変える。
自分の教室の前だけじゃ物足りなくなって、
300mもあろう長い廊下の端から端まで、
数人の仲間と競争をしながら磨いたものだ。
掃除の後に廊下を見ると床が鏡のように光っていて気持ちがいい。
それだから土足厳禁なんて言われなくても、自分たちが磨いた
廊下や教室は、綺麗にするのが当たり前だった。

娘に落ち葉掃除の話をしてやった。
僕は落ち葉掃除でも、毎日リヤカーを引っ張って学校中の
落ち葉を集めて、今の学校では全く見なくなった
焼却用の穴に捨てに行った。
竹ぼうきだって、落ち葉を集めるときは穂先だけを使って
落ち葉と砂利を分けて集める。
こういうホウキの使い方はやってみないと出来ないもの。

こっそり持ち寄ったサツマイモを火の中に入れて
落ち葉を上に乗せる。
放課後、校庭で日が暮れるまで遊んだ後に、その芋を見に行く。
たまに失敗するが、たいていは自前の焼き芋が出来上がっていた。
数人で少しずつだが分け合って食べる。
こういった楽しみがあったから落ち葉掃除だって率先してやった。

今の学校って、校舎は鉄筋で廊下は土足の床のように汚い。
廊下に転がって遊ぶなんて不可能でしょう。
拭き掃除をしないから雑巾の絞り方も知らない。
畳の掃除をホウキでする場合に目に沿って掃く事も
今では掃除機だから必要ない。

娘が焼き芋の話を聞いて
「そんなことが出来たら学校も楽しいよね」
と、言っていた。
勉強って英語や数学が出来ればいいみたいな今の教育。
心は育たないよなぁ・・・・・
コメント
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