昨日から次回の劇団公演の稽古が始まりました。
と言っても、まだ台本の読み合わせ『本読み』です。
例年は座長が台本を読みながら進めるのですが
今回はそれぞれの役を、本人が読みながらイメージを作る
今までとは違ったアプローチで芝居に入るようです。
僕は、先週配られた台本を何度か読みながら、自分の役どころや
役のイメージをそれなりに考えた役作りをして、本読みに臨みました。
でも、やっぱり台本を読んできていない人が随分居ましたね。
こう言うのって、解ってしまうから面白い。
そういう人は台詞を読んでいるだけで、その役がどんな役なのか?
それをどういう風に作って行くのか?
と言う点で、既に出遅れてしまっている気がします。
座長が何かを要求すると『はい、頑張ります』って返事をする。
座長は『頑張っちゃいけない』って、肩すかしする。
そうなんですよ。
最近僕は、仕事に限らず全て『頑張る』のではなく『楽しむ』に
考え方を変えるようにしています。
これは昔から、物事に対する僕のスタンスだったのですが
いつの間にか『楽しむ』から『頑張る』になっちゃってた。
それだから何か、自分がやっている事に違和感を覚える。
遊びでも、楽しめるまでのレベルに行かないと楽しめない。
遊びだから、寸暇を惜しんでやったり、そのための時間を作る努力をする。
これは好きじゃ無ければ出来ないのですよ。
本来、遊びなんて努力してやるものじゃない。
好きだから、自然にそのための時間を作ったり、練習したり・・・
そういった事を自発的にやるものです。
だからこそ、一生懸命になる。
一生懸命になると、不思議と結果に関係なく楽しくなるのですよ。
楽しいからさらに一生懸命になる。つまり『頑張る』のですね。
僕の持論に『遊びの出来ない人間は、仕事も出来ない』と言うのがあります。
僕は仕事が出来るとは思って居ませんが、少なくとも苦しい仕事も
それなりに楽しんでやって来ました。
どうせ同じことをやるなら、楽しもうっていうのかな?
その結果、そこそこの成果が得られてきたのも事実です。
芝居に限らずアマチュアが何かをやる時に、一番大事な事は、
まず『楽しむ』事だと思いますね。
特に音楽や芝居は、やっている本人が楽しまなければ
観ている人が楽しめる訳が無い。
そういう意味ではスポーツも一緒かも知れないですね。
来年5月連休まで、楽しみながら稽古しようと思います。