自宅から自転車で5分足らずのところにある三鷹高校。
ここのサッカー部を注目し始めたのは一昨年あたりから。
初めて決勝まで勝ち進んだが、全国大会へは進めなかった。
その時に一年生だったのが、今のキャプテン北見君。
2年後に先輩の無念を晴らすがごとく高校選手権に出場を決めた。
都立高校としては4校目。
だが、過去の都立高校は出場しても1勝の壁が厚く、
期待しないで観ていたほうが多かった。
ところが今回の三鷹高校は、地元チームと言う事もあって
テレビでの応援も、いつもとはちょっと違った。
都立高校として初めて一回戦を勝ち、2回戦、3回戦と挙げた勝利も
3回勝ち進むことでまぐれではないことを実証した。
何しろ、全国大会というのは各県のチャンピオンが集うのだから
都大会の予選とは明らかにレベルが違う。
そんな中で3度勝利してベスト8。
これは本当に凄い。
しかし今日の相手は格が違った。
藤枝東と言えば多くのサッカーファン、とりわけ我々50代のものにとっては
静岡の藤枝、埼玉の浦和と言う場所は
町自体がサッカー中心で動く町として知られていて、
それゆえに、サッカーのレベルが高く
横綱を見るような感覚で捕らえている。
試合は、予想通り藤枝ペース。
ボールを奪っても、自分たちの形に持って行く余裕がない三鷹に対して
藤枝はボールコントロールの質が明らかに違う。
前半に入った1点は、FW河井君の技ありゴール。
浮き玉のパスを、地面に落とさずに決めたシュートは見事だった。
2点目はコーナーキックからの失点。
三鷹は後半になって、やっとボールがつながるようになったが
後方から長いボールを放り込んで、前線のFWが走りこむような
今風のスタイルをやっているようには見えるが、いかんせん
後方からのパスは正確さを欠いて、それを追うFWも
相手を置き去りにするような絶対的なスピードが有った訳でもなく
相手にとってはそんなに怖くない攻撃だったように見えた。
僕の知っている三鷹高校は、中盤がもっと早いパス回しをして
両サイドから攻めあがるチーム。
パスをつなぐ前に、相手のプレッシャーが早く、
ボールがコントロールできない状況で、
自分たちのサッカーが出来なかった。
試合は2:0だったが、点数の差以上に明らかに実力の差があった。
しかし、三鷹は本当に良く頑張った。
都立高校だからではなく、ベスト8と言う結果は本当に凄い。
毎日、自宅の前を自転車で通り過ぎてゆくあの若者たちが
全国大会に出ての快挙である。
おまけに三鷹高校は都内で10本の指に入る名門の進学校。
三鷹高校に入るだけでも、地元では一目おかれる。
明日から、選手達は大学受験の生活に戻るだろう。
大学受験は、浪人しても来年もう一度チャレンジできる。
サッカーの選手権はやり直しが効かない。
それだけに全力を出し切って、思い残す事が無いようにすればいい。
人生において、そういった経験を出来る者は限られている。
そう考えたら、次の目標へも進む事が出来るんじゃないかな?
負けはしたが、ベスト8。
胸を張っていい。
三鷹高校サッカー部。ベスト8おめでとう。
ここのサッカー部を注目し始めたのは一昨年あたりから。
初めて決勝まで勝ち進んだが、全国大会へは進めなかった。
その時に一年生だったのが、今のキャプテン北見君。
2年後に先輩の無念を晴らすがごとく高校選手権に出場を決めた。
都立高校としては4校目。
だが、過去の都立高校は出場しても1勝の壁が厚く、
期待しないで観ていたほうが多かった。
ところが今回の三鷹高校は、地元チームと言う事もあって
テレビでの応援も、いつもとはちょっと違った。
都立高校として初めて一回戦を勝ち、2回戦、3回戦と挙げた勝利も
3回勝ち進むことでまぐれではないことを実証した。
何しろ、全国大会というのは各県のチャンピオンが集うのだから
都大会の予選とは明らかにレベルが違う。
そんな中で3度勝利してベスト8。
これは本当に凄い。
しかし今日の相手は格が違った。
藤枝東と言えば多くのサッカーファン、とりわけ我々50代のものにとっては
静岡の藤枝、埼玉の浦和と言う場所は
町自体がサッカー中心で動く町として知られていて、
それゆえに、サッカーのレベルが高く
横綱を見るような感覚で捕らえている。
試合は、予想通り藤枝ペース。
ボールを奪っても、自分たちの形に持って行く余裕がない三鷹に対して
藤枝はボールコントロールの質が明らかに違う。
前半に入った1点は、FW河井君の技ありゴール。
浮き玉のパスを、地面に落とさずに決めたシュートは見事だった。
2点目はコーナーキックからの失点。
三鷹は後半になって、やっとボールがつながるようになったが
後方から長いボールを放り込んで、前線のFWが走りこむような
今風のスタイルをやっているようには見えるが、いかんせん
後方からのパスは正確さを欠いて、それを追うFWも
相手を置き去りにするような絶対的なスピードが有った訳でもなく
相手にとってはそんなに怖くない攻撃だったように見えた。
僕の知っている三鷹高校は、中盤がもっと早いパス回しをして
両サイドから攻めあがるチーム。
パスをつなぐ前に、相手のプレッシャーが早く、
ボールがコントロールできない状況で、
自分たちのサッカーが出来なかった。
試合は2:0だったが、点数の差以上に明らかに実力の差があった。
しかし、三鷹は本当に良く頑張った。
都立高校だからではなく、ベスト8と言う結果は本当に凄い。
毎日、自宅の前を自転車で通り過ぎてゆくあの若者たちが
全国大会に出ての快挙である。
おまけに三鷹高校は都内で10本の指に入る名門の進学校。
三鷹高校に入るだけでも、地元では一目おかれる。
明日から、選手達は大学受験の生活に戻るだろう。
大学受験は、浪人しても来年もう一度チャレンジできる。
サッカーの選手権はやり直しが効かない。
それだけに全力を出し切って、思い残す事が無いようにすればいい。
人生において、そういった経験を出来る者は限られている。
そう考えたら、次の目標へも進む事が出来るんじゃないかな?
負けはしたが、ベスト8。
胸を張っていい。
三鷹高校サッカー部。ベスト8おめでとう。