高校の同窓会

実は今夜は、飲みに行くお誘いが三つあった。

一つは、神輿親父の店。
相方が久しぶりに店に顔を出すとの事で、
直接誘われた訳では無いけれど、遠回しに
『来ないか？』と言われていたように感じた。
でも翌日にその店の照明に手を入れるので、
とりあえず、神輿親父の店に行く話のプライオリティは三番目。

その次が、サッカー部の飲み会。
こちらは僕が主宰するシニアチームではなく会社のサッカー部。
若手中心の社会人リーグのチームで、その中でも僕は最年長。
人数不足のときに借り出される、人数あわせの助っ人なんだけど、
何故か今年は、3試合にフル出場。
チームメイトにサッカーに対する姿勢が合わない人間が居るので、
とりあえず、今年で一線を退くことにしたとは言え、
忘年会に顔だけ出して、会費の足しにいくらか置いて来る程度で
済ませようと思っていた。

そしてもうひとつが、メールや電話で何度も誘ってくれた高専の同窓会。
こちらは年に何回か集まっているらしいので、
普段は全く行かないのだけれど、今日に限ってはサッカー部と
同好会の2足の草鞋を一緒に履いていた、GKのE沢が来るとの事で
久しぶりに会いたい奴が居るので何とか遅れてでも参加しようと思っていた。

ところが、こういう日に限って他にもお誘いが来る。
よりによって、衆議院選に出馬する、我々が後押しするN島氏の
立会演説会が夕方7時からあるというので、動員がかかり
僕はそんなことよりも、久しぶりにN島氏の声が聞きたかったこともあって
演説会を最優先順位にして、出向くことにした。

我々が必死に選挙運動をして当選まで漕ぎ着けたN島氏。
いまや国政の場では、国防の第一人者。
折りしも、北朝鮮のミサイル問題で選挙の遊説にも出られないとか・・・
しかし、この男は間違いなく政治を『国』と言う単位で考えてる。
その話を聞いてやっぱり政党じゃなく
『この男に国を預けたい』と思ったね。

それが終わって、通りがけにサッカー部の連中が
宴会をやっているはずの焼肉店へ出向いたが、誰も居ない・・・・
どこかに場所を変えたのか？欠席と伝えてあったから
連絡をしなかったのかも知れない。
とにかく行き先が解らないので、仕方が無くここは諦めて
次なる、同窓会会場の高田馬場へ向かう。

高田馬場に着いたのが九時。
みんな遠くから来ているので、帰りの時間が気になってる。
僕が後れて行くと聞いて、待っていてくれるというE沢。
連中が1次会を終えて店から出てきたところで合流。
なんと37年ぶりに再会する、懐かしい顔が沢山居た。
U田、T屋、K宮、K山、K林、N井、それにE沢・・・
本当に久しぶりに会って、その後2時間くらい一緒に飲んだかな？

一瞬、参加するのが面倒臭くなって止めようかと思ったけど
懐かしい皆の顔を見て、良かったかな？
ただ、この会合にはちょっと違和感があったんだけどね・・・・
それはまた、後日書くことにしましょう。